冒険者とホットチョコ
二話連続更新。
いっこまえからお読みください。
「こんなところでエルフの歌声が聞けるなんてね。人生、何があるのかわからないもんだ」
暗闇から這い出るように現れたおじいさんは、そういって焚火の近くへと腰をおろしました。赤い火に照らされてもその姿は闇に結びつくようにおぼろげで、ちょっと油断すると見失ってしまうかのように気配が希薄です。
「…よせ、照れる」
「いやでも、本当にすごかったですよ」
甘い香りが立ち込める鍋をもったマスターが私の隣に腰を下ろしました。目をキラキラ輝かせてリュリュさんのことを褒めています。話しながらも手早く三脚台を取り出し、鍋を火にかけました。
これは……なんなのでしょう? なにか素敵なものであるということは間違いありませんが、その正体は想像することすらできません。
「あれ、うちのオルゴールの曲ですよね。歌える人なんてほとんどいない……っていうか、そもそもどこで聞いたんですか?」
「…サクライがホヅミに頼まれて演奏していてな。そこでシャリィちゃんが歌ったんだ」
「それだけで歌えるようになったんですか!?」
ことことこと、とお鍋のほうから小さく音がします。それにつられて、甘い香りは一段と強くなりつつあります。
この香りは……“ここあ”か“ちょこれーと”でしょうか。溺れるような魅惑的な香りに私は覚えがあります。
……あの雨の日の、甘い思い出として。
「…なあ、マスター」
「どうしました?」
「…そこで、アミルがむくれている」
「え?」
だというのに、今日はあまりマスターとお話しできていません。お昼ご飯もご一緒できませんでしたし、夕飯の時もそうです。日中のあの短い間でしか、おしゃべりできなかったのです。
そのときも、マスターはやたらあの二人の女の子と仲がよさそうでした。いえ、あの女の子たちだけじゃなく、他の女の子とも仲良くお話していました。調理していた四人の女の子を筆頭に、それ以外の女の子からもやたらと頼りにされていたような空気すらありました。
しかも、普段のガッコウではもっと大勢の女の子に囲まれてブカツをしているとも、ナギサちゃんとシオリちゃんは言っていたではありませんか!
「……」
たしかにマスターはかっこいいです。優しくて頼りがいのある性格で、お料理もできます。背も高めで不思議な体術だってできるすごい人です。
なのに、ガチガチの筋肉ダルマでもなくてすっごく爽やかです。にこにこと笑っている姿はとっても癒されますし、その雰囲気そのものが優しげで、まぶしくて、一緒に居るだけで安心感を与えてくれます。
でも……すこしだけ周りに笑顔を振りまきすぎではないでしょうか?
ええ、あんな笑顔をずっと浮かべていたら、誰だって勘違いしちゃいます。マスターはもうちょっと他の人のことを考えるべきです。“あいすきゃんでー”のときだって、そのせいで大勢の女の人に詰め寄られていたのですから。
「アミル、さん?」
「…爺、私は今日、いろんなことを学んだんだ。セイトたちはとても感情豊かで、心が直接感じられるほどだった」
「ほうほう、それで?」
「…なかでも、エルフにはめったに感じられない心が多かったのが印象的だった。私が会ったあの二人をはじめ、何組かからその心が、またはその片鱗が感じられた」
「ふむふむ、言いたいこたぁなんとなくわかった。たしかに連中は青春の真っ盛りだ。そういうのが多くても不思議はないねェ」
「…ハンナからもそれは感じられる。エリオはそれがわかっていない。…マスターも、いろいろとわかっていない。マスターはそれをきちんと学ぶべきだと思う」
「……だそうだよ、ユメヒト」
「はい?」
「…少なくとも、アミルは今日一日頑張っていたんだ。私の歌を褒めるよりも先に、やるべきことがある……と思う」
そうですよ。私、せっかくがんばったのにまだマスターからお疲れ様の一言も貰えていません。この依頼中は、いつもよりたくさんの時間を過ごせると思っていたのに。
お鍋の中の甘い匂いはいよいよ辺り一面を包み込み、まるで喫茶店の中に入り込んだのだと錯覚してしまうほどです。
「えと、お疲れ様でした?」
「……もう」
「…爺、いまのは返しとしてはどうなんだ?」
「三十点くらいかねェ?」
私、見つけちゃいました。マスターはいいところばかりだと思っていましたけど、決定的な欠点があります。乙女心ってものを、根本的にわかっていません。もし今この場にシャリィちゃんがいたら、的確なアドバイスをしていたことでしょう。
「じいさん、僕はどうしたら……?」
「んなもん自分で考えるさね。こういうのは人に聞いたって駄目なもんさ」
マスターが少しオロオロしておじいさんに助けを求めました。おじいさんはいたずらっぽく笑ってその願いをつっぱねます。
「…そういえば、爺は奥さんとかはいるの?」
「娘や孫のようにかわいがっている奴はたくさんいるが、奥さんはいないさね。恋人だっていない。……それに、そんな歳でもないさ」
「…そう? 爺ならいい人の一人や二人、すぐに巡り合えると思う」
「おや、ずいぶん買ってくれるね。もしかして惚れたかい?」
おじいさんがからかうように笑います。リュリュさんはいつも通りの表情で言いました。
「…違うと思う。好きだけど、これは親愛のほうだ」
「そもそもじいさん、奥さんも何も……」
「ユメヒト、そろそろ頃合いじゃないかね?」
マスターが何か言いかけたところで甘い香りがより一層強くなりました。ちょうど中身が完全に温まったようです。
マスターは口を止め、持ってきたおたまを使って中をぐるぐるとかき回します。からん、からんとおたまがお鍋にあたる音が小さく響きました。
「…それは?」
「不寝番の人のためにちょっと何かお出ししようと思いまして。《ホットチョコ》っていうお飲み物です。……どうぞ、アミルさん」
「ありがとうございます」
マスターはどこからか取り出したマグカップにそれをなみなみといれて私に渡してくれました。まだこれで許すつもりはありませんが、こんなに甘い香りのするものを前にむくれてなんていられません。
「わぁ……」
見た目は“ほっとここあ”のようです。セピアのような、ブラウンのような、そんな絶妙な色合いをしています。
ただ、“ほっとここあ”に比べなんというか……深い色合いをしているのです。確かに似てはいるのですが、これは決定的に違います。
その甘い香りも、“ほっとここあ”に比べていくらか強いような感じもします。密室で上質のお香を焚いた、とでもいうべきでしょうか。とてもとても力強く、むせ返るようなかんじなのです。私にとっては心地いいものですが、男性の方にはすこしきついかもしれませんね。
「…食材がないのではなかったのか?」
「確かにありませんでしたけど、これの材料──チョコレートは個人的に持ち込んだもので、残りの材料である牛乳とかは普通に用意されてました。調味料扱いみたいですね」
名前通り、これには“ちょこれーと”が使われているみたいです。となると、気になるのはそのお味。“ほっとここあ”とは、どのように違うのでしょう?
受け取ったマグカップを両手で持って、ふうふうとそれを冷まします。そっと唇を近づけて、それをこくりと飲みました。
──あまい。
──あまい。
どこまでもやさしくて。
どこまでもまぶしくて。
溺れてもがいて、引き込んでしまうほど。
とろけて焦がれて、奪ってしまいそうなほど。
何もかもすべて、飲み込んでしまいそうなほど。
「……おいしい!」
「それはよかった」
なにもかもどうでもよくなってしまうほどそれは甘くて、私の心をとろとろととろけさせました。
“ほっとちょこれーと”の味は見た目通り“ほっとここあ”のそれと非常によく似ています。特有の蠱惑的な甘い香りは肺腑の奥へ、大事な何かが秘められているその場所へと容赦なく染み込み、悪魔の誘惑の世界へと引きずり込むのです。
魔女の吐息のように甘いそれには誰もあらがえないことでしょう。呪術にかかったかのように、私はそれをこくり、こくりと飲んでいきます。
“ちょこれーと”の香ばしいそれは“ほっとここあ”のそれよりも深く、少しが舌先に触れただけでその甘みを口全体に広がらせます。喉を動かすたびにそれはどんどんど強くなり、口の中を幸せでいっぱいにしました。
「…すごく甘い。こんなに甘い飲み物なんて初めて」
「そういえば、こっちにはこの手の飲み物もありませんでしたね」
わずかながらミルクのような甘みもあるのに気づきます。“ちょこれーと”だけではただくどい甘さになっていたのでしょうが、そのわずかな白い恵みがこれをより素晴らしいものへと昇華させているのです。それは幼子を抱く母の腕のようにも感じられました。
ほう、といつかと同じように私は溜息をつきました。あの日と同じように、いえ、あの日とはちょっと違って“ほっとちょこれーと”は独特のとろみをもってその表面に不可思議な、見ていて少し不安になる模様を描いています。
「本当は冷たい飲み物でも用意してやりたかったんだが、こっちのほうが長く楽しめるからね。ちょっと喉が渇くかもしれないが、なかなかうまいだろう?」
「…うん。すっごくおいしい」
リュリュさんは“ほっとちょこれーと”が気に入ったのか、平気な顔してごくごくと飲んでいます。おじいさんの言うとおり、ずっと飲んでいると少しお水が恋しくなってきますが、私やリュリュさんに限って言えばそこまで気になるほどの物でもありませんね。
「…マスター、お代わり」
「はい、どうぞ」
「わ、私も!」
慌ててマグカップの中を飲み干し、マスターにそれを渡しました。
「ええ、もちろん。そんなに慌てなくても大丈夫ですよ」
……むぅ、今ちょっと、子供っぽいって思いましたね? なんか、シャリィちゃんを見るような感じで笑いましたね?
「あちっ!」
「だ、大丈夫ですか?」
なんだか見栄を張りたくなって一気に口につけると、予想以上に熱かったそれが容赦なく私の口の中を焼きました。
うう、なんだかひりひりします。バカなことしなきゃよかった。
「あはは、アミルさんって、少し子供っぽいところありますよね」
「……マスターだって、そうですよね? 意地になって、一人だけ魔法で火をつけたでしょう?」
「え、なんでそのことを……!?」
「やっぱり……。一回だけ、あのキャンプの真ん中で火の魔法が使われた気配があったんですよ。使うとしたらマスターしかいませんし、マスターが使う理由もそれくらいしか思いつきません。……やーい、おこちゃま」
「…おこちゃま」
「お子様だねェ」
さっとマスターの顔が赤くなりました。
こないだのデートの時にも思ったのですが、マスターはあれで少し意地っ張りなところがあります。普段は争いごととは無縁な穏やかな性格をしているくせに、ちょっとしたことですごく子供っぽくなるのです。
「……」
的屋の景品、むきになって取ろうとしたのは忘れたくても忘れられません。ローブのポケットにあるそれに、思わず意識が行きます。
こくりと“ほっとちょこれーと”を飲みました。黒い悪魔と白い天使が混ざったそれは、どこまでも甘く、魅力的で、なにもかもを許せてしまえそうなほどうっとりとした気分にさせてくれます。
……だから、これに免じて許してあげる。
「……ふふっ」
「どうせ僕はお子様ですよ……」
「まぁ。ならいいこいいこしてあげましょうか?」
「ちょ、アミルさん!?」
笑みが自然にこぼれました。こんな宝物のようなものを、このすばらしいなにかを、楽しめているのはこの世の中ではここにいる四人しかいないのです。マスターと私たちだけの、大切な繋がりなのです。
もう一度それに舌をつけると、すこしだけ、ほんのすこしだけビターな風味がすることに気づきました。甘さを引き立てる、絶妙な苦みでした。
「…そういえば、思ったのだが」
「どうしたかね?」
食後のわずかな余韻を楽しんでいると、唐突にリュリュさんが声をあげました。
ちなみに、食後と言ってもまだまだお鍋の中に“ほっとちょこれーと”はたくさん残っています。このあとの担当の人の物です。さすがに私たちだけで飲み干すのは無理がありますしね。
「…セイトと教師がいるのはわかった。だが、誰がセイトで誰が教師なのかがわからない。それに、年代はみな同じくらいなのではなかったのか?」
「やっぱりそう見えるんですか」
どうやらマスターは同じことを別の人にも聞かれていたみたいです。言われてみればツバキハラちゃんを手当てした方も少女のように見えましたが、教師としてふるまっていたようにも思えます。私も少し気になってはいたのですが、時間がなかったので聞けずにいたんですよね。
「キャンプに来ている人は、大人四人とシャリィを除いてみんな十六から十八ですよ? 白髪の人と、眼鏡の女の人、保健医……ええと、お医者さんの女の人と体格のいい男の人が教師です」
「私、シャリィちゃんよりちょっと大きいくらいの女の子を見ましたけど……」
「ああ……きっと華苗ちゃんだな。その子は十六です」
「あれで十六なのですかぁ……。すっごく可愛かったなぁ……。あ、あと日焼けした目つきのおっかない男性もみました。……あの方がマスターのお友達のクスノキさんですか?」
「おや、あいつに会ったんですか。ええ、たしかにそうです。あいつを含め男子は何人か青年に見えないのがいますよ」
「…ああ、たしかにいたな」
なにやらリュリュさんが青い顔して口元を抑えています。何かあったのでしょうか?
「ハンナちゃんたちから夕飯の時に聞いたんですけど、お昼にこっちですこしお話したみたいですね。私もすこしおしゃべりしてみたかったです。見た目はともかく、真面目で誠実そうな人でしたし」
「……ま、まぁあいつと話してもそんなに面白いことないですよ。基本仏頂面ですし、無口ですからね。夕飯のピザだって、嫌いだって知ってるくせにピーマンがたっぷり乗ったやつを僕にわざわざ食べさせようとしてきたんですから。……そ、そうだ、こっちの夕飯のピザはおいしかったですか?」
なんでしょう、なにやらマスターが慌てています。その意味を知っているのか、おじいさんはその様子を見てけらけらと笑っています。リュリュさんでさえ、子供を見るかのような笑顔でマスターを見ていました。
「ええ、おいしかったですよ? あ、どれもおいしかったんですけど特に一枚、ほかのよりもはるかにおいしいのがありました!」
その時のことを思い出すとお腹が鳴っちゃいそうになります。どれもおいしいピザでしたが、一枚だけ他を凌駕するピザがあったのです。私の拙い語彙ではとても言い表せないほどそれはおいしく、感動で涙が出そうなほどでした。
「……やっぱりかぁ」
「ど、どうしました?」
それを聞いたマスターはなぜか少し悔しそうな顔をしました。
珍しいですね、料理を褒められてそんな顔をするだなんて。
「それ、僕が作ったやつじゃないんですよ」
「ええ!? あんなにおいしいかったのに!? あ、わかりました。おじいさんが作ったんでしょう?」
「いえ……それ作ったの、調理部の部長です。ほら、昼間に会ったふわふわな茶髪の渚って子ですよ」
部長、ということはブカツのトップにいる人ですよね。たしかマスターはお菓子と料理のブカツに所属していたはずです。まさか、ナギサちゃんはマスターよりも料理がうまかっただなんて。
「やっぱりあの人には勝てないのかなぁ」
「で、でもお菓子の腕前でしたら負けませんよ!」
「……いつものお菓子、あれお菓子部の部長にいろいろ見てもらってからお出しするんですよ。部長は一発で僕よりすごいお菓子を作ります。アミルさんを抑えた詩織ってほうの子です」
「…マスターよりお菓子作りがうまい人がいるんだな」
お菓子を作れるだけですごいのに、マスター以上の腕前を持つなんて、シオリちゃんはいったい何者なのでしょう? というかそもそも、どうして二人ともあの若さでそれほどの腕を持つのでしょう?
マスターもそうですが、若さの割に技術が卓越しすぎています。料理人に十歳で弟子入りしたって一人前になるのには十年はかかるというのに。ガッコウとは厳しい修行を課すところなのでしょうか。
あ、マスターが本気で落ち込んでる。ちょっとかわいい。
「私はマスターが作るお菓子が一番好きですよ」
「アミルさん……」
目と目が合いました。
マスターの漆黒の瞳はどこまでも深く、飲み込まれてしまいそうな魅力を持っています。まるで時間が無くなり、私たちだけしかいないかのような錯覚。炎に照らされたマスターの顔は赤く、また、私の顔も赤くなっていることでしょう。
す、と手を伸ばそうとして……下げました。
私からじゃなくて、マスターからにしてほしい。
「……」
「……」
ぱち、ぱちと爆ぜる音が二回。
なにも、起こりませんでした。
「なんだい、ユメヒト。デートしたのに発展なしかね? 度胸のないやつだねェ」
「ちょ、そういうのじゃないから!」
「…デート? そういえば、そんなようなことも聞いたな。…詳しく教えてほしい。なに、後学のためだ」
「リュリュさんまで!?」
慌てふためくマスター。やっぱりまだまだおこちゃまみたいです。気づけば、いつのまにか私も笑っていました。
「もう、ばか」
呟いた言葉は誰にも聞こえません。でも、それでいい気がしました。今はまだ、この暖かい空気に包まれていたい。
「だ、だいたいじいさんだってデートとかしたことないでしょ!」
「したことないって誰が言ったのかねェ? おまえと過ごした時間よりも、遥かに長い時間を私は生きているんだよ?」
「…それもそうだな。年の功は侮れない。マスターが生まれるはるか前にデートくらい何度もしただろう。爺はきっとモテてたはずだ。もし私が若いころの爺に会ったら惚れていたかもしれない」
「おや、うれしいこと言ってくれるねェ」
「そんなわけないですよ! だってじいさん、僕と一つしか違いませんよ!?」
「「……え?」」
今マスター、なんて言いました?
「ほら、こんな夜更けに騒がない。それにそろそろ戻らんと夜番の連中が心配するさね。さぁ、さっさと帰るよ」
「あっ、ちょっ!?」
おじいさんに押し出されてマスターが森の闇へと消えていきます。おやすみ、とおじいさんが最後に声をかけると、とうとうその姿は見えなくなりました。後に残ったのは魔獣の遠吠えと焚火の爆ぜる音だけです。
「…どういうこと?」
「さ、さぁ……?」
結局なんだったのかわからないまま私は不寝番を終えました。甘い香りがわずかにする喫茶店に入り、毛布を纏って横になります。
なかなか濃い内容に一日でしたが、護衛依頼はまだ始まったばかりです。まだ初日が終わっただけなので、あと三日も残っています。
……三日もあるのです。
私は誰にも見られないよう、毛布を頭からかぶって祈りました。
──明日こそ、もっとマスターとお話しできますように。
20160726 文法、形式を含めた改稿。
ホットチョコとホットココアって一緒じゃね?
……なーんて野暮なことは聞かないでおくんなまし。
ちょっと遅めのバレンタインってことさ。言わせるな、照れるじゃあないか。
ホットチョコの甘いのはむせて飲めない。
なんだろうね、あれとても当たり外れが大きいと思うんだ。
まぁ、大きい口叩けるほどたくさん飲んだわけでも舌が肥えているわけでもないのだけれども。
ちなみに原初のチョコレートは飲み物だったらしいっす。
神の飲み物だとか霊薬だとか言われていたとか言われていないとか。
めっちゃ苦いとか苦くないとかも言われているらしいですな。
野外で夜、たき火を囲んでマグカップを傾けるのが最高にクール。
真冬の早朝のパーキングエリアで缶コーヒーを飲むのと同じくらいおいしくてマーベラスでワイルド。言葉で伝えきれぬこの気持ち。あなや。




