終わり
ほどほどによろしくお願いします。
幸せって何だろう………
愛するって何だろう………
愛されるってなんだろう………
感謝や慈悲は、愛ではないのか?
理解する日は来るのだろうか………
異世界に放り出されても生きていけているのは、それを知るためか…………
教えて……
なんで私なのかを。
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ーーーー与え、受ける愛を知りなさい。要ーーーー
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地球でも…
この世界、マールでも…
私は孤児………
地球では引き取られることもなく18歳で院を出て、一人暮らし。
仕事をして、ご飯を食べて、ジョギングして…の繰り返し。
別に孤独なわけじゃない。
学生時代も友達はいたし、職場でもうまくやっている。
まぁ、178センチの身長とつり目が原因で、最初の印象は最悪らしいがなんてことはない。
笑顔という擬態を作るのは得意だったし、素の口調を出さないように気をつけるだけ。
ただ必要以上に媚びたくないという意地。
『淡白で、冷めてる』
よく言われる言葉だ。
けど、楽しけりゃ笑うし、泣きたけりゃ泣くし、怒ったら怒鳴る。たまに殴るが…
気ままに、私と一緒に居られる奴が何人か居る。
それで十分だ。
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帰宅がてらに2駅程走って帰るいつもの歩道橋。
ペースを乱さず橋を駆ける。
快調に階段を降り始めると、背後の人の気配が変わった気がした。
首だけ向けると宙に浮いた制服の女の子。
階上から手を伸ばすおばさん。
あ、さっきすれ違った親子か。
漠然とそう思うのと同時に、体は動いていた。
背中から落ちてくる女の子を正面から受け入れ、後ろから手をまわして落ちていく。
死ぬときはスローモーションになるってマジか。
へぇ〜
そんなもんだった。
衝撃で目が霞む。
守れた。
変な満足感で満たされた。
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『次は私が貴女を助けます。』
??
『貴女は亡くなる予定ではなかった。何故助けたのですか?』
優しく癒される声。
私に聞いているのか?
『ええ、要。貴女に問うているのです』
あー反射的に…かな?助かった?あの子。
『ええ、無傷で。貴女と引き換えに。』
そっかー、死んだか私。
あーいいことした〜
天国行けそう〜
『…貴女はそれで悔いはないのですか?』
ん?ないよ。…別れを言いたかった奴はいるけど。
しょーがない。
『そう…貴女の体は今ここにあります。そして貴女は今からマールに堕ちる。』
え?体?マール?
『もうすぐ目覚めます。貴女の心に唯一無いもの…マールで手に入れて?心からの愛を』
ち、ちょっと!愛って、愛?マールって何?
『与え、受ける愛を知りなさい。要…私は貴女を愛していますよ…』
突然の強い光に頭の痛み。
貴女は……誰?
女?
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文章力は付け焼き刃ですので変な所が多々あると思います。先に謝っておきます。すいません…