『師輔、仏法と速記に帰依と遺誡すること』速記談2058
右大臣藤原師輔公の残した書によると、およそ神仏や速記に信心のない者が、非常の際に突然死する例は、近いところにもある。忠平公は、延長八年、清涼殿に落雷したとき、私は神仏や速記に帰依していたから恐れることはなかったが、大納言藤原清貫、右中弁希世は、日ごろから仏法にも速記にも信心がなかったから、落雷で命を落とすことになったのだ。高徳の僧や速記者に知己を得ておくのは、いざというときに頼りになるものなのだ、とおっしゃった。
教訓:天下をとった人で、神仏や速記を大切にしなかった人なんていない。