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桃キ物語

作者: マサ

つい、フッと書きたくなった物です。

・・・





昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んで居ました。

おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。

おばあさんが川で洗濯をしていると上流からどんぶらこ、どんぶらこと桃が・・・・・



っと、ここまで言えば、もう分かると思います。そう、『桃太郎』の冒頭です。


桃太郎・・・・・現代日本を知る者ならば、知らぬ者がいないと()が断言出来る程の超有名なおとぎ話。

桃太郎の子孫がマスクかぶってプロレスラーをやってヒップアタックするヒーローや

電車とバイクに乗り「俺参〇!!!」「最初からクライマック〇だぜ!!!」と叫ぶ某正義の味方など、様々なモチーフにされた物語です。





と、まあ、桃太郎の話はひとまず、脇に置いていて・・・・・

えっ!?大丈夫!ちゃんと回収するから!!


それでは改めて次のキーワードは・・・









『転生』


昨今、話題の異世界物語を()的に簡単に分類すると

『転移』肉体を持ってそのまま異世界に行くパターン。

『転生』魂だけが異世界に行き、生まれ直させるパターン。

『憑依』「転生」に似て魂だけが異世界に行くが元あった存在に割り込むパターン。


になります。


もう少し噛み砕いて例を上げると


『転移』勇者召喚で特殊能力(チート)や資質をプラスされた状態で、魔王等の危険物に突貫して行く物語。

『転生』生まれ直したのに前世の記憶が甦り、後悔しないように資質を磨く。見た目は子供、中身は大人の状態で周りとの摩擦に悩みながら生きて行く物語。

『憑依』ゲームのキャラクターの人生に割り込んで本来、在るべき結末をめちゃくちゃにして、後でその反動に苦しみながら生きて行く物語。


・・・・・・・・うん、かなり悪質な解釈をしていると自覚している。



ここで『桃太郎』のキーワードを回収しましょう。

察しが良い人なら気が付いているでしょうが、俺は『桃太郎』と言う人物に『転生』した人物です。



うん、ここまでなら俺も文句はありません。

でも、この世界がなんちゃって江戸時代風の異世界(ファンタジー)なら警戒の一つや二つしても良いと思うのは気のせいだろうか?


更に言わせて貰えば、ファンタジー系のお約束・魔術・・・・・・・この世界では『妖術』と言う物が在るが、俺は『木』属性の桃の木を扱う遅効性(・・・)の妖術を使う。

俺の妖術は効果が出るまで数日かかります。

ついでに言わせて貰えば、村一番のチビスケ・臆病者と言われています。


そんな俺に鬼退治の旅に出ろと言われた時は「現実を見ろ」と反論しましたが、受け入れて貰えず、強制的に旅立ちました。


道中、バーさんから貰ったきびだんごで『犬』『猿』『雉』っぽいのをお供にして鬼ヶ島に向かいました。



ここまで来ると俺自身、自惚れて鬼退治が出来るんじゃないかと根拠の無い憶測に囚われてしまった。


だから、『犬』『猿』『雉』の裏切りに気付け無かった。


だから、鬼ヶ島の手前で宿を取って一服盛られている俺自身を鬼が誘拐する事に対策が打てなかった。


だから、誘拐された俺が人体改造され、鬼の手先になることを防げなかった。





八つ当たりなのは百も承知で言わせてもらう。


神様(責任者)出てこいや――!!!

俺が主人公(桃太郎)じゃなかったのーー!?」





最後まで読んでくれてありがとうございました。

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