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【プロットタイプ】吹き溜まり

作者: 秋暁秋季
掲載日:2025/12/31

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

最後に行き着くあの場所でも居場所がないと言うのなら、本当の意味で何処にも居場所なんかないよ。

鏡花がいじけている。俺はどうしても確認したい事があって、午前中は別行動していたのだが、話によると、途中から昼に予定していたうどん屋が閉まっていた事、代わりに選んでいたチェーン店も閉まっていた事が原因であるらしい。

その腹いせにタピオカミルクティーをの飲もうとしたのだが、ストローを刺した途端、中身があふれて服を汚してしまったらしい。俺が来た時には中身を吸い上げているせいか、不機嫌なせいか、頬袋がパンパンに膨れた状態で飲んでいた。

別に此方に当たり散らす事はなく、睨むような真似もせず、ただひたすらに無口になるのだ。あとは真顔でいる事が多い。これが俺に非がない時の鏡花のいじけ方だった。

此方からの慰めを必要として無さそうだったので、俺は俺で好き勝手に振舞っていた。

「本屋寄るけど、お前も来るか?」

「行く」

そう言うと二つ返事で立ち上がった。

誘ったは良いが基本的に別行動。見たいもの、欲しいものはそれぞれ違う。俺は鏡花と出会う前に探していた本を探しに掛かったのだが、この店舗でも見つかる事は無かった。

諦めて鏡花を探すと、彼奴は少女漫画、レディースコミックの売り場にいた。視線の先には出版社が同じでジャンルの違うコミックが、正面を向いている。しかし彼奴が熱を注いでいるのはただ一つであった。

――馴染めないのは、この街だから? それとも私が私だから?

「私、今日は何処からも爪弾きにされたの。神に祈っても、やってない店は多々あった。居場所という居場所はそうした意味では無かった。けども」

鏡花の目が此方を捉える。じっと此方を向く。

「あの漫画に登場する場所は、今の私が行くべき場所ではない。あれは本当に吹き溜まり。何処にも行く場所がなくて、帰る場所もない人が最後に行き着く場所。誰も彼もが入り浸れる場所ではない」

其から一呼吸置いて、ただ淡々とこう言った。

「あの場所からも弾かれたら、本当の意味で居場所なんか無いよ。全てに置いて必要とされず、最後の最後で唯一全てを甘やかしてくれるのがあの街なんだから」

好きだったものが離れる時ってあるじゃないですか。

新しい推しが出来たとか、飽きたとか、そうやって好きなウエイトがズレるというか。


ズラした本人(ファンとも言う)はそこまでダメージないけども、された方(所謂、推し)は居場所を一つ失ったのと同義なのかな。

行くのを辞めてしまったのは、本当に体力的な問題なのかな。待っていて下さったのかな。そう思うと何となく罪悪感があります。


あ、神社の話をしてます。

ちなみに私の勤め先のお膝元は、強烈な縁切り系列の神社が近くにあり、切られたり繋がれたりが激しい人生を送ってます。

凄いね!! 伊達じゃないよ!! ○○○○○!!


それで切られた側に対しては、神様的には新しい縁を、居場所をお与えになりそうだけど、そうじゃなかったらどうなるのかなって思って書いた話。


昼間普通に学校や会社行って、

『恋人とかいないし、テレビつまんないし、不景気だし、人生ゴミ。でもまぁ、良いか……』

みたいな人はそもそも寄り付かない。

なんだかんだでこの人生受け入れているし、持ち札で生きていくしか無いって分かってる人だから。

自分の家こそが自分を受け入れてくれる居場所だから。


でもそうではなくて、

家にも学校にも会社にも居場所がない!!

誰でも良いから凭れ掛からせて!!

ダメな自分を受け入れて、『いいよ』って言って!!

そう言う人を何処までも甘やかしてくれる街ってあるんですよ。夜の街とかその典型で。

多額の金さえ払えば、全て許される様な世界。


ぶっちゃけそこでさえ、社会のルールを極限まで甘く、緩くしたあの世界でさえ『居場所がない』っていうのは、本当の意味で居場所がない。


それはある意味、本人が助けて欲しいとさえ、思っていないのかも知れない。

だから皆、居場所がなくて死んでいくんだろうな。誰からも見向きもされないで。



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