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「ツイてない」言語記号使いの生活  作者: 七夕 和水
俺は「ツイていない」
3/4

プロローグその2(後編)

少し長めな説明回後半です。次回から物語が回っていきます。

10分後。ざっとした話を聞いていたがまとめるとこんな世界かなとわかった。


1、基本中世ファンタジー。だけど結構ごちゃまぜ。和もあるらしいしこのままの見た目で言っても特に問題ないそうだ。


2、向こうにいる人型は人間(肌の色や髪の色は元の世界とそんな変わらない)、魔法がとても得意である魔族、森の…といってもずっと引きこもっているわけではないけどエルフ。ドワーフ等々…大体ファンタジーものにある生き物がいるのは確定だそうだ。

ちなみに国によっては迫害や奴隷や戦争や盗賊などもある。場所によっては治安も悪かったりする。本当によくファンタジー物の世界観に合わせてつくったそうだ。言わずもがな死が身近であり、心構えをしないとダメだそうだ。


3、よくファンタジーものは魔物、魔獣は倒さなければならない!とあるが…この世界は自ら襲い掛かってこない限り倒さなくていい。素材などがほしければ交渉…独特の言語、もしくは共通言語を使い話すそうだ。ちなみに話せる人はあまり居ない。感覚的には千人に一人くらいだそうだ。

そして…ダンジョンもある。

その中ではほぼ言語が通じない魔物、魔獣しかいないので、そこから狩って冒険者、傭兵などは素材を手に入れるそうだ。

ダンジョン外でも内でもある一定の条件を満たしたり話すことによって仲間にしたり家畜にしたりなんだりと…まあ、いろいろしているらしい。そこらへんは実際に見てほしいといわれた。

ちなみに、言語理解ということで俺はほぼすべての言語を話すことができたり書いたりできるようになっているらしい。

「どんな」ということでほぼダンジョン内の魔獣、魔物とも話すことができるらしい。チートじゃねえかこれ。


4、当然魔法とかオーラとか…まあ、超人的なものがある。全員が使えるわけではないが…魔法(魔術ともいう)、神気(こう…神々しいやつらしい)、オーラ(これは亜人や人間がおもに体術で使うような)…どれかを使えないと場所によっては差別もあるらしい。

どこの世界も異物差別は変わらない。


5、神の存在も当然信じられているとのこと。

お詫び期間は俺が死ぬまでとの事なので、困ったら教会に行ってもいいし適当なとこで(困った、助けてー)と祈ればどうにかするとか言われた。なんだよどうにかするって…アバウト過ぎないか。


「———まあ、こんな感じの世界だ。ぶっちゃけサブカルチャー詳しい神の話を聞きながら作ったから君が知っているそういう世界を想像していただければそれで合っていると思う。簡単に説明したけどあとは君が自分で体験してくれ。それも楽しみだろう?」


「まあ、わかりました…ええと、それで、特典とかそういった話は…」


と俺がイケオジ神に聞くと同時にイケオジ神は両手を叩く。

叩いた次の瞬間、ごとりと上からテーブルに落ちてきた。落ちてきたものを確認すると…

よくお土産屋…というより水族館だろうか…そこの売店などで売っている全体的に水色で魚とかのイラストが描かれたきれいなノック式のボールペン。

使い込まれているのだろうどこか色あせて…ってこれ、俺が小さいころ家族に買ってもらって今まで使っていたボールペンじゃないか。いじめが始まったと同時にすぐボールペンは家だけで使うようにしていたから盗まれるとか壊されるとかなかった大切な俺のモノ。

しかし———


「どうして今ここにこれがっていう顔しているね。これが特典の一つ。このボールペンにいろいろ能力を付けた…というより今からつけるんだけどね。ええと…(決シテ壊レズ変ラズ)(使用者以外使用不可)(帰還)(無限)(魔神気付与)…」


…なんか厨二臭いこと言い始めたイケオジ神。その言葉一つ一つに対応するかのように光るボールペン。

…なんか言語に合わせて光るのを改めてみるとこれは…夢じゃないかと思いぐにっと自分の頬をつねる。ううむ…痛い。やはり夢ではないのか。


「(交信)…っと。こんなもんで———って何やってるの藤木君…」

「いや、今の現象を見てやっぱこれは夢なのかなぁとおもってお決まりの頬をつねってみたのです…」

「…まぁ、そう思うのが普通だよね…っと、終わったからボールペン持って見てくれないかな?説明はそれからしよう。」


促されたのでテーブルの上に置いてある、なじみのボールペンを持ってみる。

持ってみるが…普段使っているときと何も変わらない。

俺が持ったのを確認すると満足そうにうなずくイケオジ神。


「…うん、特に異常はないようだね。さて、説明するより使ってもらったほうが早いかな。

まずノックして普通に芯を出してもらって、その後に空中に×印書いてもらっていいかな、あと…大きさは何でもいいよ?」


とりあえず言われた通り書いてみると…空中に青い×印が現れ、すぐに俺の右手の手の甲に張り付く。張り付いたときに違和感みたいなものはなかった。

そしてその手の甲に張り付いた×印からシャボン玉みたいな透明な膜が一瞬で膨らみ…俺とイケオジ神の間に貼られていく。立ち上がり見回してみたら俺を囲むようにぐるりと膜がドーム状に展開されている。直径二メートルくらいだろうか。あまり大きくはない。

…そして、何か得体のしれないものが体の中から何か抜けた気がする。気のせいかもしれないけど。

膜の前にイケオジ神は立ち膜をノックしている。シャボン玉のイメージだったがとても固いようだ。


「よしよし…無事に成功したね。君のボールペンはいろいろ特典を詰め込んだものになっている。今のようにいくつかの記号や図形を書く事によっていろんなことが起こる。

便利だろう?」


まさにファンタジー…やはり男の子としてこれは盛り上がるものだろう。

ワクワクしているのが向こうにも伝わったのだろう。頷きながら話を続けてくれるイケオジ神。


「…といっても今のところ数パターンしかないけどね。自分で探してみてくれ。

殺傷能力は基本的に付与しないから…まあ、自分で見つけるものまた乙なものだろ?

ちなみに×は結界みたいな物といったらいいかな。許可したものしか(絶対に)入れないから。どの攻撃でも防げるように強固なものになっている。

あ、許可自体は簡単だ。その物を思い浮かべて空中に〇を書けばいい。すると、その物は中に入ることができる。あ、ちなみに結界の消し方…というよりボールペンで起こした事柄だね。それはすべて…君がボールペンの中に芯をしまえば消えるよ。」


言われた通り入って大丈夫だと思いながら書いてみると、空中に先ほどと同じ青い〇が浮かび俺の右手に×印の上からすぐに張り付き…そしてこれまた何かが少し抜けた気がした後、さっきまで膜に触っていたイケオジ神の手がすり抜けて中に入ってくる。

その後芯をもう一度ノックしてしまうと膜が消え、手の甲にある記号も消える。

おお、凄い…


「そうそう、こんな感じだね。喜んでくれて何よりだよ!

あ、書いたときに何か抜けた気がするとおもうけど君の中に入れた魔力を吸い取って動いているんだ。まあ微々たる量だしすぐ回復するだろうしね。」


「…入れたっていうことはどういうことですか?こう…改造とか何かされたとかは…話していて見られなかったのですが…」


そんな素振りなどはなかった…まあ、神様というだけあって何でもありなのかもしれないけどさ。気になることはもちろん聞く。


「あ、説明が抜けていたね…もう君の体は改造済みだよ。

死んだ瞬間に改造させてもらったよ。転生するのであればリセットすることになるから前もってしちゃおうってなってね。

俗にいうチートまではいかないけど生活に困らないだけの身体機能と魔力そしてこれは僕からのお詫びとして平和に過ごしてほしいと思い、言語能力とボールペン…だけでいいと思ったんだけど、あの二神がお詫びといって神力とオーラ…三つを入れてある。時間経過により回復も可能だよ。

もちろんチートみたいなレベルまで付与したわけではないけどね。三つ使えるものはなかなかいないけど、いるのはいるからいいかなってなってね…」


ふむふむ、抜けたのは魔力で…使い方は少しずつ覚えていけばいいか。

手探り感も好きだし、な。

改めて目の前のイケオジ神にお辞儀をする。


「…なるほど、ここまでいろいろしてくれてありがとうございます。」

「いや、気にしないでくれ。むしろこっちが申し訳ないからもっと怒ってもよかったんだよ…?

———さて、あとは聞くことないかな…?なければ今から出す扉を潜ってほしい。五分くらい歩くと又扉があるからそこから向こうの世界へ行けるよ」


頭を下げているので見えないがきっと両手を合わせて何かしたのだろう。

顔を上げると先ほどまでなかった茶色い扉がイケオジ神の後ろに現れる。


手に持っているボールペンは…ジーパンのポケットにボールペンを差し込む。

ちなみに今の服装は白の無地長袖Tシャツと灰色のシャツとジーパンだ。靴は黒いスニーカー…まあ、ありがちな靴だな。墓掃除している際に来ていた服装のままだ。


再度、イケオジ神にお礼をするために声をかける。


「いろいろありがとうございました。向こうの世界でまあ…楽しく暮らしてきます。」


「さっきも言ったけど、むしろこっちのほうが申し訳ないというか…なんというか。

でも前向きに少しでもなってくれてよかった。向こうの世界では特に目的もないだろうし、

英雄に…は無理だな。悪役に…はできればなってほしくないな。」


そこで一度イケオジ神は顎に手を当てすこし考え始め、また話し始める。


「そうだな…幸せ———うん、幸せに暮らしてほしい。君は自由なんだから。町で平和に暮らすもよし、旅人になって世界を回るもよし、僻地にてのんびり暮らすもよし。まあ、本当に好きに生きてほしいな。」


…本当に優しい神だ。正直心残りもなくはないが…

好きに生きてみるか…幸せになる。したいことをする。それが俺の目標だ。

改めて気合を入れなおし、挨拶をしよう。


「本当に、ありがとうございます…では行って———」


…っと、危ない危ない。

どうせだから神様に聞かないとな。


「一番大切なことを忘れていました。ぶっちゃけ俺の不幸というよりツイていないのって…原因なんだかわかりますか?」


それを聞いたイケオジ神は…目を逸らしてぽつりと。


「その、なんだ…幸運値は神でもランダムに作るから何とも言えないんだ…つまり助けようがない。すまない…」



なんてこったい。



———―—―――





衝撃の事実を聞いてとりあえず別れを告げ歩き始めると…本当に五分くらいだろうか。

それくらい歩いた気がする。五十メートル先に扉が見える。先ほど潜ってきた扉よりも幾分古い感じがする。そして扉の前にはいろんな説明を受ける前に先に帰った二神が待っていた。ってか約一神はめちゃくちゃ手を振っていて叫んでいる。もう一神も叫んでいるから少し離れていてもはっきりと聞こえる。


「おーい!藤木ちゃん!こっちだこっち!」

「お前なぁ…仮にも神なんだから静かにしてろ!人間の子供じゃないんだぞ!」

「いって!おっさん!マジでやめろって!拳骨いたいわ!」


…なんか声かけないでさっさと扉を潜りたいがさすがに悪いだろう。

そう思い目の前の二神に挨拶をする。


「あー…はは、えと…先ほどぶりです。

ええと、どうしてここにいるんですか?」


すると待っていたかのようにチャラい感じのお兄さんが話始める。


「いや、いろいろあいつが説明抜けしたりしたことがあったと連絡が来てな…とりあえず

渡したボールペンあるだろ?あれで空中に十センチくらいに縦線書いてみ?」

「は、はぁ…」


言われた通り芯をだし、ノックして空中に線を引いてみる。すると空中にかいた通りの黒い線が浮かび上がり…パカっと割れる。

こう…なんていえばいいんだろうか、がま口財布とかチャック付きのバックとかを開いた感じのような感じの割れ方だ。

ちなみに内部は真っ黒で見えない。

次はどうすればいいのかと悩んでいると…


「お、無事にかけたな。次は茶色い入れ物…でいいか?そんな感じのものを思い浮かべて手を入れてみろ!必要な物引き抜きゃ勝手に閉じる!なぁに、男は度胸だ!どうにかなるぜ!」


適当な説明をして、ぐっとガッツポーズをするチャラ男神。そしてその神に突っ込みを入れるように平手で頭を叩いた戦神が言葉を続ける。


「おい、この馬鹿!アバウトすぎだろ!…あー、藤木。なんだ…図多袋ではないか…

こう、ファンタジーでよくあるような茶色い袋みたいなバックあるだろ?ええい、説明難しいな…こんなのはあいつの仕事だろう! …とにかくだ。そんな感じのものを想像して手を入れて引き抜いてみろ。その中に向こうの世界で使う金とか旅に困らないように一式そろえたものが入っているとのことだ…まあ、とりあえず引き出して確認してみろ。

あ、ここですぐに外套だけ着ていけ、とりあえず着れば旅人っぽくなるからな。」


少し怖いが…思い切って中に手を入れるとそれっぽいものを見つける。なんかゴワゴワしている…むんずとつかみ、思い切って引き抜いてみるとよくファンタジー物で出てくるバックが出てくる。そしていつの間にか穴は消えていた…

さて、再度バックを見てみると寝袋などいれるバックみたく筒状で、全体的に茶色。

そして取り出し口は紐で開け閉めするタイプだ。

バックの紐を緩めて中を確認すると、すこし厚めの茶色い外套…?フード付きマントみたいな物が出てきた。

これも首のあたりを紐で締めるタイプのものだろう。すぐさま被ってみる。

おお、なんかそれっぽいぞ…?丈は腰くらいまで。その場で足踏みしてみるけど

動きに支障はなさそう。こう、わくわくしてくるな…子供とか言われたらあれだが、今から行く場所はそれこそ魔法、剣、見たこともない生物とかのオンパレードで男の夢…みたいな場所だしな。


さて、あとは取り出さずに確認できそうだ…服や下着が二セット。フォークとコップ、深皿が二つ。鞘に入ったナイフが二本。干し肉らしき肉がいくつか。水が入っている革袋みたいなものが二つ。この革袋は何か蓋が付いている…キャップと本体は紐で縫い付けてあってなくしたり壊したりしないようになっている。


さらに調べていくと紐で取り出し口を縛ってある布製の小袋を二つ見つける。どうやらこれが最後みたいだ。

中を開けて確認してみると銀貨、銅貨がいくつか入った小袋が二つ。どちらも合わせると三十枚くらいだろうか。片方の袋には(こっちは空間内にしまったほうがいい、予備としてとっておいたほうがいいよ)と書いてある。もちろんすぐさまボールペンで縦線を引き、小袋を持ちながら中に手を突っ込み、中で手を離した後、すぐに手を引き抜いてみる。

お、やっぱ予想は当たっていた。反対側に突き抜けたり袋が落ちたりはせずにしっかりと中に入ってくれた模様だ。

そして、穴から手を引き抜いたと同時に戦神が声をかけてくる。


「まあ、そっちのかばんは常に出しておけばいいだろう。あいつもそう考えて入れたんだろう…あとあいつ…って思い出したが、説明いろいろ抜けている上に、たくさんいる神の中でどの神だか話してなかったな…すまない。

あのスーツ着た奴が学術の神兼総合神担当。だからいろいろ藤木に説明やらなんやらしてくれたってわけだ。」


なるほど…だからいろいろ知識与えてくれたり物をくれたりなんだりとか…自分自身でいろいろ探してみるのも面白いと言っていたわけか…


「…まあ、カバンの件みたく抜けているところもあるから戦神をしているワシが補佐やっているわけだが…というわけでワシが戦神兼補佐神だ。

んで藤木のことをとんでもない案件に巻き込んだ挙句にあんまり反省してない馬鹿が祭り神兼縁の神担当だ。こいつはあまり敬わなくていい。むしろ呪ってくれるくらいがちょうどいいと思うぞ!」


戦神はそういい捨ててキッとチャラ男な神———祭り神だな。

祭り神をにらむと祭り神は肩をすくめた後俺に近づき肩を組んでくる。


「おいおい、おっさん…あまり物騒なこと言わないでくれよ!これでも反省しているんだぜ、いやマジで。…さて、藤木ちゃん!説明遅れたが祭りごとが大好きで生物の縁を取り持つのが俺だぜー!

まあ、殺しちゃったのは本当に申し訳ないと思うけど、それはそれ!これはこれだぜ!これからもよろしくしてくれると嬉しいんだぜ!楽しくいこうぜ!楽しくな!はっはっは!」


といって背中をバンバン叩いてくる。地味に痛い。

それを聞いたり見たりした戦神はイメージでもなくたぶん本当に黒いオーラを出しつつ…顔を覆ってぶつぶつとつぶやき始める。


「本当にこいつを藤木の世界にいる神に差し出さなくてよかったのか悩むところだ…いや今からでも…その前に一回思いっきり締め上げたほうが…あいつもいつか締めるとか言ってたし…」

なんかいやな予感が…とりあえず声を———

声をかけようとした瞬間祭り神が焦りながら俺をドアのほうに引っ張っていく。


「ちょ、ちょっと祭り神さん、急に何を…」

「…藤木ちゃん!急げ!戦神のおっさん弄り過ぎた!炎吐いたりオーラ飛ばしてくるかもしれない!ついでに藤木ちゃんにチートまではいかないけどいい感じの縁があるように気持ち加護与えたから安心———「貴様ぁ!嘘吐きつつ勝手に何やっているんだ!お前が良い縁といったら藤木面倒ごと巻き込まれるじゃないか!この馬鹿!もう許さん!ぼっこぼこにしてやるわ!」やべえええ!!ほら!扉に触れば向こうの世界に行けるから!頑張って!」


「えっ、ちょっと…うわっ!」


俺は祭り神に背中を押され扉に触る。触ってしまった。

触った瞬間視界が真っ白になり…じわじわと意識が何かにもっていかれるのを感じる。

もうどうしようもねえ。


触る前に心の準備したかったのだけど…ええい!なるようになれ、結構厳しい世界のようだけど、俺は恐怖半分ワクワクに包まれていた。

いったい何が待っているのだろうか。俺は「()()()()()」と言わなくなるのだろうか———





と思った時期が俺にもありました。


あの扉を触って目が覚めた…その場所は森の中。後ろには大きい木がたっていた。

キレイな風に揺られ、周りの樹木の葉同士が擦れ合い心地よい音が聞こえる。天気は快晴。

そこまではいい。


問題は目の前の状況だ。

目の前には…オーク?でいいのだろうか…豚みたいな生物が二足歩行している集団がいた。しかも結構強そうな感じの。迫力があると言えばいいのだろうか…


俺のことをにらんでいるのも何匹かいる。戸惑っているのもいる。

こんなのどうすればいいんだよ…


やはり俺はどこに行っても「()()()()()」。




誤字脱字、改行等々読みにくい箇所あったらご報告ください。

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