第二話 彼女は誰に見つめられ
今回は極端に短いですごめんなさい。
色々描写を増やせばいいんでしょうが、何せ、よーわからんのです笑
止まってしまい、こんなんできるかぁ!!!ってなってますが、できないならできないなりにやってますので、何卒ご容赦願います。
呼び方:【隊長→先輩】に変更しました。
「理巧先輩!私も研究を一緒にしていいですか?」
私は後先考えず進言していた。いつも私は、ほとんど喋ることはない。それこそ「はい」と「いいえ」で会話を終わらせるくらいに喋らない。そんな私がいきなり喋ったのだ。先輩が驚いた表情になるのも無理はない。だが、すぐに顔を緩ませた先輩は、喜んで了承してくれた。あんな表情になった先輩を見たのはこの時以外には無いだろう。
初めはただの好奇心だった。しらすなんてものを物好きに観察しているこの人は、一体どんな人物なのだろう。この人はしらすに何を求めているんだろう。好きなものはなんだろう。嫌いなものはなんだろう。考え始めるともう止まらなかった。頭の中には常に先輩が居座り、何も手につかないようになってゆく。まるで毒のように身体を、心を蝕み喰らってゆくように。先輩の全てが私を掴み、離さなかった。
そう、私は先輩に恋をしてしまったのだ。
彼女は悩んだ。これまで無縁で、これからもないだろうと思っていた、『好き』という感情を知ってしまったのだ。今まで知らなかった感情に動揺した。だか、ここで思考を止めなかったのは彼女の美点と呼べるところだろう。だが高鳴った心を鎮めることができなかったのは言うまでもない。たった二文字の感情が彼女を支配して、すべてが『好き』で埋め尽くされて抑えきれなくなり、彼女は先輩の前に立っていた。
「先輩!私もレポート作成一緒にしていいですか?」
わ、わ、私は何を言ってるの!こんなこと言う子じゃ無かったのに!ほら!先輩だって驚いて!変な奴だって思われた…
「あ、あぁ。睦葉君が手伝ってくれるなら仕事がはかどるよ。なら、とりあえず、しらすのこいつに餌をやってくれ。悪いが今日はもう少ししたら帰ろうと思ってるんだ。少し熱っぽくてね。あと…」
「あと?」
「睦葉君。今日は研究の手伝いを申し出てくれてありがとう。」
低すぎず、でもよく響く声が耳へ流れ込む。その声に酔いしれ聞き惚れる。やっぱり私好きなんだ、この人のこと。
帰ってしまうのは残念だったが、理巧先輩のありがとうの一言に、自分でもわかるほど私の頬は緩んでいた。
そのせいだろうか、水槽から向けられた彼女への目線にのせられた『なにか』に、浮かれた彼女が気づくことは無かった。
はい、やっぱり短っ!って思いましたよね、ほんとごめんなさい。
ですが、基本的にこんな感じの長さ(?)いや、短さになると思いますので……。
これで、とりあえずは主要人物が5人出てきましたりまだ出てくる予定です。初めてでどんだけ出すんじゃ大丈夫か、と思ってくださる方、安心してください。既に手一杯です!
えと、次話がいつになるかは決めておりません。
気長にお待ちください。




