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世界征服、明日から  作者: にしじま
3/9

水曜日

 「魔王さーん、今勇者が城に入って行きました-。」

 「あ、マジッスか。連絡、あざーっす。」

 城の外にいたモンスターからの連絡ッス。

 蘇生料、無事払い終わったみたいッスね。

 

 城内で伝説の剣ゲットして、乗り込んで来る勇者。

 「なかなかやるな、勇者よ。だが、この程度でいい気になってもらっては困る。」

 「なっ、何っ!? 第二形態だと!?」


 みたいな展開があってこそっしょ!

 まぁ、第二形態ないけど、オレ様。

 てな感じで、今日こそ世界をこの手に!


 重い扉がゆっくりと開き、姿を現す勇者。

 手にするのはもちろん……

 「何で呪いの剣装備してんスかっ!」

 「何か妖しげな遺跡の中で見付けてさぁ。鋼のオノより断然攻撃力あるから装備してみた。どういうわけか、HPガンガン減るけどな。」

 「呪われてるからッスよ! 残りHP1桁じゃないッスか! 回復アイテムは?」

 「使い切った。回復呪文もMP足りなくて無理。」

 「とりあえず別の武器に替えて……ああ、教会行かないと外せないか、呪い装備。」

 「え、そうなん?」

 「そ・う・な・ん・ス・よっ!」

 「そっかぁ。じゃあ、ちょっと教会まで戻ってくるから、待ってて。」

 「ストーップ! 動いたらヤバいッス。」

 「平気平気-。HPゼロじゃないんだから、敵に合わないように行けば大丈夫だって。」

 「いやいや、その呪いの剣、1歩ごとにHP1ずつ減る……って、あーあ。」

 よい子のみんなは、人の話、最後まで聞こうね。


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