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放課後の絵描きさん  作者: 夢迷四季
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赤日 六(微妙に番外編)

今回は笑麻視点、咲視点、彩視点の過去振り返り微妙に番外編、です。

読んでも読まなくても今後の物語に影響はないと思います。

それから三人の視点ではあるものの、主に咲視点がメインで笑麻、彩の視点の話は本当に少ないですが許してください(笑)

~笑麻視点~


 陽月がいないのは本当に大変。

だって咲と彩の暴走を止められる人がいないんだよ!?

そりゃ私が止められればいい話なんだけどさ…。

私は一緒になって盛り上がっちゃう方だから

MU☆RI

なんだよね(笑)

とりあえずこの体育祭予行練習中にまた問題を起こして陽月に怒られない事を願います!


と、考えていたがしかし!無理だった。



「あ!NE〇Sぅぅぅぅう」


はい、私の大好きな大好きなアイドルグループの曲が流れました。

死にました。

前言撤回、私問題を起こさない自信ないわ!

どうせなら怒られてこよう!

もうNE〇Sの曲が流れた瞬間私の考えは180度回転した。

仕方ない仕方ない!


ーーけいちゃんけいちゃんけいちゃんけいちゃんけいちゃんーー


私の心の中はNE〇S


おかげで先生に呆れた目で見られたりクラスメートに苦笑されました。

さらにさらに!保健室から見ていたという激おこ陽月に滅茶苦茶怒られることとなりましたのです。

けれどそんなことを気に留められるほどの余裕が私にはなかった。


~咲視点~


陽月は保健委員の代理で保健室へ行ってしまった。

それは仕方がない。

なので今のテンションのまま体育祭予行練習に臨もう!!!!


ついさっき明枝の持っていたハンカチが体操服のポケットから出ているのが見えて、私の『テルセンサー』が反応した。

気付けば走っていて、ついには明枝と意気投合してしまい、先生や陽月に全力で抑えられてしまうという事態になってしまったのだが…。


ーーまさか明枝が『テル』を知らないであのグッズを持っていたなんてーー


もったいない!!もったいなさ過ぎる!!

あのグッズは抽選でしか手に入らないはずのハンカチなのだ!

それを友達が、興味ないからってくれた、だと…?


「…」


羨ましかよおおおおおおおおお(泣)

うああああああああああああああああ私も欲しいいいいいいいいいいいいい!!!!


「はぁ…私も欲しい。ほしい欲しい欲しい欲しい欲しいあぐわあ」


思わず顔を覆ってため息をつく。

後ろに座っていた笑麻が吃驚したようで声をかけてきた。


「どうした咲!?」


「テルううううううううう」


笑麻が頭に?マークをいくつか飛ばしている。


「さ、咲?一体どうしたの?」


ありゃ?通じてない?

答えたつもりだったのだが(笑)

もう一度言おう。


「テルううううううううう」


ありゃりゃ?さらに引き始めたよ??

よくわからない。

呆れながら笑麻はつまりこういうこと?と、一言添えて言った。


「さっき明枝がテルくんのハンカチ持ってたから、咲もあれが欲しいってこと?」


さっすが笑麻!!

あってる!と言う意味を込めて笑った。

けど笑麻は一言。


「咲、顔ヤバい(笑)」


おお?反応が思っていたのと違う…。

そこでようやく冷静になった私は気付いた。

クラスメートたちが生暖かい目で私を見ていたことに。

途端に恥ずかしくなって思わず笑いだす。


「あはははははは咲何言ってたんだろう(笑)」


ようやく冷静になったか、と言わんばかりの顔の笑麻と、いつの間にか近くにいた川村が小声で言った。


「咲語?(笑)」


「少なくとも皆が理解できる日本語ではなかったよ」


オーノーYA☆RA☆KA☆SI☆TA☆彡

だからみんなあんな生暖かい目で見てたのかあ…って、ちょっとちょっと!!


「早く言ってよ~(笑)」


笑いながらそう言えば、川村のツッコミが炸裂。


「まず言葉になってなかったし話聞いてなかったみたいだし声かけてるのに反応ないしでどうしようもない状態だったから無理」


う、うひょああなんてこと。


「マジか!うあああはっずかしいいあはははは」


いやあ自分でもヤバいとは思っているのだけど、なんか止まりません。

またもややらかしてしまったようです。


「あーまた咲が暴走したー」


「え、今の会話の中に暴走する要素あったの?」


川村と笑麻が半ば呆れながらそんな会話をしているようだが、今の状態だと理解できない。


「あははははははははは」


そんなこんなで体育祭予行練習は過ぎていく。


~彩視点~


私は戦国武将オタクです。

けど二番目くらいに筋肉マッチョも好きです。

なので明枝の使っていた筋肉マッチョの絵がプリントされたタオルは面白かった。


やっぱり好きなものとかは一度だけでも見ておきたいし。


ただ、その明枝の処に走っていたのはよかったのだけど、まさかの暴走して永遠と語り続けてしまった。

先生とか陽月ちゃんには申し訳ないな、と思った。


筋肉マッチョと戦国武将、つながりはあまりない。

しかし少なからず戦国武将も筋肉ついていただろうし。

全く関係ないわけではないのである。

とにかく筋肉は素晴らしい。

一度でいいから素晴らしい筋肉のついた人を描きたいと思う。

その時はちゃんとした画材道具使って本物に近づけられるようにしたいな。


それまでに画力上げときたいので、今日の体育祭予行練習基、体育祭を早く終わらせられることを願う。

それともう一つ。


ーーもう体育祭(予行練習)中は暴走しない!!ーー


そうして気合を入れなおすのであった。

笑麻、彩それぞれの番外編では物凄く細かいところまで書く予定ですので気長にお待ちください。

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