姉弟でいちゃいちゃ
「ねえ、あきネエちゃん。」
「なあに?かわいい弟よ。」
「あきネエちゃんは彼氏作らないの?」
「何で急にそんな話になるの?」
「だって最近、はるネエちゃんが彼氏出来たって大騒ぎしてるから、あきネエちゃんは欲しくないのかな?って。」
「えええ、いやいや。大体はるネエちゃんは彼氏3人目でしょ?あれ1人目のときはなんか思ってたのと違った、とか言って振ったんだっけ?で、2人目のときはおんなじ様なこと言われて振られたんだっけ。あん時、大号泣してみんなで大変だったの思い出したよ。あれ見てると普通に彼氏作るの引くわ。」
「でも男の人が嫌い、ってわけじゃないんでしょ?」
「まあそうだけど、そうではあるんだけど、あおママもりょうママも、男は一皮剥けばけだものだ、っていつも言ってるじゃん。大体我が家に男は居ないから、男の人がどんなものか?っていうのがいまいち分からないんだよねぇ。」
「いやいや、俺は普通に男だし、一応パパだっているんだけど。」
「あれふっくんは男だったっけ?こんなにかわいいから分からなかったよー。あとパパは、あれ男湯に入ったら大騒ぎされちゃいそうだけど、あれは男に思えないよ。」
「でもパパが女子トイレに入ったり、女湯に入ったりしたら、それこそ大騒ぎじゃ済まないでしょ?だからやっぱり男だと思うよ。あとドサクサに紛れて抱きつかないで。」
「えーっ、いいじゃん。減るもんじゃないし。あとパパって、婦婦の間に子作りのために転がり込んだごくつぶしの家政夫でしょ?元は。やっぱり男の人のサンプルとして参考にはならないよ。あとは私たちの裸を見ても平然としているふっくんだけ。やっぱり我が家に男は居ないじゃん。」
「いやいや、俺が女の裸に慣れちゃったのは、ママたちもネエちゃんたちも家の中を裸で平然とうろうろしまくるからでしょ?大体俺だってその気になったら、けだものにだって、なれる、よ?」
「やだー、こーわーいー。」
「怖いって言いながら抱きつくなんて、どう考えてもおかしいよね?」
「えー?お化け屋敷だって怖かったら抱きつくじゃん。だいたい私、生まれるのがちょっと早かったからネエちゃんなんて言われてるけど、本当は怖がりの弱虫なんだからね。それにまだまだ幼いから、風呂場にこんなアヒルのおもちゃを持ち込んじゃって。こんなのが彼氏なんて、まだ早いよー。」
「でもいつかは彼氏欲しいんじゃないの?」
「んー、どうしても彼氏欲しいって思ったらねぇ、、、ふっくん襲っちゃう。こんど私の誕生日が来たら、一週間ほどは私が本当の年上になるじゃん?そうしたら姉権限で強権的にふっくんのこと手篭めにしちゃうから。覚悟しなさいよ。」
「あきネエちゃん、そんなに強く抱きしめないで、、、苦しい、、、」
「あら、ごめん、ごめん。ちょっと強すぎちゃったわね。じゃあ私、先にあがるから。あとはよろしく。」
「うん、わかった。ってあきネエちゃん?体しっかり拭いてよ!滴った水を後で、床掃除するのは俺なんだから。あとショーツぐらいしっかり穿きなさい!女の子のたしなみでしょ。って聞いちゃいない。もう、仕方が無いなあ、、、。」




