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True Story  作者: 紅龍黒椿
12/51

初クエスト ~道中にて~

 朝の面倒事を思い出させるかのように、ポケポケお嬢様に煩いほど質問攻めされた。

「その子はなにかしら?予定には入ってなかったのだけれども?」

「朝武器屋に行ったら押し付けられて」

「ガイゼルさんか。彼は毎回そんなことをしてるのに懲りないね」

 そうなのか。でも問題ないと思うんだけど。

「いいから行きましょうか。足手まといになるのなら捨てていけばいいのだし」

「そんなこと言ってるから貰い手がいないのよ?」

「うるさい!旦那さんから未だにポケポケお嬢様って言われてるやつには言われたくないわ」

 昔からこうなのだろうか。この人たちって…。

「そうだね~。シシちゃんも落ち着こうか」

 シシちゃんって…。


 今回の移動は馬車のようだ。

 暇だな~。いい加減にミーシャの鑑定でもするか。ついでに、ティアナも見ておこうか。


 ミーシャ・アテナ Cランク レベル10 スキルポイント 25P

 持ち主 リョウ・ヨツヤ

 スキル

 弓術 Ⅶ 短剣術 Ⅵ 氷魔法 Ⅳ 気配察知 Ⅷ


 ティアナ・モルドール Cランク レベル22 スキルポイント 60P

 冒険者

 スキル

 剣術 Ⅴ 火魔法 Ⅲ 回復魔法 Ⅵ 忍び足 影隠 暗殺技能 Ⅸ


 んん?彼女は何者なんだよ?

 普通の冒険者だったら暗殺技能なんてもっているはずがないんだけれども…。

 アルセッドさんから聞いた話でしかないから、あれだけど。

 次は俺のスキルでも取るか。熊を倒したとき、異常にレベルアップしていたような気がする。


 リョウ・ヨツヤ レベル15 スキルポイント 33P


 あれれ?ポイントが多いぞ。というか基準が分からないんだけど。

「ふむ」

「話聞いてましたか?リョウ様」

「まったく。考え事してたから」

 なんか話してるのは知っていたけど…。

 さてと、何を取ろうかな。


 悩んだ挙句俺は、持っているスキルを強化して少し新しいスキルを増やした。


 剣術 Ⅲ 格闘術 Ⅵ 回復魔法 Ⅱ 結界魔法 Ⅳ 転移魔法 Ⅱ 忍術 Ⅲ


 ということにした。

「あなた、おかしなことしてるわね」

「鑑定持ちかよ」

 予想はしていたけど、めんどうなことになったな。

「…スキルポイントを使ったまでです」

「そんなことができるのは、神様ぐらいよ」

 ふーん。とはいえこの能力は神様が与えたようなものだからな。

「神からの贈り物」

「確かに称号であるね。『神からの贈り物』っていうのが」

 称号?俺にはそんなの見えないけど…。気が向いたらさがしてみようかな。


 そんなこんなで、森に着くまでにぎやかに話したり、ふざけ合ったりした。

 

馬車の中のお話はまた今度にしましょう。

なんか、戦闘シーンが少ないな…。

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