才能
思いつきだけで書きました
ずっと自分と周りを比べてきた。
誰にも負けたくなかった。
だから、友達を作らなかった。
だからといって何か他の人に勝ることなんかなかった。
何をしても誰かに負けていた。
一番になれることなんかなくて。
僕には才能がなくて。
他の人には才能があった。
死ぬほど努力した。
誰かに認められたかった。
才能がある人たちに追いつくことが出来た。
でも追いつくことしかできなかった。
才能がある人達はすでに先を行こうとしていた。
……追いつくだけでも何年もかかった。
追い抜くには何年かかるのだろうか。
僕が頑張ってる間才能がある奴らだってがんばってたんだ。
だから、追い抜くことなんか出来なかった。
結局僕は才能がある奴に勝てないんだ。
頑張って、努力して、努力し続けた。
いつの間にか才能のある奴らが僕を認知しだしたんだ。
話すようになった。
あいつらは僕にアドバイスをくれた。
的確な、アドバイス。
少し世界が明るく見えた。
最初から諦めてちゃだめなんだ。
スタートラインにも立ってないのに順位なんか決まるわけないから。
追いつけないってわかってても努力するんだ。
どんな形でも。
努力は報われるから。