だいいちわ
なんとなく浮かんだ設定で書き始めました。生温かい目で見守ってください。
では。よろしくです……( ̄^ ̄)ゞ
虚戯夢幻 18歳 好物はタコワサ 彼女なし。
これが僕のプロフィールだ。
僕は普通の高校三年生で、学校に行き、授業を受け、幼馴染と二人で帰ることもなく家に着く。
そんな僕だが、一つだけ他の人と絶対に違う、と言えることがある。
影が薄いのだ。
影が薄い、これはかなり甘い表現かもしれない。
もっといえば、僕の存在自体が希薄なのかもしれない。
まぁ、そんなことはどうでもよくて、僕はあの時いつも通りに大通りを歩き、家のある住宅街へと入るための道の信号を待っていたんだ。
僕はあまり携帯をいじるタイプの人じゃないから、ボーッとしながら今日の晩御飯の事を考えてたんだ。
僕がボーッとしてる時は僕の存在は今とてつもなく希薄になっているらしく、そしてなにより僕は横断歩道と歩道の境目の本当にギリギリの場所にいたんだ。
僕自身完全にボーッとしていたから気づかなかった。
後ろからあまり品の良さそうでない高校生達が喋りながら歩いてきていたらしい。
その中の一人が、後ろ向きに歩きながら喋っていたみたいで。
僕に、ぶつかった。
「あっ」と言ったのは誰だっただろうか。
隣にいたサラリーマンかもしれない。後ろから僕にぶつかった高校生かもしれない。
まぁ誰であれ、僕はそのまま車道に押し出され、猛スピードで走って来てたトラックに思いっきり轢かれた。
痛みはなく、一瞬で僕の意識は闇に消えた。
ありがとうございました。