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011  リンス


「次は体を洗うからね」


 翔太朗は笑顔で話し掛けてきたので、ユナもつられて笑顔になる。


「体か。どうやって洗えばいいのだ?」


 初めての事なので、やり方がまったく分からない。だからこそ聞くのだった。


「ボディタオルを使うんだよ」


 そう言うと、翔太朗は新品のボディタオルを持ってきた。そして、それをユナに渡すのだった。


「これで体を洗えばいいのか」


「そうだよ。お湯につけて、泡立ちをよくするんだ」


「こうか?」


 ユナは言われた通りにお湯の入った桶の中にボディタオルを入れて塗らす。次にリンスをつけてクシュクシュと揉むと、泡立ちが良くなった。


「そうだよ。それで体を洗うんだ」


「さすがに体の洗い方は分かるぞ」


「全身をくまなく洗ってよね」


「分かっているのだ」


 ユナは両手にボディタオルを持って、ごしごしと背中を洗い始めた。おっぱいが丸見えだったが、もはや両者ともに気にしていない。裸の付き合いが羞恥心を殺したのだ。


「そうそう、その調子その調子」


 翔太朗の合いの手と共に体をくまなく洗う。手、脚、お腹、など色々な箇所だ。他にも洗っている箇所はあるのだが、あえてそこは触れないでおこう。


「体が泡だらけだぞ?」


「それでいいんだよ」


 そう言いながら、翔太朗自身も体を洗っていた。



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