日輪 三
すみません、今回も短いです
昨日、私がどうして話している間に上の空になっていたのかと言うと…。
実は趣味ができたからです!!
それで、将来の事を考え始めたと言いますか。
とりあえずボランティア活動したり生徒会に入るべきかなって思っていて。
まあ私事情はまた今度語るとしよう。
現在、午後14時、放課後の教室にて。
咲に二人で話したいと呼ばれ、放課後残ったのだが。
「えっと、なんで明枝がいるの?あと恭夜くんも」
私の前に立つ咲は苦笑しているので本人たちに直接聞いてみたのだが…。
「何となく筋トレしてから帰ろうかと思って?」
明枝くん、君は絶対違う理由でしょう?と視線で伝えるが伝わっている様子なし。
涼しげな表情で知らんふりを決め込んでいるようだ。
ーー全く、変なところで頑固だよなあーー
しばらく本当に帰るのか確認したが一向に帰ろうとしないので諦めた。
次に恭夜くん。
私は恭夜くんがここに残っている理由がわからないのだが、どうやらその辺は咲が知っているらしい。
「まず陽月を教室に引き留めた理由なんだけど、生徒会やるつもりなんでしょ?」
その事はまあ確かに休み時間にそう話していたので頷く。
「そうだよ?」
そう言うと咲はホッとしたように一息つくと言う。
「それでね、先生に聞いたところ、今回の生徒会の選挙は信認選挙らしくて。それで生徒会に入った時にね、新しい仕事を増やすか考えてるところなんだって」
「つまり生徒会役員として認められた曙にはその新しい仕事とやらを同時進行すると?」
ちょっと遮っての質問になってしまった気がするがそれはあとで謝ろう。
咲は深く頷くと本題に入る。
「それで生徒会役員が毎週水曜日の放課後にカウンセラーのような事をすることになったの」
…は?
普通のカウンセラーの人に相談すればいいのでは?と言う疑問が浮かんできた。
「普段木曜日にいるカウンセラーの先生と似たようにするってこと?カウンセラーの先生は了承してるの?」
疑問が次々と出てきて一々答えてくれる真面目な咲に悪いのだが、納得ができない。
咲が答えていく。
「正確には生徒の意見を直接聞こうって言う仕事なんだけど、カウンセラーの先生は木曜日しか来れないし予約とかも面倒だから、簡単なカウンセリングなら生徒会がってことになったらしいんだよ~。後カウンセラーの先生は了承してくれてるって」
ふむ、まあ確かに直接意見とか聞けたら時間がかからなくて済む。
簡単な相談なら生徒会役員でも可能だ。
カウンセラーの先生は木曜日しか来れない上に予約が面倒で、すぐにでも相談したい簡単な事とか相談し辛いから、生徒会の仕事としても納得がいく理由だ。
「それはわかった。けどなんで恭夜くんが?」
そう言って恭夜くんに視線を移すと、少し間をあけてから咲が説明する。
「私はカウンセラーの資格持ってて、恭夜くんは心理学勉強しててカウンセラーの仕事に就きたいんだって。完全初心者だけじゃ大変だから、実践もかねて先生がお願いしてみたらオッケーしてくれたんだよね?」
そうして恭夜くんを見ると恭夜くんはちょっと恥ずかしそうに俯いて「うん」と呟いた。
ほああぁ…相変わらず素晴らしいボイス、御馳走様です。
「それを伝えるために今日は引き留めたんだ」
咲が帰り支度を始めるとそう言った。
話はどうやら終わりのようだ、が、もう少し聞きたいことがある。
「分担は?」
簡潔にまとめすぎたかな?と少し不安になった質問だけど、咲は笑顔で答えてくれた。
「私と恭夜くんが接待で、陽月は生徒会役員の仕事通り、書記。つまり話している事とかをメモする人だよ」
ちなみに恭夜くんは転々と他も見に行くから、大体私と陽月のタッグかな…と付け加える。
比較的簡単そうでよかった。
こういうことに関しては私は運がいいようだ。
なので笑顔で返した。
「了解!」
そんなやりとりのすぐ近くでは無心で筋トレし続ける真っ赤なジャージを羽織った人がいた。
居たことをすっかり忘れていたのは絶対に言えない。




