俺が滅ぼした異世界帝国に王子として転生した件 ～未来の自衛隊と戦う「メタパラドクス戦争」開戦～

西暦20XX年。陸上自衛隊情報部に所属していた如月マサルは、突如出現した異世界国家「グレイル帝国」との激戦を制し、その国を滅ぼした英雄だった。圧倒的科学技術と連携戦術によって、帝国は日本に敗北し、歴史から消え去った――かに見えた。

しかし、謎の爆発事故に巻き込まれ命を落とした彼が目覚めたのは、滅びたはずのグレイル帝国の、それも王子として過去の時代だった！

「……おい、これ俺が滅ぼした国じゃねえか！」

かつて敵国兵士として滅ぼした帝国に、今度はその国の王子として転生してしまった元・自衛官。未来を知る男として、彼は帝国の運命を書き換えようと動き出す。だが、その知識と介入は時空の因果を大きく歪め、未来の自衛隊、そして**かつての『自分自身』との壮絶な「パラドクス戦争」**を引き起こす――。

俺はこの国を、また滅ぼすのか。それとも、救うのか。

運命の因果が絡み合う、軍事×転生×時間逆行SFファンタジー、開戦！