陽光
今回は自分の経験と過去を持ってきて
ほのぼの系にしました!
ギャグ要素も度々入れてます(一応)
放課後、教室が空く時たまに、一人静かに座って絵を描いている男子がいる。彼の名は暁恭夜。不思議なオーラを纏った放課後の絵描きさん…と勝手に私は呼んでいます。
「お姉ちゃーん!朝だよ起きてー!!」
叫び声と間違えそうなくらい大きな声に思わず耳をふさいだいつもの朝。
「おはよーお姉ちゃん」
きらっきらの笑顔でそう言った妹に私は渋々「おはよ」と返す。それに満足したようで、妹はすぐに部屋を出ていった。(全く…妹のせいで凄く気になる夢から覚めちゃったじゃあないか)イラつきながら私は夢で見た出来事をメモして、すぐに着替えて部屋を出た。
いつもより30分も早く家を出た私はゆっくり歩きながら考え事をする。別に何かあるわけではないけど、何となく一人になれる時間が欲しくて、朝早くから学校に向かうというのを毎日続けている。そう言えば今日見た夢は凄く悲しいものだったなあ。男の子と女の子が恋に落ちるけど、女の子の方が病気になって…あれ?それでどうしたんだっけ?
「はあ…」
やっぱり夢って曖昧だな。断片的にしか覚えてないよ。メモしておいて良かった良かった、なんて考えながら川沿いの道を進んで行く。
「あれ?黒川?おーい黒川ー黒川陽月ー!」
後ろからフルネームで呼ばれて思わず立ち止まって振り返る。
「えーっと…あ、明枝?」
そこにはジャージ姿の…いかにも朝のランニング途中です、と言わんばかりの汗を流している明枝太志という男子がいた。
「やっぱ黒川だ。いつもこの時間に学校に来てるの?」
何だろう。見た目筋肉ムッキムキでゴツくて不良にさえ見えてしまいそうな雰囲気なのに、声が高めで優しい話し方だからか、違和感しか感じられない。
「ああ、うん。いつもはもう少し遅いけど。明枝はいつもこの辺ランニングしてるの?」
立ち話も何だからと、明枝が歩きはじめたので、とりあえず気になった事を聞いてみる。明枝はニコニコしながら頷く。
「雨の日はこの時間家で筋トレしてるけど、こう言う晴れた日はランニングしてるんだ!」
顔を輝かせながらそう言った彼に、私は
「へぇ~!すごいね」
とだけ言うことにした。これ以上時間取りたくないし取られたくないからね(汗)案の定明枝は
「じゃ、そろそろ行くわー。またまた学校でなー」
と言って走り去っていった。…え、いや、うん。ちょっと気になったんだけど、と言うか気付いたんだけど…ジャージに小鳥の可愛らしいキャラクターが描かれている。
「あの、見た目で…?ぷっあっはははは!!」
思わず吹き出してしまった。これだから人間は面白いんだ!
ちょっと話がいきなり過ぎた気もしますが、、
ま、まぁきっと大丈夫です!
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