表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

弱さ

その夜ライトは夜の街を歩いていた。

自分はなぜ負けたのか。少し一人になりたかった。


すると自分の向かい側から人影が現れた。

翔真だった。

ライトにとって少し大人びてせの高い彼は憧れでもあった。


「こんな時間に何してるんだ?」


翔真のやわらかい声が夜の街に響く。


「今日、俺はなんで負けたんだろう」


「お前は自分が強いと思うか?」


「いや、弱い・・・」


確かに自分は弱い。


「だったら、まずは自分の弱さを知ることだ。そうすればお前の弱さは武器になる」


「どういう意味だ?」


時々翔真はよくわからないことを言う。


「自分が弱ければ相手の弱さも自然とわかるものなんだよ」


ライトはあまり理解できなかったがなんとなくわかった気がする。


「ま、そのためには自分の弱さを知らないとな」


「自分の弱さか・・・」


しばらく考えてからライトは何かを決心したように走り出した。

そして翔真に礼を言う。


「ありがとう翔真!もう一回頑張るよ!」


その後ろ姿を翔真は見送った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ