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期待されてるね!

 ナナンゴ村奪還作戦は怪我人も無く無事に終了した。しかし、雑魚ゴブリンの数を減らしただけで、本当に村の奪還が出来た訳ではない。


「村のゴブリンは何度も駆除したんだが、すぐに数を増やして襲って来るんだ」


 ドンガさんがウチに来て事情を説明してくれた。


 ゴブリンを幾ら倒しても数はどんどん増えている。他のモンスターも急増して勢力を増しているらしい。


「結局、ドワンゴ国の国力が低いのが問題なんだ。昔のモンスター量だったら問題は無かったんだが」


「お姉ちゃんが凄くてもずっと戦える訳では無いからね。一時的に押し返せてもまた数を増やして攻撃してくるよ」


 弟くんは冷静に分析している。


「じゃあどうすればいいの?」


「国を立て直すつもりでここに村を作った。閉鎖的だったのを改めて広く人材を求めている」


 ドンガさんはそのつもりでも他のドワーフ達は洞窟から出て来ない。元々、洞窟での生活を苦にしない種族らしい。

 更に自分達の生まれ育った場所を取り戻したい気持ちと閉鎖的な習慣。それがドワーフ達に新天地への移住を躊躇わせている様だ。


「店の建設を急がせる。人員をこっちにもっと回す事にするから、強化魔法で減った人員分を補ってくれないか」


「じゃあ砦へ毎朝行って魔法を掛けます」


「感謝する。出来れば少し加減してくれ。アレでは兵士が勘違いして、魔法が無いと戦えない体になりそうだ」


 それはマズいね……でも怪我したら大変だし……


「そうだ! 加減はするので私の作ったポーションを常備して下さい。薬があれば怪我しても大丈夫かなって」


「分かった。そうしよう」


「お姉ちゃん、ドワーフさん達の弱点は動きが遅い事だから素早さアップだけでも十分戦えるんじゃないかな」


 明日から砦に通ってドワーフさん達に強化魔法を掛ける仕事をする事になった。その時にリュックサックに詰め込んだポーションを砦に置いてくる。このポーションを必ず持ってドワーフさん達は出撃するよ!


 ソウガ隊は週に1度だけ出撃する。私も当然一緒に行く!


 さすがにゴブリンは吹っ飛ばないけど問題無く倒せるね。

 ソウガとプラムがコンビになって1匹のゴブリンを確実に仕留めていく。かなり訓練を受けているみたい。


 ナナンゴ村に駐留するまでにはいかないけど、かなりドワーフさん達は盛り返したみたいで表情も明るくなってきた。


 そして、私達のお店が完成した。レンガ造りの立派なお店だよ。でも、聞いてたよりかなり大きな気がする。


「お姉ちゃんが凄すぎたから……ドワーフさん達の期待が建物に現れちゃったね」


 ここに私達が住むのかぁ〜〜 


 お店の名前はフォックステイル!!


 店の中には工房もあって鍛治施設を備えている。居住スペースにはバス、キッチン、トイレ完備!


 フォックステイル 開店です!!


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