"年明けに"
年明けの様子を
書いてみようした。
何からと迷っていたら、
懐かしい人から
メールが届いた。
チームラボという
映像とメロディの展示を
見に行かないかとの
お誘いだった。
なんやそれ、と思う。
何年ぶりだったか。
彼は、時々思い出す
人だが、音沙汰は無かった。
こちらからもご無沙汰
したままだった。
それなのに突然の
チームラボへのお誘い。
なんでも、その広告を見て、
このご無沙汰者の顔が
浮かんだらしい。
そうか、自分はこの
チームラボの印象かと、
受け止めておいた。
確かに、美と旋律と
哲学の融合は好みだ。
さてとどうしたものか。
年明け早々の、
予定を入れようか。
興味が無いわけではない。
気持ちに尋ねた。
そういえば昔、
映像の事を話した。
だからこの顔が浮かんで、
連絡をくれたのか。
それならお供しようか。
何かしら書くように
なったのは、
彼のお陰と言っても
いいだろう、やたらと
気に入ってくれたから。
それにしても、
この何年かの間、
彼はどこでどうして
いたのかを考えた。
チームラボを考えた。