36、誕生日
今日もいつも通り朝練をしてから学校へと行く。
――――――
学校にはいつもの光景が並んでいる。
長期休みが終わると、学校が始まった。
一学年上がっても何も変わり映えがない!
でも、俺の生活はこの前とは天と地くらい変わっている。
それはラーク姫の存在だ!
ラーク姫のおかげで毎日が楽しい!
相変わらず学校では一言も話さないが……。
でも、たまに夜抜け出して2人で会うことができる。
それが本当に良い!
なんとなく俺の体調は前よりもいいような気がする……!
しかし、弊害も少しだけ増えた。
それはレオの存在だ!
レオは海での出来事見てから何かと俺にちょっかいをかけてくる。
そうすると、懐かしの小太り栗と長メガネも何かと一緒になってくる。
こいつらは12歳になっても根は全く一緒だ!
何も成長していないな……。
でも、あの一件を見られてからも俺は監視されている感覚が全くない!
多分、レオは誰にも言っていないのだろう……。
それはあいつなりのプライドなのか……?それとも……気を遣っているのか?
まあ、気は使えるやつではないよな……。
だって普段から俺に何かといやなことをして来るのだもの……。
レオの分担の掃除をやったり……。
いじめっちゃいじめだと思うが……。
まあ、別に話される方が困るし、そこまで困っていないしいいか!
そして今日は特別な日だ!
それは………………ラーク姫の誕生日だから!
「ラーク姫!お誕生日おめでとうございます!」
クラスメイトのみんな(俺とレオを除く)がラーク姫の誕生日をお祝いしている。
「ありがとう!」
ラーク姫は朝からたくさんのプレゼントをもらっている。
ラーク姫もとても嬉しそうだ!
これは毎年の恒例行事だったが……。
今年は少しだけ特別だからな……。
なぜなら……今日は夜に予約を入れているからな!
前回会った時に、初めて日にちを指定しての会う予定を立てたのだ!
ラーク姫は「なんで日にち指定?」と聞いてきたが……誤魔化していた。
ラーク姫は自分の誕生日を把握していなかったのかな……あの時……。
しらこい感じもなかったし、多分把握していなかったのだろうな……。
ラーク姫が祝われているのを呆然と眺めている人物がいる。
俺の隣の席のレオだ!
俺の隣で足を組んで机の上へと上げている。
でかい態度だな……本当に……。
「今日はラークの誕生日だって!ゲッツァ君!」
はいはい……。また絡んできた……。
でも、これを丁寧に返さないとあの日のことを言われてしまうかもしれないしな……。
丁寧に対応しよう!
「はい!知っています!」
なんで敬語なんか使っているのか……。
「みんなは誕生日にプレゼントを渡しているけどお前は渡さなくていいのか?お前だけ教室内で浮いているぞ?」
お前も渡してねえじゃねえかよ!
「はい!わたしは平民ですし大丈夫です!」
「は〜ん……」
レオは俺の音を嘲笑った。
むかつくは本当に……。
まあ、今日は夜会えるからな……。
なるべく目立たないように……平常心……平常心……。
「レオ様は何か渡さなくてよろしいのですか?許嫁ですし……」
レオはさらに笑った。
「俺は許嫁だから渡さねえんだよ!こんなところではな……」
こんなところでは……。
どう言うことだ……。
俺が聞く前にレオは口を開き始めた。
「いつも、ラークの誕生日は青城で夜に誕生日パーティーが開かれるんだ!そこで毎年渡しているんだよ!」
誕生日パーティー……?
まあ、王族だから当然そうか……。
でも、夜って……。
「いつも夜が明けるまでするんだよな……。まあ、お前には関係ないことだったな……」
夜が明けるまでって……。
じゃあ、ラーク姫は今日……。
「そうなんですね……!それは素晴らしいことですね!」
俺は悔しいが歯を噛み締めることにした。
「お前も招待してやろうか?」
こいつ追い討ちをかけてきやがった。
「いや、大丈夫ですよ!俺なんかがいても楽しくなりませんし……」
「なんだよ素直じゃねえな!まあ来たいって言っても絶対来させないけどな……」
煽り性能が6、7才の頃からアップしているな……。
頭に血が上らないように必死に堪える……。
「そうですよね……。それじゃあ俺はちょっとお手洗いへと行ってきます!」
気持ちを落ち着かせよう……。
このまま話していても意味がない。
それに、こう言う時はレオのいないところに行くのが一番だ。
俺は席を立ち上がり扉の方へ歩き始めた。
「誕生日プレゼントは何をあげようかな〜……。もう13歳だしな……」
何か1人で話し始めた。
無視無視……。
「たとえば、この俺とかあげようかな!」
――――――――
ギリギリでトイレまでくることができた……。
いや、本当に危なかった……。
俺はレオにもう少ししたら殴りかかる時だった……。
俺は顔を洗う……。
なんとなく冷やそうと思って……。
それに今日が誕生日パーティーなら仕方ないことだな……。
せっかくの誕生日だしな……。
そっちの豪華だろうしな……。
そんなことを考えてはやめての1日を過ごした。




