旅立ちと冒険
私はマンガ家を目指す、白石 百恵。
マンガを描くのにいきずまっている。
「あぁーもうっ、なーんかいいストーリーないかなぁ?妖精さん教えてくださーい!」
・・っといってもくる訳ないしなぁ。
そう呟いたとたん、
「お呼びでーすかぁ?」
と声がして、七色の光が私を包んでいった・・
なんだったんだぁ!?
・・まぁ疲れすぎて幻覚でも見たのだろう。
そう自分に言い聞かせ、マンガ制作にとりかかろうとしたが、
マンガ道具はともかく、机もなにも、なくなっていた。
ここは、どこー?
そこへ、先ほどのお呼びですかーの声の主が現れた。
「びっくりしただろ。」
その姿は、リスの様な大きさで、
色は茶。尻尾はアライグマのようで、
全体的にフサフサ。
目はボタンサイズで、口はちょこんとしている。
そして何より、体と声が似てない!!
「だれじゃーっ!!」
「理解してないな・・」
「なにが?」
「んだから、おまえがストーリー教えてっつったから、
マンガの世界に連れて来た。」
「・・はぁっ!? 勝手すぎ。てか、私は教えてっていったの。世界に連れて来てとは言ってないし。」
「おれが教えたら意味ない。」
「じゃあ、連れて来ないでよ!!今すぐ戻して。」
「無理。」
「サイテー。どうやって帰るのよ!?自分で連れてきたくせに、生意気!」
「どっちが。」
「なにをー!!私戻れなくなったじゃない。」
百恵はカンカンになって、アタックしようとしたが、すらっとよけられた。
「バカ。今は無理って言っただけ。おまえが、
いいストーリーと出会えば、戻れるの。」
「・・どうやって!?」
「あんたが作ったんだろ。ナチュラルランド(ここ)。」
「・・そう、だけど。」
「ここからおまえが主人公になって旅をすりゃあ、どんどん話をつくりあげていって・・」
「って事は、私が危機的事に会うかもしれ・・」
「おまえがそう思えばな。」
「怪我したらどうすんの!」
「そん時はそん時、時と場合による元の世界に戻れば直るぞー。」
「なによそんな、愉快に言って!・・」
こうして、百恵の旅は、始まった・・
続きが出たら、ぜひ見て下さい。