第1章 勇者パーティーを追放されて途方に暮れる俺 第1節 おまえ俺らより目立ってるからクビな。
俺の名前はキリク・バール。とある勇者パーティーに所属していた。しかし、突然その勇者パーティーから抜けるように言われたのである。
勇者パーティーは勇者ケイン・バドワイザー、戦士ミリシア・ジャンヌ、神官マリア・ミューストンであった。
そして、俺の元々のポジションは魔導士であった。魔力は永久的尽きない体質であったため、どんな大魔法をつかっても魔力が枯渇することはなかった。
しかし、そんな俺を勇者パーティーのメンバーは「俺たちが眼立てないだろ!だからおまえいらね!」といい俺を追放したのであった。
そんな追放された俺は実家に帰ってのんびりと魔法の研究をしていた。
勇者パーティーを追放された俺にやさしくしてくれたのはレニャス・ハーツ俺の幼馴染だった。心の傷を癒してくれたのであった。
そのかいあってか俺は魔法の研究をしてオリジナルの魔法を研究していたのであった。そして、研究のいっかんとして魔道具も作るようになっていた。
魔導具をつくる過程で生活用の魔道具をつくっていたのであったがこれが大当たりで、俺はそこから収入を得ていたのであった。
勇者パーティーから追放された俺は完全に立ち直っていたい。いまとなってはバカらしい理由で追放されたけどそんなことはきにしなくなっていた。
「レニャス。魔道具の材料はそこに置いておいてくれ。」
「うん。わかった。」
幼馴染のレニャスは今では俺の店で働いてくれていた。今では彼女に好意を感じるようになっていた。
「ねえキリク。勇者パーティーから追放されてよかったね。あんな人でなしの集団にいなくて正解だったよ。」
そうなのである。勇者パーティーの悪評は王国中に知れ渡っていたのであった。それを知った王様は勇者パーティーに注意をしたのであった。
しかし、勇者パーティーは王様の注意を気にせず、自分は勇者なのだと言って威張っていたのであった。
勇者パーティーは俺を追放したあと俺の代わりになる魔導士をさがしていたのであった。しかし、俺のように代わりになる魔導士も探せていないようであった。
やくに立たなかった魔導士を次々とやめさせたのである。
「ねえきいた?キリク。あのあと勇者パーティーはキリクに代わる魔導士を募集してもなかなか見つからないらしいよ?」
「そりゃそうだ。勇者パーティーは俺が足りなかった火力を俺が補っていたんだからそうなるよ。」
ほかの魔導士は魔力に制限がある。使える魔法も限られてくるだろう。その点俺は魔力が永久的に補充されるのである。そんな俺をパーティーからはずしたらそうなることは当たり前だ。
大魔法だって、そう何度も連発して打てるようになってはいないのだからだ。
たぶんこの大魔法を連発してるので、勇者パーティーからは俺の大魔法連発が目立ちすぎて気に入らなかったのだと思う。
「なにはともあれ、俺のありがたみがわかったろうな。勇者パーティーの連中。」
「でも、キリク。ありがたみの前に悪い噂の勇者パーティーから外れてよかったじゃない。そうでもしなかったらお店軌道に乗らなかったかもしれないよ?」
「それもそうだな。俺がのんびり魔法の研究や魔道具なんかの製作もそれのかげなんだからな。」
そう俺は、故郷に帰ってから画期的な魔道具などを製作したり、オリジナルの魔法を研究していたのであった。そのおかげで俺も村も豊かな生活をおくれていたのであった。
オリジナルの魔法としては無詠唱魔法である。従来の魔法は詠唱をしないといけないのだが、無詠唱魔法はイメージするだけで魔法が発動するのだ。
無詠唱魔法は極めれば、大魔法でも無詠唱で唱えられることである。だからおれとしては大魔法をなんじゅうでもかさねて追撃してとなえられるのである。しかし、既存の大魔法は威力が弱い。
俺の考えたオリジナルの魔法は山を一瞬で灰塵にする爆裂魔法、どんな生命力豊かな森でも一瞬で凍てつかせる氷結魔法である。ほかにもいろいろあるがいっぱいありすぎて2個だけ紹介することにする。
まあそんなこんなで店も構え、順調に売り上げをのばしながら順調に稼いでいた。