天文19(1550)年5月5日-その3
ということで、手分けしてホームセンターから購入。まずは四人用位のテントで、コー〇マンのタフスクリーンテント5万円×2、タープテント3.5万円×1、やはりコー〇マンのスリーピングバッグ9.4千円×4、エアーマット3.7千円×4、ポータブルトイレ×2・処理袋多数・消臭/抗菌/凝固剤多数で2万円ほど、スクリーンカーテン3千円×15、ポータブル浴槽1.5万円×2、スノコ3千円×4、コンクリブロック2千円×12、手桶・洗濯籠・石鹸・シャンプー・リンス・ボディーソープなど風呂グッズ8千円、電源/充電式水流ポンプ1.2万円×2、アウトドア用浄水器6.2万円×1、ディーゼル発電機35万円、ディーゼル油20ℓ7千円、投げ込みヒーター1.2万円×2、LED照明×6、その他配線・配管など1.6万円、調理用アウトドアテーブル1.2万円×1、アウトドアテーブルチェアセット1.7万円×1、ダッチオーブンセット4.5万円、スキレット3千円×2、焚火台4.5千円×3、バーベキューセット4.5千円×3、ガスコンロ7千円×3、カセットガス缶12本3千円、蚊取り線香・殺虫剤・虫よけスプレー多数、シャベル×2、ナタ×2、家庭用大工道具セット、LED懐中電灯×4、等々を購入。ここで、斎藤さんが買ってくれた総菜パン・弁当とか飲み物で遅い昼食を摂る。既に14時半を回っているので、急がないと暗くなる。
まずテント2基とタープテントを立てる。購入したのは、蝦夷地で夜間が冷えることを考慮してタフ型のテントとしたので、流行りのワンタッチとは違って建て方に少しコツがある。我ら二人はワンダーフォーゲルクラブにも所属しているので慣れたもの。30分とかからずに終わった。うちの高校は運動部と文化部の両方に所属することを推奨しているので、俺(秀明)、優也のもう一つの部活は、理科部化学班、理科部物理班で、二人とも班長だ。 “班” と言っているが、他の高校なら“部” で、両方とも班員は30名を超える。大学進学は其々、理学部化学、工学部機械工学を志望している。斎藤さんと勅使河原さんは、二人共に華道部と陸上部(短距離)に所属していて、100mは13秒を楽々切る程だったらしい。12歳になってしまったが、神様に身体能力を上げて貰っているから、ひょっとすると二人共10秒位で走れるんじゃないだろうか? だとすると俺らは楽々9秒を切れるかも? 女子2人は、建築科と医学部志望。勅使河原さんは同じ世代から1人は医者を出す家柄らしい。
今時のテントはタフ型でも組み立てが容易になっている。各テントには、スリーピングバッグとエアーマットを2つずつ配分。タープテントの中に各種調理器具などを運び入れる。各テーブル、チェアー、焚火台、ガスコンロなどのセッティングは女子に任せる。我々は水流ポンプと浄水器を配管し、水回りを整備する。多分大丈夫だろうが、エキノコックスはいやだからな。次に発電機とその配線・タップなどを整備し、投げ込みヒーター・LED照明・浄水器が使えるようにする。ディーゼル油を満タンにして発電機を試運転する。やや音がするが、倒木を埋めてその上に設置・固定したので、5mほど離れたテントでは気になるほどではない。発電機が順調に動作し、電気機器が正常であることを確認して一旦止めた。次に、適当な大きさの木々が立っているところを伐採したり枝打ちしたりしてスペースを作り、トイレ2基と、それを覆うように木立を利用して端を止めながらスクリーンカーテンを設置した。途中、上もカーテンで覆うべきことを思い出してやり直したりしたので、結構時間がかかった。次は風呂だ。トイレと同じようにカーテンで囲って、ただし蒸気が出るので上は空けられるように工夫した。下を大まかに整地してコンクリブロックを置き、その上にスノコを敷いてポータブル浴槽を設置っと。後は水流ポンプからのパイプと投げ込みヒーターを浴槽に入れて、手桶とかシャンプーとかの風呂グッズを置けば出来上がり。排水は今のところしょうがない。そのうち何とかしよう。トイレと風呂にコードを引いてきて、LED照明を吊るす。
「(優也)ちょっと水を入れてみるぜ。コックを開けて水流ポンプのスィッチオンっと、来た来た水が溜まっていく。放っといて貯めておくか。」
「(秀明)いけねーどうしよう・・・・・」
「(優也)どうした、なんかあるのか?」
「(秀明)あのさ、トイレも風呂も女子・男子用が隣り合っちゃってる。設置場所をまずったぜ。」
「(優也)なんだ、分かっててやったと思ってた。此処はさ、蝦夷の地、大自然の真っただ中とまではいかないが、野生が優勢だわ。ほら、ちょっと遠くで何かが吠えてるだろ。夜になればもっと不気味なんじゃないか。その中だからな、下手すりゃトイレの間中、傍にいてくれなんて事になるかもしれないだろ。隣り合っていようと、交代で使えば良いだけのこと。」
「(秀明)あー、成程な。じゃあ、説得というか説明は優也に任せるから宜しく。」
「(優也)きたねー。いざとなったらシュウメイがうっかりしたんだとチクってやる。」
「(秀明)お前、そう言う事すると友達無くすぞ。--おい、もう18時近いぜ。」
「「夕ご飯よー。帰ってらっしゃい。」」




