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彼女に画像に笑顔に

「ん?」

彼女は振り向く。

品木(しなき)君?どうしたの?」

何もわからないという顔をする相模に俺は笑顔で、さっき撮った画像を見せた。

「これ、どういうことだろうね?」

その瞬間、彼女の表情が凍りつくーーはずだった。

「……(ピッキング)きしてたの?」

彼女は表情を変えずにそう言った。

「え、ああ、まぁ」

少し調子が狂う。

おいおいおい、ちょっと待てよ。お前この画像学校とかに見られたら停学ものだぞ。焦ろよ……。

「んー、それは困るな」

あの、相模さん。そのわりには全く困っていないって顔してますけども。

「どうやったら消してくれる?お金払えばいいの?体あげればいいの?言うこと聞けばいいの?」

しかもさも当然のように交換条件出してきた!何かこう、焦ろよ。びっくりだよこっちが!!!

「……それとも、それ以上を望むの?」

パチンッ

相模は俺を壁に押し付けた。

携帯持っている手のゆっくり撫でる。そして、俺に囁く

「ねぇ、どうなの?」

何で男で弱み握っているはずの俺が女に壁ドンされているんですかね。

待てまてまてマテマテ……、むしろこれは俺を追い詰めて要求を軽くしようとさせているんだな!ならば!

俺はニッコリ笑ってこう言った。

「全部だよ、全部。1つじゃ足りないよ」

その瞬間、彼女は俺を抱きしめた。

不覚にもドキッとした。

「よくばりなんだな、いいよ。そういうのは嫌いじゃない」

さっきとは全く違う声でそう言った。まるで、決意を固めたようなそんな声。

あぁそうか、だからみんな彼女に惚れるんだ。こんな異常さみたことがない。そして彼女はあまりにも潔くて強いからだ。

「とりあえず、それ消そうか。ね?」

俺は画像とビデオを消した。脅すために使ったんだ、これはいらない。

「なぁ、教えてくれ。一体お前は何を考えているんだ?」

俺は相模と昇降口に向かう。

「別に何も。あぁ、もしかしてさっきのこと?あの子はね、彼氏持ちの女の子って落とせるかなって思ってやってみただけ」

なるほど、興味本意で男から女を寝取ったと……。寝取ったと……。

「お前、よく周りから頭がおかしいって言われるだろ?」

「うん、そう思う」

そして靴を履き替えると、歩き始めた。

「んー、やっぱ学校ではやらないほうがいいな。バレやすくなるし」

常識だよそれくらい。コイツ本当に大丈夫か?

「品木君、今日空いてる?」

突然彼女はそう言い出した。

「あぁ一応暇だけど?」

「じゃ、ご飯食べに行こう!私ね、色々話したいことあるんだ!」

彼女は笑っていた、俺が写真を消したからだろうか?

いや、どちらかというと彼女はこの状況を楽しんでいるだ。


--どこまでも。

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