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迷信少女・帰宅後
家について、まずお風呂。
高校生は1日2回、入らなきゃ!!
って、勝手に決めています。
亜連さんからどんなメル来るだろ。コワい。
いつもより念入りに洗っちゃった。
二人が言うように馬鹿かも。
「ひー、いつまで入っているの?」
「今、あがります。」
「ご飯出来ているから、食べましょう。」
「お姉ちゃん、今日変だよ。」
「そんなことないよ。」
「「「いただきます。」」」
「今日も、おいしい。」
「ありがとう。ひー。」
「小百合、野菜嫌い。」
「名前で言わないでよ、さー。」
「ごめんなさい。小百合癖になっている。」
「学校とかで、言わないほうがいいよ。」
「わかっているよ。」
「なら、いいけど。」
「お姉ちゃんどうして、時計ばっかり見ているの?」
「べつに。」
「そっか。」
「ごちそうさま。課題するから、部屋来ないでね。」
「「わかった。」」
わー、亜連さんから、メル来る前に、課題終わらせなきゃ。
すい、へー、りー、べー、ぼ、く、の、お、船
水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム。わかんない。ホウ素、炭素、酸素、ネオン。
もう、時間だ・・・・
ブーブー
亜連さん
『亜連です。今、平気?』
『平気です。』
ブーブー
亜連さん
『よかった。』
『亜連さん何学部ですか?』
ブーブー
亜連さん
『医学部』
『医師?』
ブーブー
『看護学科』
『看護師?』
ブーブー
『そう。』
『男性でなるって凄いですね。』
ブーブー
『割合は少ないけど、昔からいるよ。』
『そうですか。勉強大変ですか?』
ブーブー
『勉強もコミュニケーションも手ごわい。』
『大変そう。』
ブーブー
『なりたい仕事だから、乗り越えるよ。』
『なりたい仕事か~凄いなー。』
ブーブー
『マリーは何になりたい?』
『わたしは、占い師。』
ブーブー
『占いか、マリーは占い大好きらしいね。』
『はい、すぐ信じちゃいます。』
ブーブー
『占い商法とかに引っかかるなよ。』
『そこは気をつけています。』
ブーブー
『ならいいけど。』
『亜連さんは占い信じます?』
ブーブー
『いいことだけ。』
『前向きですね。』
ブーブー
『未来は自分で切り拓くものだと思っているから。』
『そうですね。運命さえも強い意志は変えてしまいますからね。』
ブーブー
『矛盾してない?』
『占いはあくまでも目安と思っています。』
ブーブー
『そっか、ならいいけど。』
『亜連さん身長何センチですか?』
ブーブー
『184cm』
でか、
『高いですね。』
ブーブー
『マリーは?』
『152cmです。』
ブーブー
『ちっさ。』
『亜連さんが大きいのです。綾香もモデル体型ですもんね。』
ブーブー
『俺から見たら、170cm以下は同じだよ。』
『へー、そうですか。なぜ?』
ブーブー
『頭しかみえない。』
『あぁ・・・。考えたこともないです。』
ブーブー
『そっか。』
『あ、よく頭ぶつけます?』
ブーブー
『うん。かなり。』
『痛そう。』
ブーブー
『痛いね。』
『わたしは、小さいので大きい人が羨ましい。』
ブーブー
『俺は、考えたことない。』
『いーな。』
ブーブー
『あ、ぶつけた時は少し思うな。』
『そうですか。』