角度で決まる正解と不正解
主人公の日向亜美が、幼馴染みの橘洋介のクラスメイトのモテ男、長谷亮との仲を疑われるが、真っ直ぐな性格の亜美は逃げも隠れもせずに立ち向かう。
そして、そんな亜美を慕って新たな友達関係が出来上がることになる。
季節は春。
穏やかな雲が流れる5月の朝。
高校に入学したばかりの若者達は爽やかに朝を迎えていなかった。
「亜美っ!迎え来てるぞっ早くしろぉ。」
「ちょっと待ってぇ!」
階段の下から怒鳴る父とお弁当を手に持ち、待ち構える母。
「悪いなぁー洋ちゃん」
「別に。いつもの事だし」
玄関でたたずむ男の子
ダダダダッッ
「亜美さっさとしなさいっ!」
「分かってるー!!」
制服姿で階段を駆け下りる女の子。
それが私、日向 亜美。15歳。
日向家は、父と母、兄と私の4人家族。
そして、私を待っているのは、近所に住む幼馴染みの男の子の、橘 洋介。
この春、東平高校に入学になったばかりの2人。
日向家と橘家は祖父の代からの付き合いで、家族同然の仲なのです。
「ごめんごめん、行こうっ!」
玄関で慌てて靴を履きながら、洋介に平謝りの亜美。
「あぁ。」
洋介は慌てる様子がひとつも無い。
「亜美お弁当!」
「ありがとう!!じゃあ行って来まーす!」
「はいはい、気を付けて」
「忙しい娘だ、全く。」
笑顔で送り出す父と母。
亜美と洋介は家から電車で一駅先の高校。
そして一緒に登下校することが幼いころからの習慣だった。
「ごめんねぇ洋介、また待たせちゃったね~〈笑〉」
「別に。」
朝に弱い亜美は、いつも洋介を待たせていた。
そんな亜美に対して、15年間一度も怒ったりした事が無い洋介。
口数が少ない上に、感情表現も少ない洋介。
そっけないけれど、冷たいと思った事は無かった。
「先行っててもいいのに。洋介まで遅刻させちゃったら悪いし。」
ばつが悪そうに言う亜美だが
「・・・別に。」
相変わらず、何食わぬ顔で返事する洋介。
「あっそ。」
悪いと思ってはいたけれど、洋介『別に。』の言葉に甘えていた亜美。
「そう言えば、部活朝練ないの?」
「うん。」
「野球部なのに?」
「いや、部活まだ入ってない。」
「そーなんだぁ・・・ってえっ!!」
亜美は驚いて立ち止まった。
「・・・何?」
洋介は平然としたまま一緒に立ち止まった。
「いや、何?じゃなくて・・・え?なんで」
亜美は洋介のカバンの紐を掴んで詰め寄った。
険しい亜美の顔を一瞬見て
「別に。」
スタスタ・・
また歩き出した。
「ちょっとっ!」
(何考えてんだか・・未だに良くわかんないな・・・)
小学校からずっと野球一筋。
東平高校にしたのも、近場で一番野球が強いから・・・だったはず。
私は、親から洋介と一緒の高校を勧められて決めた。
《改札》
プルルルルルル
「あっ、洋介っ電車来たっ!!」
亜美が急いで改札をくぐるが
てくてく・・
急ぐ様子を見せない洋介。
「早くっ〈怒〉」
タタタタッッ
プシューー
「あっぶなぁ~・・。」
ギリギリで電車に乗り込んだ2人。
「おう洋介。」
「おう。」
「おはよ、ひなっちゃん。」
「おはよう亮くん」
洋介のクラスメイトの長谷 亮君。爽やかでイケメン。
「いつもギリギリだなぁ、お前ら。」
駆け込み乗車してきた2人に、笑顔で話す亮。
「いやぁ~あたしが時間にルーズなもんで〈苦笑〉」
亜美は手で顔を仰ぎながら話す。
「そーなの?」
「うん・・情けないことに・・ねっ洋介。」
「別に。」
「・・・っていつもやっぱりこんな会話なの?」
「うん。」
亮と亜美は半笑いで洋介を見た。
「?」
亜美と亮をチラッと見た後、すぐに視線を逸らす洋介。
「そうだ。」
亮は急に何か思い出した様に、亜美を見た。
「ひなっちゃん今日現国ある?」
「現国?確かぁ、3限目にあったかな。」
亜美は微かな記憶を辿った。
「マジ?俺1限目にあるんだけど、辞書忘れちゃって・・・貸してくれない?」
「全然いいよ。じゃ、後で渡しにいくよ」
「いいよ、借りるんだし取りに行くから。」
―間もなく~東平~東平~―
高校の最寄り駅到着のアナウンスが電車に響き渡る。
「おーけー♪」
右手の親指を立てて返事をする。
亮は軽く微笑んで
「洋介~お前、単語しか話さないのかぁ~」
洋介の首に腕を回し楽しそうに電車から降りた。
(男同士って楽しそうだなぁ~〈笑〉)
《東平高校》
「じゃあ、カバン置いたら取りいくわ!」
「うん」
《1年3組》
教室に入ると
「亜美おはよー」
「おはよー」
「今日もイケメン男子と登校なのぉ~」
冷やかす1人の女子
「イケメン???誰が?」
耳を疑う発言に口をポカンとさせながら席に着いた。
「誰って、いつも一緒に登下校してる彼に決まってんじゃない!」
(ハハ・・洋介の事か。イケメン・・・ぷっ〈笑〉)
亜美は思わず吹き出した。
「何笑ってんのよ~!!」
「ごめんごめん、イケメンってウケルじゃん!知佳の視力疑うわ」
「な、なにぃぃ〈怒〉」
この子は、高校入学して友達になった相沢 知佳。サバサバしていて、明るくて大好きな親友。
「あれ?亮どうしたの?」
入り口の方が騒がしい。
「理沙おはよう。辞書借りに来たんだ。」
「亮じゃーん、3組に何の用だよ?まさか俺に会いに来たのか?」
「亮があんたなんかに会いにくる訳無いじゃん!」
アハハハ
賑やかな笑い声、楽しそうな雰囲気に亜美は見とれていた。
「あれ長谷じゃん。何しに3組来たんだろ?」
知佳が不思議そうに呟いた。
「知佳知り合い?」
「同中。」
「そーなんだ!」
初耳の情報に納得していると。
「辞書借りに来ただーけ。」
「亮あたしの貸そうか?」
1人の女子が言った。
「あー大丈夫、ありがとう。」
亮は群がるクラスメイト達越しに亜美を探し
「ひなっちゃん。」
片手を挙げた。
「あ、ちょっと待って。」
「あら、亜美、亮と知り合いだったの?」
「うん。まぁ。」
知佳は意外な組み合わせに少し驚いていた。
亜美がロッカーから辞書を出していると。
「長谷~なんだなんだ、もう女作ったのか?」
「ちげーよ!」
「ごまかすなって~」
「日向さんと出来てたのか?いつからだよ~。」
「亮~手を出すの早すぎ~」
アハハハハハ
「だから、辞書借りるだけだって!」
ちょっと困った表情で、友達たちに弁解する。
スタスタスタ
「あっ、ひなっちゃんごめん。」
「いいよ、はい。」
亜美は何食わぬ顔で、亮に辞書を渡した。
その光景を見たクラスメイトは冷やかさずにいられない。
「日向さんいつから付き合ってるの?亮と?」
「付き合ってないよ。」
(あほくさ・・・。真面目に相手にしちゃダメだよね、こーいうの。)
亜美は薄っすら笑って答えた。
「お前ら止めろよ、俺のクラスメイトの彼女なんだから!ねぇ。」
「うん・・・ん!?」
一瞬思わず合意してしまった亜美。
「えーーー〈驚〉違う!亮君それ違う!!」
さっきまでの冷静さとは裏腹に、必至に否定する亜美。
「あれ?」
亜美の反応に、しまったといった表情をする亮。
「あ~あたし見た事ある~!一緒に登校してるよね!」
「俺も見たことあるわそーいや。」
「亜美、やっぱイケメンと出来てたの?」
いつの間にか背後にいた知佳までも冷やかす。
「違うー知佳までぇ!!」
「あ・・・ごめん。てっきり付き合ってるのかと思ってた。マジわりぃ」
亮は苦笑いで謝りながら、ざわつくクラスメイト達を見渡した。
―キーンコーンカーンコーン―
「あっほら、チャイムチャイムっ」
亜美はそそくさと席に戻った。
(一緒に登下校だけで、そんな風に見えちゃうわけ!?今までそんな事無かったのにぃぃ)
ツンツン
知佳が亜美の肩をつついた。
〈ほんとは、どうなの?〉
小声でニヤつきながら聞く知佳。
「いや、マジ無い。」
「そーなんだ。じゃあ、あのイケメンは何なの?」
興味津々の知佳。
「幼馴染みで、祖父の代から家ぐるみの付き合いなだけだよ。家族同然だよ。」
今まで洋介の存在について聞かれることの無かった亜美は、違和感を感じていた。
「何だ、幼馴染みかぁ。」
納得した様子の知佳だが、少しつまらなそうだった。
「それにしても、亮くんって友達多いのねーびっくりしたよ。」
「あー、あたしも含め、あいつら皆同中だからね。」
「そっか。知佳たちの地元の高校だもんねここ。同中多いか・・・ん?でも亮くん電車通?!」
「中学卒業と同時に引っ越したのよ」
「へ~。」
亮に興味を持っているように感じた知佳は、ニヤッとした
「長谷はモテるよー女子にも男子にも♪」
亜美の反応を伺う知佳だが
「何か分かる気がする。人気者オーラ出ててるよね。」
亜美はただ感心するように言うだけだった。
(あれ?亮に興味あるわけでも無いのか・・?あ・・)
「狙ってる女子多いから、気をつけなね。」
「は?何を?」
「亜美がその気無くても、妬む女子は多いってこと!」
知佳は少し険しい顔をした。
「怖いこといわないで・・・。」
「事実だし。」
この時、知佳が言った言葉の意味は何となく理解していたが、回避の方法が分からない私は、今後面倒な事に巻き込まれる事を予想はしていなかった。
《1限目後の休憩時間》
「知佳、ちょっと付き合って。」
亜美は知佳を強制的に廊下へ連れ出した。
「何?」
「知佳の忠告通りの行動ですが。」
亜美の挙動不審な動き。
「は?」
「だから、さっきから・・」
キョロキョロと周囲を警戒する亜美
「ひなっちゃん!」
亮が教室から出てきた。
「長谷~元気?」
「知佳じゃん、2人友達なの?」
「うん。亜美と親友〈笑〉」
「そっか。辞書ありがと、助かった!」
亮が爽やかな笑顔で、亜美に辞書を手渡した。
すると亜美は
「どういたしまして。じゃあ!」
ササッ
「えっ・・・?!亜美?」
「ひなっちゃん??」
無理やり作ったような笑顔で一瞬亮を見て、すぐさま3組の方へ歩き出した。
「長谷ドンマイ〈笑〉」
知佳はクスッと笑い、亮に意味深な一言を残し亜美の後を追った。
「何が!?」
(何かしたかな???)
亮は亜美と知佳の、理由の分からない行動に戸惑った。
「あ~み、どうしたの?あれじゃ長谷、可哀想でしょ。」
「いや、さっきから教室の一部の女子の視線が痛いのよ」
「マジ?」
(なんだ・・てっきり長谷に惚れたのかと思った・・。)
チラ
知佳が3組の入り口を見ると・・・
―ババッ―
身を隠す3人の女子
「あ~・・・理沙達か・・・。」
「朝、亮君と話してた女子だよね・・。」
「うん、理沙ずっと長谷好きだったから・・。」
「あたしやばい?」
「いや、人畜無害なはず・・。」
「ならいいんだけど。入学早々、身に覚えのないことでやっかみ受けてたらたまらん。」
「そりゃそーね。」
知佳は亜美の背中をトントンと叩いて慰めた。
教室に入ると・・
「あ、あの日向さん!」
「は、はい〈驚〉」
(理沙って子・・・。てかさっきの3人)
「理沙何?」
知佳の冷たい口調の問いかけ。
「知佳には関係ない。」
理沙も負けじと言い返す。
「じゃあ、舞と由依も関係無いでしょ。」
険悪なムードが5人をまとった。
その空気を察した亜美は、知佳と理沙の間に割って入った。
「いいから、知佳大丈夫だから。何?」
「亮とどうゆう関係?」
(きたーーーめんどい・・・けど・・)
「1組に幼馴染みの橘洋介ってのがいて、それの友達が長谷亮君ってだけの関係ですが。」
完結に、そしてキッパリと何でもない事を伝えた。
だが・・
「それだけの関係で、何で辞書貸したの。」
(まだ来るか・・・。)
理沙の方を見ると、あまりにも神妙な表情に少し心が痛んだ。
「ごめん。」
「えっ?」
亜美は思わず謝っていた。
「何で謝ってんの?亜美?」
(なんでって・・・そんな顔されたら、自分が無神経に思えるじゃん。)
「ごめんって何?」
理沙は不快な顔つき。
「あ、理沙って言ったっけ、あたしは亜美でいいよ。あのさ、朝たまたま同じ電車でその時に頼まれただけ、本当にそれだけ。」
亜美は理沙の両肩に手をかけてキッパリと言った。
理沙は亜美の真っ直ぐな目を見て何も言えずにいた。
「あのさ、あたし、同中でも何でもないから、あんた達の事情とか、亮君がどんな奴とか知らないからさ言い訳のしようも無いんだわ。たぶん今後も友達の友達だから仲良くすると思うし、亮君の周りにはそういう人いっぱい出来るよ。」
亜美の発言に一瞬教室中が凍りついた。
「えっ・・・」
理沙は思いがけない言葉に顔を青くした。
「何それひどくない!」
「理沙の気持考えなよ!」
舞と由依が怒って亜美に言い寄った。
「事実じゃん。」
知佳は冷静に2人に言った。
「勘違いしないで欲しいんだけど、仮に亮くんがあたしに惚れることがあったとしてもそれは亮くんが選ぶこと。」
「バカじゃない!亮があんたなんかに惚れるわけないじゃん!」
「じゃあ、何が問題なの?あたしが亮くんと仲良くして?」
「そ、それはあんたが亮をたぶらかすかもしれないじゃん!」
「そんな奴、あたし以外にもたくさんいるんじゃないの?それ一人ずつ潰してくわけ?」
亜美はキリッとした表情で舞と由依に言い放った。
(亜美かっこい~〈胸キュン〉)
「・・・好きなの・・?」
「えっ?」
理沙の小さな声
「亮のこと好きなの?」
(あれ?理沙何か受け取り方間違ってない・・?でも・・正直にいわなくちゃ・・。)
「今は特に何とも思ってないよ。もし好きになったとしても、理沙達みたいな勝負はしない。」
「もういいよ、理沙行こう!話になんないよ!!」
由依は理沙の手を引いて亜美から離れていった。
「亜美やるねー。」
ズーーーーン・・・
(あら?)
亜美の周りには重いオーラが漂っていた。
(あー・・・やっちゃったかなぁ~・・・。一応あたしの誠心誠意だったんだけど・・伝わらないかなぁ・・)
「あ、亜美席つこうかぁ~・・。」
知佳は亜美の背中を押して席まで連れてった。
そして時間は過ぎ・・
「亜美お昼食べよ」
「うん。」
亜美と知佳が机をくっつけていると
「あの~知佳ぁ」
「ん?」
「一緒にお昼食べていいかな?」
そこには2人の女子が立っていた。
「亜美いい?」
「いいよ~どーぞ」
「やったぁ!うちらも亜美って呼んでいい?」
「うん。もちろん。知佳の友達なんでしょ?」
「宜しくね、あたしは、金沢 有希だから有希って呼んでね~」
「有希ね。よろしくー」
「あたしは、前田 真奈美だから適当に呼んで~♪」
しっかりしてそうな有希と、女子力の高そうな真奈美。
「適当って〈笑〉知佳は何て呼んでるの?」
「真奈美だよそのまま」
「じゃ、真奈美で。」
4人は机をくっつけてお昼を食べ始めた。
「でも何でうちらとお昼を?」
知佳は不思議そうにきいた。
「いや~なんか、亜美ってしっかり自分持ってて凄いなぁって。」
「はぁ?」
「結構な評判だよ!今日の理沙とのやりあい!」
亜美は目が点になっていた。
「評判って?どーゆーこと〈笑〉」
知佳はニヤニヤしていた。
「正直、亮の取り合い的なことで、中学から女子ドロドロだったじゃん。」
「そうそう♪亮のどこがいいのやらぁ~。」
真奈美は亮に興味が無いようだ。
「亮と話すと睨まれるってゆーか。」
「マジ?」
「理沙なんてまだいい方だから。」
「言いたいことあってもなんか言えない雰囲気ってゆーの?亮と仲良くしたら裏切り者的な・・。」
(メンド―――――〈引〉)
亜美は開いた口を閉じることが出来なかった。
「今日の亜美みたいに不可抗力もある訳じゃん。」
「ほんと何なんだかね、亜美。」
亜美はどよんとして机に伏せた。
「なのに、亜美ってば宣戦布告かましたじゃん♪」
「は???宣戦布告!?あたしが?!」
「うんうん」
有希と知佳はとても嬉しそうに頷いた。
「誰の意見もあたしには関係ない!勝負は正々堂々やれっ!あたしは亮と仲良くする~!的な♪」
「そうそう!今まで誰も口に出来なかったことだよー!」
「だってさ、亜美〈笑〉」
「いや普通じゃないの?」
(てゆーか何で真奈美凄く楽しそうなわけ!?)
「普通じゃないよ、女子の恨みって怖いからね」
「言えないよね普通」
「そーなの・・・。」
(・・・まずかったかな・・・〈汗〉)
「でも、あの発言きいて、女子の考えが少し変わったんだよ!いい方に。」
「いい方?」
「今は高校だから、中学みたいなやり方はもう通用しないってみんな気付いたみたい。」
「それって?」
「堂々と亮にアピールしなきゃっ!って思い直した人が多いみたいで、抜け駆け上等的な!!」
亜美と知佳は目をパチクリさせた。
「凄いことだよねー健全でいいよねー」
「亜美のおかげだよ」
有希と真奈美は亜美に笑いかける。
「あはははは亜美、良かったねーあはは」
爆笑する知佳
「何がそんなに可笑しいのさっ」
「だって、勝手に巻き込まれてぇ~勝手に救世主ぅ~みんな自分勝手すぎぃ~クックック」
「はぁ~・・でも良かった・・。入学早々、女子のやっかみに巻き込まれるのごめんだったから。」
「これから楽しい学校生活送ろうね♪亜美、知佳、真奈美」
「そーだね、有希」
こうして本格的な高校生活が始まった。