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山林合戦
時は慶長5年(1600年)東西の挟間山林で合戦が行われる。
吉野佐門次と名を呼ばれる。私は相変わらず先陣のようだ。
わが隊は鉄砲を放つ。
相手は東軍・・・
東軍の部隊が突進してきた。
私も突っ込む。
名刀を振りかざし、敵将と斬りあう。
今まで磨いてきた技を駆使し、一気に首を取る。
しかし私にも矢が刺さった。
でも本気だと痛さなど感じないようだ。
あとのことは覚えていない。気が付くと、城で寝込んでいた。
全身傷だらけだった。
私が獲ったとされる首が8つ運ばれてきた。
大手柄だ。
でもこの時代を生き抜くのは大変だと改めて実感した。