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プロローグ
不定期での連載になると思います。ご了承ください。
「言うこと聞かない子は魔女に連れていって貰うよ!」
子供を叱る母親の声が聞こえる。自分も昔は似たような文句で叱られたものだ
平日の昼下がり黒沢賢人は散歩をしつつふと聞こえた何気ない日常の声に懐かしさを覚えた
しかしながら叱りつけるのに魔女という名前を出すのもなかなか珍しい
普通は幽霊やら鬼やら特撮の悪の怪人なんかが一般的だ
だが、この田舎町ではどうやら魔女に連れていかれるというのが昔から一般的らしい
中学生になってからこの町に越してきた賢人には馴染みがないが幼少期をこの田舎で過ごした母からはそんな話をよくされた
「この町の近くの山には魔女が住んでいる」
そんな伝説が今でも残り続けているらしい




