表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の独り言というか、ぼやいてます  作者: あららだなぽな
4/6

寂しいのを僕は隠さない

風が吹いてる。

うん。今日は、爽やかな寂しさかな。

くるくると僕の体を包んで、遊ぶように去っていく。

そういうもんさ。

でもさ。ぎゅうっと寂しいときは、どうしたものか。

ジタバタすることもあるのさ。

やり過ごすのも一苦労なんだよね。

体の奥が、鈍く重い。

気持ちも頭も連動するわけだけど、こっちは冴え冴えとしてる。

研ぎ澄まされて、実に厄介さ。

普段は、眠たがりな頭なのに。

まあ、僕は寂しいを寂しいと認めることにしてる。

つまらない、やせ我慢はしないんだ。

だから、こっそり寂しいと口に出してみたりもする。

自分の中から、言葉で飛んでってくれるときもあるんだから。

寂しいと寒くなったりもするからさ、暖かくしてみたり、ね。

ぬくぬく、ふんわり、もこもこのとかさ。

温かくて美味しいの。


寒いのはいけない。寂しくなるからね。

だから。いつも、あたたかくしておくれよ。


~抱きしめる

両手で一杯で自分を抱きしめることはできないけどさ

やっぱり、寂しくてどうしたものか

ぎゅうってなって、ぎゅうって暖かくなりたくなるときもあるのさ

右手で何かの思いを、ぎゅうと握りこぶしで抱きしめて

胸に押し当てる

左手で、優しく右手を抱きしめる

右手の柔らかさと自分を労って

左手の優しさと温もりで

胸に、ぎゅうってするとさ

ほら、あたたかいでしょう?

小さな自分を抱きしめるようで、抱きしめているようで

なんだか楽になるみたいだ

愛おしく自分を大事にしたって良いんだからさ

祈るようでもあるし、

ちゃんと寂しいのも悲しいのも、そういったもんも認めた上で

自分を暖かくしてみるのも良いんだろうな。

だってさ、苦しいときって

落ち着きたいときって

両の手で胸を抑えたりするでしょう?

手を広げたままでも、握りしめたのでも。

知ってるんだよね、きっと。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ