僕は疲れています
なにも。なにも、惨めさなんて感じることないのにさ。
けれど。そう思わせるように、そう思えと言わんばかりに意地の悪いことをする。
疲れたなあと僕は思う。
体だって悲鳴を上げてる。
何でもない振りも面倒なのだ。本当に。
まだ懲りないのか。まだ足りないのかと君は思っているのだろうか。
お前が悪いのだ。と、君は言う。
俺は悪くないと、君は言う。
俺より下の癖にと言わんばかりの優劣さを付けてくる。格差付けとも。
行動が、あからさま過ぎて胃が痛い。
人間、上も下もないよ?
上等、下等もないのです。
ただ、惨めに思うのは僕自身の君への羨ましさだとか奥底にあるヒガミみたいなものも在るんだろうと思う。
そこは、素直に僕は認めている。
自分を分析して、外から見る。
だから、はっきり言う。
面倒くさい。君は面倒くさい。くさすぎる。
だから僕は君を要らないことにする。
君が、くれようとするものは僕を苦しめることなのか。
何の気もないのにしているとしたら、君は悪意の天才です。
無垢だからなのか。破天荒、無垢なる者の悪意?
天真爛漫とは言わせませんよ。
だって、傷ついてる様を見て笑う君を僕は見ていた。
悪意のある笑い顔って、歪むんだよなあ。
ほら、悪意があるじゃないですか。
なんにせよ、僕は僕の生を、人生を素晴らしい物に出来たかもしれない時間を選択しそびれた、それだけ。
失ったモノ。選択を間違えた故に、諦めるしかなくなった僕の夢の一つ。
ああ。愚かだったと言いたくない。
悔しくてならないけれど。やせ我慢だとしても。
だってさ、頑張ったんだ。その時間の間だって、僕は。
僕には、君は、いらない。
やっと、僕は息が吐ける。息が吸える。そんな気がする。
とらわれていた。
僕は、僕の時間を生きる。
追伸
僕は、君が嫌いだ。
その言葉を出せるまで、随分時間が掛かるわけだけど。