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チートなはずなんだけど。  作者: 究極のモブ
3/16

転生したよ!

「アメリアー。朝よ。」

「んぁ?」


木目の天井、白くてもふもふの…布団。これは、どこだ!家だ!転生したああああああああぁぁぁ!

ガバッと起き上がると、扉の前に女の人がいた。うわ、めっちゃ綺麗じゃん…。てかコミュ障の私にこんな綺麗な人と話せと?いや綺麗かどうかは関係ないけどさ…。


「おかーさん、おはよぉ。」


ベットを降りると、自然に口がこう言ってた。お母さん?この人が?!うっそ、じゃあ私も美少女になってんの?そうだったらまじワロタww

起きてからの行動を体が覚えているように、タンスから服を出して着替える。クシを持って洗面所に向かう。台の上に乗って鏡を見た。ら、


「…まじか。これは、ないだろ…。」


どんな顔だったか?それはね、前世にそっくり…。確かにね?ちょっとちょっとだけ鼻が高くなってくっきり二重になってて、あの…多少は可愛くなってるかもしれないけど、私なんだよ…!ふざけんな。ふざけんなよ神様ああああああああああああああ!

イライラしながら顔を洗い、髪を整えてドスドス歩いてご飯を食べに行った。


「どうしたの、アメリア。」

「アメリア、何かあったの?僕でよければきくよ。」

「おはよう、アメリア!今日は父さんと剣の練習だぞー。」

「お父さん、お母さん、お兄ちゃん。アメリアってなんでこんなに可愛くないんだろう?」


お父さんとお兄ちゃんね。イケメンすぎだね。お母さんも美女だね!なんで?この二人の遺伝子どこ行っちゃったわけ?遺伝子仕事しろよ!!!

とか考えつつ席に着くとお兄ちゃんの膝の上に乗せられた。んー、なんでかな?


「そんなことないよ、アメリア。アメリアはすっごく可愛いよ。誰に言われたの?もしかしてワイアット?いや、もしかしなくてもあいつか。今日はこてんぱんにしてやろうかな。」

「ううん、違うよ。ワイアットじゃないの。」


いや、ワイアットって誰だよ。私の口が勝手にしゃべってくれてるけどさ、私ワイアット知らないんだよ。てかお兄ちゃんシスコンかよ。いや、ワイアットが嫌いなだけか。


「そうなの?ワイアットじゃないのか…。じゃあ誰が?」

「今日鏡見たら、そう思ったの。」


お兄ちゃんwそんなに誰かをボコボコにしたいの?w


「大丈夫よ、アメリア。だって私たち2人の子供だもの。これでも、外ではモテモテだったのよ?」


これでも…。超絶美女が何言ってんだ。元の世界なら芸能人になってるわ。てゆーかだから自信なくすんだよ。両親もお兄ちゃんも美形すぎ。話したくないなー。まじで灰になるよ?

遠い目をしていると、お兄ちゃんが膝から降ろしてくれた。私は目の前にある美味しそうなご飯を口に詰め込んだ。

ご飯を食べ終わると、お父さんが立ち上がってよし!と言った。なんだろ、


「アメリア、着替えてこい。午前中は剣の練習で、午後は狩りに行くぞ!」


はい?

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