表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『道隆、愛酒愛速記のこと』速記談2059

作者: 成城速記部

 関白藤原道隆公は、速記をごらんになるのと、その後の酒宴が大層お好きだった。賀茂速記競技会をごらんになった後、お酔いになって牛車の中ですっかり寝てしまわれ、胸にお指しになっていたプレスマンが、かたわらに落ちていた。ようやくお目覚めになって、牛車を降りるとき、プレスマンのクリップのところで、鬢をおかきになると、とても寝起きには見えないほど見事に整った。

 速記競技会を終えた後の按察使の大納言藤原朝光や、大納言左大将藤原済時と酒宴に臨むのが特にお好みで、極楽往生しても按察使や左大将がいなければ、往生しがいがないなどと軽口をたたかれていたそうである。



教訓:道長が天下をとったので、道隆は悪く言われがちだが、酒と速記が好きな人に悪い人はいない。根拠はない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ