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オークションについて

作者: 開原

 なろうで小説を読んでいるとよくオークションの話が出てくる。

ただ、その形式がめちゃくちゃだし、出品者と落札者の関係が不公平なものが多い。

なので、軽く解説します。



 まずオークションには大きく分けてイギリス式とオランダ式がある。

 有名なのはイギリス式の方だ。

多くの人はオークションといえばこっちを思い浮かべると思う。

イギリス式は徐々に値段が上がっていくタイプのことだ。

結構盛り上がります。



 もう一つのオランダ式とはイギリス式の逆だ。

徐々に値段が下がっていくタイプである。

オランダ式は花とか球根のオークションに使われることが多い。

こっちはなんか地味。



 オークションでよく間違われることの一つに最低落札価格がある。

勘違いしている人がいるみたいだが、最低落札価格とは開始価格ではない。

そして最低落札価格は基本的に非公開です。

もし最終落札価格が最低落札価格より下回った場合、その取引は無効となり、商品の引渡しは行われない。



 なぜ、最低落札価格があるのかというと、出品者の利益を守るためです。

例えば、Zという商品がオークションで出されたとき、それを欲しいA,Bがいる。

もし普通にオークションを行うとこの二人が争う形で値がつり上がっていくことになります。

ただ、この二人が事前に手を結んでいたらどうなるでしょう。

値が上がらず、開始価格のままでどちらかに落札されてしまいます。

あとは二人で話し合いで値を決めれば、必要最低限の出費ですみます。

競り合ったら2000万の商品が1500万ぐらいで買えたり。

 これを防ぐために最低落札価格があって非公開なのです。


 ちなみにオランダ式には最低落札価格だけではなく、最高落札価格もあります。

オランダ式において最高落札価格は開始価格です。



 解説したのは主な二つだけでオークションには他にも種類があります。

あとネットオークションとかだと最低落札価格を設定してないこともあります。

あと小説の中の設定で出品者と落札者どちらかの地位が圧倒的に上な場合も不公平なオークションが成立するかもしれませんね。



 余談。

初マグロとか初メロンがとんでもない高い価格が付くのはご祝儀価格です。

その年の一番初めにセリにかけられるものは通常より高い値を付ける慣習があるそうです。

セリの順番はくじで決められるところもあるので、そのくじで年収が大きく変わることも……


学んだのはかなり昔なので間違っていたらごめんなさい

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