表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
True Story  作者: 紅龍黒椿
16/51

のんびりと買い物

いいタイトルが思いつかない

 眠いな。とはいえ、防具とかの必需品を買い揃えないといけないから出かけないとな。

 ベットから降りるとミーシャと目があった。

「おはようございます。今日は随分と寝てましたね」

「…昨日のあれを体がね」

「そうですね。私も痣が出来て痛いです」

 痣で済むならいいじゃないか。

「ティアナは?」

「食事に行ってますよ。もうお昼ですからね」

「そうか。俺たちも行こうか。午後から色々買わないといけないものがあるからな」

 起きたばかりで重たいものは食えないけれどな。

「何を買うのですか?」

「防具がメインかな。あとは、薬草とか回復薬とかだな」

 部屋を出て下に降りると…。

「おはよー。随分と遅かったね~」

 ティアナが肉を食べていた。…寝起きに油っこいものを食べるな。

「それは、リョウ君が悪いと思うよ?」

「声に出てたか?」

「表情見れば分かるから」

 そんなに顔に出てたかな?なるべく出さないように気を付けてはいるのだが…。


 朝食兼昼食を食べてから俺たちは、防具屋を周った。

「なかなかないですね。私に合う鎧が…」

「確かにね。女としては負けてるけど」

 何やら、ティアナから負のオーラが出ているぞ。

「余りにも…」

「ミーシャ、余計なこと言わないで」

 女の話はよく分からん。口を挟まない方がいいだろう。

 確かこの辺だったはず。女性専用防具屋。

「…これがそうなのか?」

「そうですよ?はやく行きますよ」

 ティアナに手を引かれて、仕方なく入ることにした。

 俺の生きていた世界だと、男が彼女とランジェリーショップに入るようなことだよ!?


 1時間ぐらいかかったな。

 店員は終始ニコニコしながら、俺とミーシャたちを見てるし…。悪乗りしたティアナがおかしな装備を付けて俺の前に来たりとか…。

「今日の買い物はこれで終わりだな。明日は奴隷商のところに行こうと思ってる」

「どこの?」

「テオドアっていう人」

「なら安心だね」

「ミーシャもテオドアさんから買ったんだし」

「なるほど。でも、このメンバーなら今のところ問題はないと思うけど?」

「先のことを考えるとなると、ちょっとでも戦力を確保しておきたい」

 森での一件もあるから3人より4人の方が戦いやすいと思う。

 後衛の役割を果たせる人が欲しいと思った。一応、全員が魔法を使えるのだが、一人後衛に下げるとなると正直不安が多い。

「分かった~。明日はちゃんと起きなさいよ?」

「わーってるって」

 起きないとメンバー探しがゆっくりと出来ないしな。

 俺たちは、のんびりと宿に向かって歩き出す。

 もちろん、女性陣に何度も何度も店に連れてかれて、恥ずかしい思いをしたのは別の話だが…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ