幼馴染み×無償の愛=X
とうとう将也とのデート。亜美の心のモヤモヤを解消する将也の言葉は親切心なのか・・・それとも計算なのか・・
5月28日、木曜日 テスト最終日
「おはよー知佳。」
「また今日も、早く来たの?」
知佳は苦笑いで、亜美のところへ
「もう、許してあげたら?」
「別に許すも何も、そんな男だ女だゆーなら、関わんないでって話なの!」
亜美はふてくされている。
(なーんか最近おかしいなぁ・・亜美。)
「でも、間違ってないよ男どもの意見。」
「え?」
「亜美は男を男として見なさすぎ。逆にさぁ、女として見てくれてんだからイイ事じゃない。」
「別に、洋介と彗にそんな風に見られたくないよ。」
亜美の機嫌は治らない。
(・・・亜美って意外と頑固。)
知佳は、苦笑いをしながら席に行こうとするとドアのところで彗が手招きをしている。
(・・・あたし?)
知佳が自分を指さすと
コクンコクン
彗は頷いた。
知佳は亜美に気づかれないように教室を出た。
「何?」
「亜美まだ怒ってんのか?」
「うん。ご機嫌ななめ。」
「そっかぁ~・・・。」
彗はどよんとしていた。
「別に彗が気にすることないじゃん。」
「いや、何か洋介も元気無い感じなんだよなぁ・・・」
「そう?いつもどーりに見えるけど。」
「俺レベルになると分かるんだよ。」
「そーなの・・・。」
「考えてみたら初めてなんだよ・・。こーゆーの」
「え?」
「洋介と亜美が喧嘩みたいになるの。」
「そーなの?」
「洋介がどんだけ亜美を大事にしてきたかってことだよな。」
彗は何かを悟ったかのように言った。
彗の様子を見た知佳は
「いいんじゃない?恋に気づくにはハプニングも大事よ〈笑〉お互いの必要性が分かるいい機会かもよ。」
知佳は彗に優しく微笑んだ。
「知佳ちゃん・・。」
彗は知佳の優しさに、心が温かくなった気がした。
「ありがと。そーだよな、2人の問題に口出しし過ぎたかも。」
彗は笑顔で前を向いた。
「そうそう、ほっとこうよ。なーんか亜美も変だし。」
「おう、そーだな、今日将也とデートだからそれもあって心配してたんだけど、心配する必要ないよな!」
ゴゴゴゴゴゴ
「えっ知佳・・ちゃん」
「それは話が別っ!デートって何よっ!?」
「あ・・聞いてないの・・」
(・・・あいつぅ〈怒〉)
知佳は怒りの炎に包まれている。
「有希、何か知佳が燃えてるよ。」
「どうしたんだろね、真奈美。」
そして最終日のテストが終わり
《放課後》
「やっとテスト終わったねー。」
「ねぇねぇ、これから4人で遊びに行かない?」
真奈美が3人を誘う。
「いいねーテストも終わったわけだし。」
「あ、ごめんあたし用事あるだ。」
「えー、亜美いけないの!?」
真奈美は残念そうに言う。
「知佳は?」
「あたしは行く。」
知佳は不適な笑みを浮かべた。
(なんか知佳怖い・・・。)
「でも、何の用事なの亜美?」
「あ、1組の若村くんと映画見に行くの。」
「えぇっまさかの本チャンデート!」
有希と真奈美は驚いた。
「いや、デートなのかなぁ?若村君に悪いんだよねそーいわれちゃうと。」
亜美は困惑しながら答えた。
「だって、若村って人の方から誘われたんでしょ?」
「そーだけど・・。」
「じゃあ、絶対亜美に気があるじゃん!」
有希と真奈美はウキウキしている。
「それは無いよ~。誘う人いないからて理由だし。」
「ねぇ、知佳はその人知ってる?」
「うん。」
「どんな人?」
「どんな?チヤらい。」
「マジ?亜美遊ばれないように気をつけな」
有希は笑って言った。
「性格とかじゃなく顔!」
真奈美は目を輝かせて言った。
「顔・・・?あれだよ。」
知佳は教室の入り口を指さした。
3人が入り口を見ると。
「あっみちゃーん♪」
笑顔で手をふる将也の姿。
「あ、ごめん若村君。今行く。じゃぁ、ごめん行くね。」
亜美はそう言って将也のもとへ
「確かにチヤらいね。」
有希は呆然としていた。
「でも、背も高いし顔もイケメンじゃん!亜美いいなぁ。」
真奈美は羨ましがっている。
「ほら、2人とも行くよっ!」
知佳は2人の手を掴んで引っ張った。
「えっ何?!知佳」
「どこにいくの?」
クルッ
知佳は目を据わらせて
「つけるのよ!」
(えっ)
2人はキョトンとしたまま、知佳に強制的に連れ去られた。
コソコソ・・・・
〈ねぇ、何で亜美をつけるのよ?〉
有希は知佳に聞く
〈だってあいつの素性も分かんないし、遊ばれたらどうすんのよっ!〉
〈ホテル連れ込まれたりして~〉
真奈美は楽しそう。
〈変なこと言わないでよ真奈美〉
知佳の顔が青ざめた。
昇降口を出てグラウンドに出る2人
《野球部》
「おい、あれ橘の幼馴染みじゃね?」
「あぁほんとだ、亜美ちゃんだっけか。」
赤津と沢木が亜美を見つけた。
「隣にいんの、将也じゃないか?」
「ほんとだ。橘の幼馴染みとデートかよ〈笑〉」
「部活やってないやつの特権だなぁ。」
「あ、橘!」
「・・はい。」
「お前の幼馴染み将也と付き合ってんの?」
赤津はグラウンドに出てきた洋介を呼び止めた。
「・・さぁ。」
洋介は首を傾げた。
「なんだよ、幼馴染みなのにしらねーのかよお前。」
「あ、赤津先輩、付き合ってないですよ!」
一緒にいた彗が答える。
「そーなの?まぁでも将也は狙ってるんだろーな。」
沢木は、将也たちに視線を送り微笑ましく言った。
洋介と彗も沢木の視線を追うとそこには2人の姿が
(あ・・・。)
彗は2人の姿を見る洋介に目をやった。
表情を変える事無く2人を見る洋介。
複雑な心境で、もう一度将也に視線を向けると、最近見ていない亜美の笑顔がはっきり見えた。
「いいよなー青春。」
赤津はそう言ってその場を離れた。
「沢木先輩、何で将也の事知ってるんですか?」
「将也は同じ中学の後輩で、将也の兄貴は中高、野球部の先輩。去年卒業したんだ。しかもキャプテンだよ。」
沢木は懐かしむように言った。
「そーなんですか!知らなかった・・・。」
「ほら、練習するぞ。」
「はい。」
(・・・てゆーか。知佳ちゃんたち・・あれツケてるのか・・・?)
《亜美と将也》
「でさ、テスト中ずっと唸ってんだよ彗の奴。」
「アハハ、ウケる。彗バカだからね。」
「亜美ちゃんはどうだったテスト?」
「まぁまぁかなぁ。若村くんは?」
「俺はこう見えて、頭いい方だから余裕♪」
将也は、冗談とも取れる言い方をした。
「え?それほんと?」
「さぁどっちでしょう〈笑〉」
「わかんないよー〈笑〉」
亜美は楽しそうに話す。
「ねぇ、若村くんってやめない?」
将也は顔を人差し指で掻きながら言った。
「じゃあ、将也くんでいい?」
「将也でいいよ、皆そう呼ぶし。ねっ。」
将也は亜美の顔を覗き込んだ。
「う、うん。それでいいなら。」
亜美は何か少し照れくさかった。
「よしっ。」
〈ちょっとーそれ以上近づくんじゃないわよッ!〉
知佳は苛々がとまらない
〈でも楽しそうだよ亜美。最近様子変だったけど、なんか安心した。〉
〈うん。うん。ちゃんとデートっぽいね~いい感じじゃーん。えっ様子変だったの?〉
《駅前》
「でも今日誘って迷惑じゃなかった?」
将也は心配そうに聞いた。
「別に迷惑じゃないよ。あっでもデートだとか周りが言うから逆に勘違いされちゃってごめんって感じ。」
亜美は申し訳なさそうに言った。
「気にしないでよ亜美ちゃん、俺デートだと思ってるし。」
「えぇ!?これデートなの?デートってカップルがするものじゃ?」
亜美は赤面した。
「アハハやだなぁ~そんなルール無いよ。男女が一緒に出掛けたらデートでしょ〈笑〉」
「やっぱりそんなもんなの?」
「亜美ちゃんて、最近に珍しい純情派だね〈笑〉」
「バカにしてる!?」
「してないしてない。新鮮でいいなって。」
「絶対バカにしてるー!」
亜美は将也をポカポカ叩いた。
「アハハハ。」
「もう。」
〈なんかいちゃついてる~。〉
真奈美は羨ましそうに呟く。
〈亜美ぃぃぃ。〉
〈ねぇ、知佳もうやめない?なんか悲しくなるわ。〉
有希は知佳の肩に手を置きやめるように促す。
〈そーだよ、やっぱ趣味悪いってのぞき見なんて。〉
真奈美も有希の意見に乗っかる。
「はぁ・・・そうだね・・。なにやってんだあたし・・。」
「良しっじゃあうちらはうちらで遊ぼう!」
「うん。」
知佳達は、亜美の偵察をやめた。
(あんな楽しそうにされたら・・何も言えん・・。)
《映画館》
「まだ時間あるね、ちょっと待ってて。」
「うん。」
将也は亜美を椅子に座らせ、どこかへ行ってしまった。
(そーいえば、洋介以外とプライベート2人になったこと無いかも・・・。)
亜美は急に緊張してきた。
数分後。
「はい。」
将也はジュースを亜美に渡した。
「えっ、ありがと。ちょっと待ってお金払う。」
「いいよ、いいよ。俺のおごり。」
「ダメだよ~。」
亜美は将也の顔を見て言った。
「俺は、自分から女の子誘ったらお金は出させない主義なの。」
将也は優しく亜美を促した。
その表情に何も言えなくなった。
「じゃあ。ごちそうさま。」
「よしっ」
将也は嬉しそうだった。
「洋介と出かける時はどーしてるの?」
「うーん。大体は洋介に親がお金渡してるから・・・。」
「そっか、幼馴染みだとそんな感じなんだ。」
「うん。」
「じゃぁ、こーゆーのって初めて?」
「・・・うん。」
亜美は視線を落とした。
「フフ・・〈笑〉」
将也は亜美の様子を見て笑った。
「笑わないでよっ!」
「ごめん、何か可愛いなって思って。」
カァァァ~・・
亜美の顔は一瞬にして真っ赤になった。
「あっ照れた〈笑〉」
「ちょ、ちょっとぉやめてよ~冗談でもやめて!」
亜美は将也と逆の方を向いた。
(なななななんか調子狂う・・・。)
(マジ可愛いな。)
「将也って、洋介とタイプ真逆だよね。」
亜美は将也に背を向けながら話し出した。
「そーだね。」
「何で洋介と友達なの?」
亜美は顔を将也に向けて尋ねた。
「なんでだろ?クラスメイトで、いつの間にか仲良くなってたってゆーか、あいつ誰にもそーゆー壁作らないから。」
将也は自分自身なんで仲良くなったのか疑問に思った。
「男子ってそーだよね。」
「うん。でも今思うと、俺が付きまとってるだけのような気も・・・〈苦笑〉」
将也は苦笑いをした。
「あはは、確かに洋介って親友とか作るタイプじゃ無いかも。」
「でも彗は特別っぽいな。」
「彗?うんそーだね。ずっと一緒・・だからかな。」
(・・・そっか、男同士なら、ずっと一緒ってこと出来るんだ。)
亜美は少し言葉に詰まった。そして一瞬寂しそうな表情をした。
将也はその瞬間を見逃さなかった。
(亜美ちゃん・・?)
「亜美ちゃんは洋介みたいなのがタイプなの?」
「なんで?そう見える?」
「見える訳じゃないけど、ずっと一緒にいれるってことは居心地がイイんだろうなって思って。」
将也はテーブルに両肘をつき、手の甲に顎を置いた状態で言った。
(居心地・・・。)
亜美は少し考えて
「居心地が良くても、ずっと一緒なんてありえないね。」
寂し気な顔で将也にきいた。
「どうしたの?最近洋介とかと喧嘩してるみたいだったけど何かあった?俺で良かったら聞くよ。」
将也は優しく促した。
「ありがと、でも大丈夫。」
「遠慮しないで、きっと友達にも話しづらいんでしょ?一人で悩むとか良くないから。」
将也の真剣に心配してくれる姿に、亜美は心が温かくなった。
「実は・・今までみたいな関係で、洋介とずっと一緒にいることがいつか出来なくなる日が来るって思ったら、なんか寂しくなっちゃって。ハハ・・。そんな時に、彗に洋介は男であたしは女だ的な線引きされたもんだからついムカついちゃって。八つ当たりだよね。」
情けない顔をする亜美。
「なんで?ずっと一緒にいれないの?」
「だって、彼女とか出来たら、彼女が一番になるわけで。」
「そーかなぁ、亜美ちゃん言ってる事矛盾してない?」
将也は笑顔で言う。
「矛盾?」
「だって、幼馴染みって、男とか女とか関係ない存在なんだよね?」
「うん・・。」
「だったら、男、女関係なく特別な存在っていうのは、洋介に彼女が出来たとしても変わらないよ。」
「意味が良く分からないんだけど・・。」
「洋介が彼女に与えるのは、LOVEの愛。亜美ちゃんに与えるのは無償の愛だよ。無償の愛は最強なんじゃない?側にいること出来なくても、心は繋がってる的な〈笑〉」
亜美は将也の言葉に引っ掛かりを感じた。
「今の俺が言った言葉で納得出来ないとしたら、ずっと洋介に傍にいてもらって、私だけを見て欲しいってことじゃない?それって・・好きってことだよ。」
「す・・き・・・?」
亜美の頭は大混乱を起こしている。
「まぁ、今まで考えてない事急に考えたから、気持ちが動揺してるだけって可能性もあるけどね~♪マリッジブルーやホームシックと同じみたいな♪幼馴染みシック〈笑〉」
将也は今までの真剣さが嘘みたいに軽く言った。
将也の豹変ぶりに唖然とする亜美。
ただ誰とも違う適格な意見を言う将也に好感を持った。
「なんか凄いね将也って。」
無防備な亜美の笑顔。
―ドキン―
将也は両手で顔を覆った。
「どうしたの?」
「いや、あ、もう始まる、中行こうか。」
将也は席をたった。
「うん。」
亜美もその後について行った。
《映画鑑賞後》
「面白かったぁ~♪将也ありがと~」
亜美は満足気
「楽しんでもらえたなら良かった。」
将也も亜美の幸せそうな顔を見て満足気
「今からどうする?少しは気分晴れた?」
時間は夜8時
「うん、将也のおかげでちょっと気持ちに整理ついた。」
「どんな風に思うことにしたの?」
「無償の愛は最強〈笑〉ちょっと考えたら、あたしも洋介に無償の愛だもん。きっと幼馴染みシックだったんだよ。」
「そっか、良かった。」
「今日は、もう帰ろうかな?」
亜美は時間を見て、将也に言った。
「うん、でも今日はってことは、また誘ったらデートしてくれるってこと?」
将也は恥ずかしげもなく亜美に言った。
「え、うんいいよもちろん!」
亜美は笑顔で答えた。
「良かった。じゃあ駅に行こうか。」
「うん。」
《東平駅》
「将也の電車もうくるね。」
「亜美ちゃんは・・・あと20分もあるじゃん。」
「うん。あっ、気にしないで早くホームに行って。」
亜美は将也の背中を押した。
「いや、亜美ちゃん見送った後の電車に乗るから。」
将也は振り返って亜美の手首をつかんだ。
いつの間にか・・向かい合って見つめあう状態になっていた。
(あれ・・・なんか・・・目が離せない・・)
亜美は不思議な時の中にいるようだった。
ガシ
「えっ・・」
誰かが亜美の肩を掴んで引っ張った。
「洋介っ。」
将也は反射的に亜美の手を離した。
「よ、ようすけ・・・。」
亜美は今の光景を見られたことに恥ずかしくなってきた。
「・・・ちょと話あるから。」
洋介は将也にそう言い、亜美の手を引き改札を通った。
「ちょっと、洋介!将也ごめん、今日はありがとー。」
亜美は洋介の強引な行動に戸惑いながら仕方なくついて行った。
将也は洋介の行動に少し苛立ちを感じながらも面白く思っていた。
「洋介、離して。」
ホームに着くと亜美は、怒って洋介に言った。
洋介は掴んでる手を見ながらそっと離した。
「たくっ。何なのよ〈怒〉」
亜美が不機嫌そうにしていると。
「・・亜美こそ。」
洋介も静かな声だけれど、不機嫌な感じで言った。
(・・・あれ。何か不機嫌。)
亜美は洋介のそんな感情を感じることが初めてで少し怖くなった。
「なんか怒ってる?」
「あぁ。」
洋介は亜美を見ようとしない。
(どーしよ・・えっどーしよ・・・。)
亜美はどうしていいのか分からずにいた。
(てゆーか何に・・・?)
黙り込む亜美
「俺・・何かしたか?」
洋介は亜美と反対方向を見て言う
「してない。」
「じゃあ何で避けるわけ?」
「ごめん。そーだよね、洋介何もしてないよね・・。」
亜美は洋介の顔を見て謝った。
洋介も亜美の顔を見た、その顔は今にも泣きそうな表情だった。
(・・・あ。)
洋介はその表情に動揺した。
「ほんと・・ごめん・・・」
「もういい、怒ってないから・・、泣くな・・〈汗〉」
洋介は慌てて亜美に弁解した。
「だって、洋介・・が・・怒ってるんだもん・・〈泣〉」
「もう、怒ってない・・。」
ボロボロと涙を流す亜美。
自分の首に手てを当て、困った様子の洋介。
すると
―グイ―
(へっ・・・)
亜美の肩に手を回し、亜美を抱き寄せた洋介。
「ちょ・・ようすけ・・」
「避けられた上に、泣かれたら・・・さすがにしんどい・・。」
洋介は片手で、亜美の頭を撫でた。
(ほら・・分かったよ・・ドキドキなんてしない・・ただ、慰めてくれる優しさが嬉しい・・それだけ。)
亜美は心が静まって行く気がした。
「ごめんもう大丈夫だから。」
亜美は洋介から離れた。
洋介は亜美の顔を見ずに階段の方を見ていた。
(やっぱさすがに恥ずかしかっただろうな・・柄にもないことして。)
電車が来て家に着くまで何も話さなかったけど、それでも気まずさなんて一つも無かった。
(これが居心地ってやつで、居心地がいいのは無償の愛があるからなんだよね・・。)