婚約破棄を宣言した元婚約者とその真実の相手がフーリガンになって面倒を見ろと襲って来た話。
ドン!ドン!ドン!
パパパパラ~!
「責任元婚約者!」
「大型援助を実施せよ!」
「婚約破棄をされたら終わりか?」
パパパパラ~!
今、私の旦那様との屋敷の前に、元婚約者のダビテと、その恋人リリアンがいる・・・
その後ろに黒目の民族がいる。
太鼓やラッパを鳴らして、デモを行っているわ。
今、使用人達がスクラムを組んで警戒している。旦那様は留守だ。
彼らはトンデモない要求をする。
「アルテシア、屋敷に住まわせろ!婚約破棄をしたせいで追い出されてしまったではないか?」
「そうよ!面倒をみなさいよ!」
私は婚約破棄をされた・・・そして、別れたハズなのに、世話をしろと要求してくる。どうやら、家を追い出されたようだ。
ダビテ様のスキルは『フーリガン』・・・意味不明だわ。それと関係あるのかしら。
恐らく異世界から英雄召喚をする能力のようだ。
あら、黒髪のおじ様がやってきたわ。代表者のようだ。
「奥様、下がって下さい」
「そうです。意味不明な奴らですよ」
「いえ、もしかして、話ができるかも知れないわ・・・」
だけと、やっぱり話ができなかった。
「ダビテ様とリリアン様がきちんと生活出来るように支援をしなさい。立派な屋敷を建てなさい。こんな屋敷では志が低い。ダビテ様が侯爵になったらどうしますか?狭いですね」
「し、失礼ですよ!ていうかなったら自分で建てなさい!」
「奥様、下がりましょう!」
使用人達に匿われて屋敷内に入る。
ダビテ様とリリアン様のために屋敷を建てろという。
中には・・・
ドン!ドン!ドン!
「ダビテ様に屋敷を使わせろ!」
「支援しろ。性格悪い。アルテシアと旦那だけが住む屋敷だ」
「始めからダビテ様とリリアン様を住まわせないつもりだ!」
「あ、当たり前よ!」
「「「経済効果金貨1万枚!」」」
「ダビテとリリアンが来たら経済効果金貨1万枚!」
もう、何かとキツいわ。
情報ギルドに頼んで監視をお願いする。
すると、
この黒髪の人達は自らをサポーターと名乗り・・・
ダビテ様とリリアン様の味方と思いきや。つるし上げもするそうだ。
ドン!ドン!ドン!
「ダビテ~が、伯爵家を追い出されて子爵家リーグ、男爵家にもいけないのはフロントの責任だ!」
「そうだ。そうだ!」
その間、ダビテ様とリリアン様は頭を下げてうなだれている。
味方じゃないのかしら。フロントって何?
それからも、今まで支援をしてきた私の実家の屋敷にもデモを起している。
ドン!ドン!ドン!
「責任家門!」
「ダビテの支援を打ち切るな!」
ヒドい、今までダビテ様を支援していたのに・・・
それから、私の住んでいる屋敷にやってきた。
今日はいつもと違う。
「奥様、発煙筒を投げています!」
「白い煙のでる魔道具を振り回しています!」
「花火を飛ばしています!」
「そんな・・・凶暴だわ・・」
そんなとき、旦那様が帰って来た。
「アルテシア・・・どうした?」
「あなた・・・・」
状況を説明したら・・・
「うん。殺しちゃっていいんじゃない?」
「そうよね・・」
「騎士団出動させるよ。君は二階に避難していなさい」
「はい・・・」
フーリガンは鎮圧された。
「フウ、あの人達は何だったのかしら・・・今までお世話になった人達に暴言を吐くなんて・・・」
「ハニー、考えても仕方ない」
もしかして、異世界にもダビテのような馬鹿貴公子が大勢いるのではと不安に思うが・・・
来たら旦那様と鎮圧するだけだ。




