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プロローグ

当作品は、「飛べないイカロス」とは全く関係ありません。

「飛べないイカロス」の共同制作バージョンです。

従って本文、プロローグ等、私が書いたものではないことを先にお伝えしておきます。

なお、あとがきの次回予告は、私が担当させていただいております。

「おい!どこに行った!?」

「こっちには見当たらねぇ。」

「くそ!!逃げ足の速い化け物め。見つけたらただじゃおかねぇ。」

 それは、太陽の代わりに満月が地上を照らしている深夜の森の出来事。

 月明かりで僅かに見える道とも呼べない山道を必死で走る少女。

 その後ろでは、いくつもの松明の光と、さっきの男たちの怒鳴り声。

「はぁ…はぁ…はぁ……うっ!」

 急に体から力が抜け、転倒する。落ち葉がクッションの役割をして、怪我はしなかった。

 それでも、なぜか立ち上がることができない。それどころか、まったく力が入らなかった。

「探せ!まだ近くにいるはずだ!」

(――っ!)

 追っ手の怒鳴り声が、すぐ近くで聞こえた。

「うっ……」

 なんとか逃げようと、地面を這った。前日が雨だったせいで濡れた落ち葉や泥がへばりついてくるが、そんな事を気にする余裕は今の彼女には欠片もなかった。

 もう少しで、追っ手たち――地人は入ってこられない、自分たちの領域だったからだ。

(も、もう少し………)

「いたぞ!あそこだ!」

「もう逃がさないぞ、化け物め!」

(――っ!)

 途端に、数人分の乱暴な足音が近づいてくる。

 いつ追い付かれるか気が気ではなかったが、それでも、ただただ力の限り、地面を這って逃げた。

 ………が、すぐに行き詰まった。彼女の目の前に、崖が現れたからだ。どうやら、必死になりすぎて目的の場所から離れていたらしい。

 それでも、戻るわけにはいかない。もうすぐ後ろまで追っ手が来ているのだ。

「あそこだ!やっと追い詰めたぞ。化け物め!」

 振り向いた。同時に――

「あっ――」

 バランスを崩し、視界が揺れた。続いて感じる浮遊感。

 だんだん暗くなる視界で最後にとらえたのは、夜空で輝いている星たちが、だんだんと離れていく風景だった。



「チウ。もう起きなさい!」

 その声に目を開けると、一番最初に視界へ飛び込んできたのは、毎朝見ている天井だった。

 下でお母さんが呼ぶ声が聞こえた。

「今日からミツン君たちと出かけるんでしょ!さっさと支度しなさい!!」

「朝か……今行くよ。」

 まだ残る眠気を振り切り、置き上がる。そうだ、今日は夏休みの1日目。ラビニ達とマビルスの谷に泊まりでバンジーをしに行く約束をしている日だ。

 僕は荷物をまとめて下に降りた。

「おはようお母さん。ミツン達、もう来てる?」

「ええ。もう約束の時間でしょ。はい、お弁当。今度はいつ帰るの?」

「今日は谷のとこでテント張って泊まりにするつもり。何もなかったら3日位で帰るよ。」

「気を付けてね。あそこは昨日、鳥人狩りが行われたばかりなんだから。」

「わかってるって。じゃ、いってきま~す。」

 そういって僕は家を飛び出した。

「おはよ~ゴメン遅れて。」

 外に出て山の朝ならではの心地よく冷たい空気を肺いっぱいに吸い込むと、それだけで眠気が一気に吹き飛んだ。

「遅いぞ!チウ。また寝坊か?」

「おはよう。待っていたよ、チウ君。」

「じゃあ行こうか。」

 こうして僕たち3人は、自分たちのバンジー場、マビルスの谷に出発した。しばらくすると、おしゃべりなラビニがしゃべりだした。

「なぁ、今日の朝のニュース見た?あの昨日の鳥人狩りの。」

 するとミツンが

「みたみた。なんか相手は僕たち位の少女で金髪美少女だったみたいだね。」

 と、言った。するとラビニたちが

「そういえば、チウの父さん。昨日の鳥人狩りに参加したんだよな。」

「しかも崖から落とすように仕向けたのもチウ君のお父さんだったって聞いてるよ。すごいよね。」

 と言って来たので僕は

「…まぁ、ラッキーだったんだよ。追い込んだら相手が勝手に足滑らせて、崖から落ちたんだから。」

 そうあやふやに答えた。

 はっきり言って僕は鳥人狩りがあまり好きではない。どちらかと言えば嫌いだ。

 僕たちの歳になると、鳥人狩りに参加することが許され、大半はそれに参加する。

 僕もラビニたちに誘われてしょうがなしに一度、行ったことがあった。

 しかし、動物や人を傷つけることが嫌いな僕はその場に突っ立ってるのがいっぱいいっぱいだった。

「なぁなぁチウ。それ以外、父さんからなんか聞いてないのかよ。」

「どうしたの?ラビニもしかして、金髪美少女って聞いたからお嫁にその鳥人をなんて考えているの?」

「変なこと言い出すなミツン。オレはなにがなんでも鳥人だけは嫁になんてし・な・い。」

 そんな話をしながら、自転車をこいで15分、そこから徒歩1時間、やっと飛び込み場所に着いた。


千夏「千夏だぜ!」

千冬「千冬だよ!」

千夏「なんとまぁ!」

千冬「なんとまぁまぁまぁ!」

千夏「しっかし、”飛べないイカロス”に共同制作バージョンがあったとは!」

千冬「こっちには出してもらえるかな?」

千夏「出してもらえるよう、張り切ってがんばろう!」

千冬「がんばろう!」

千夏「ってなわけで次回予告!」

千冬「予告!」

千夏「こちらではバンジージャンプが趣味のチウ!」

千冬「『こちらでは』はまずいと思うね」

千夏「………」

千冬「あ、あれれ? どうしちゃったの千夏ちゃん?」

千夏「いや、もうネタが尽きちゃってね」

千冬「ぶっちゃけた!?」

千夏

  「次回【翔べないイカロスⅠ其ノ壱】!」

千冬


千冬「ネタ作りって大変だねぇ」

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