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ゲーム内容のおさらい

そうと決まったら、まずはこのゲームの記憶を完全に思い起こす為にもゲーム内容のおさらいをしておかなくちゃね。


このゲームのタイトルは『粉雪の恋心』というタイトルで、高校一年生の男性と女性、どちらの主人公も選べるW主人公システムで、パラメーター上げなどの面倒な要素は一切なく、学園内や周辺の街を歩き回って攻略対象キャラ達と出会い、会話したり時に発生するイベントで選択肢を選んだりして好感度を上げるアドベンチャー形式の恋愛ゲームなんだ。

主人公達の名前は、男の子は麻生響君、女の子は麻生灯ちゃん。選ばなかった方の主人公は双子の兄妹として非攻略キャラになって登場するんだけれど、その為か名前の変換要素はないんだよね。

そして、これが私がこのゲームが大好きになったポイントの一つ目なんだけれど、選んだ主人公が男性であっても女性であっても、どちらの性別も攻略対象となって攻略できるところなんだ。

つまり、響君を選んだ場合はNLとBLのどちらも楽しめるし、灯ちゃんを選んだ場合はNLとGLのどちらも楽しめるので、二人共プレイした場合は全ての恋愛を楽しめるようになっているのが、雑食な私にはぴったりだったんだよね。

なのでどちらの場合も攻略対象キャラは同じなんだけれど、隠しキャラだけはそれぞれ2人ずついて違うキャラになっているんだ。

そしてこれは私が大好きになったポイント二つ目で、どちらを選んでも隠しキャラ以外は同じ攻略対象キャラなんだけれど、同じキャラでも響君と灯ちゃんで起こるイベントは最後まで全く違うんだよね。

幼馴染みキャラの攻略対象以外は、出会い方からして全く違っていて、主人公の台詞が性別で違うだけの金太郎飴なイベントは一つもく、響君で選んで好感度が上がった選択肢でも灯ちゃんで選ぶと好感度が下がったりするから本当に新しい攻略キャラとしてプレイする気分になれるんだ。

そして、私がこのゲームを大好きになったポイント三つ目なんだけれど、このゲーム攻略対象者が本当にとても多いんだ。

学園内だけではなくて、学園外も歩き回れるんだけれど、その中で出会うキャラ達殆どが攻略対象者と言っていいんだよね。

確か、隠しキャラ覗いて男女合わせて28人いた筈で、それ+隠しキャラそれぞれ2人ずつだから、合計30人が攻略対象キャラで、まるで18禁の美少女ゲームみたいだなと思ったんだけれど、攻略対象は多ければ多いほどいい私にとっては嬉しい要素だったし、だからと言って同じ性格のキャラはいなくて、1人1人キャラが立っていたし、それぞれのシナリオも秀逸で読み飽きないものだったから、何週やっても飽きなかったし、全キャラ攻略余裕でしたんだったな。


今ふと思ったんだけれどやったゲームの記憶の中に18禁の美少女ゲームなBLゲームの記憶もあるから、きっと私が死んだのは成人してからなんだろうな、どうでもいいけれど。


そして、物語の内容は、選んだ方の主人公は中二の粉雪まう冬のある日、中一の時に運命的な出会いをして両想いになり付き合ったとても大好きで大切だった恋人を死別という形で失ってしまい、心に大きな深い傷を負っていて、恋人が死んだ理由は今は内緒にしておこうかな、とりあえずそれが原因でもう一度恋愛してまた大切な存在を失ってしまったらという恐怖から、恋愛に対して物凄く臆病になってしまっているんだ。

そんな主人公達が高校生の三年間を通して色々な攻略対象のキャラ達と出会い、触れ合っていく中で、攻略キャラ達にも悩みがあったり問題があったりするのを共に乗り越えていきながら距離を縮めていき、もう一度恋愛する心を取り戻して、攻略対象キャラの誰かと結ばれるというシンプルなんだけれど、笑いもあり、涙もありで最後は感動で心がいっぱいになるいいお話ばかりなんだよね。

三年間と期間は長いから、主人公と攻略キャラ達が惹かれ合う過程も丁寧に描かれていて、いつの間に好きになったの?なんていう不自然感も全然なかったし。

とにかく私の中では、恋愛ゲームで一番秀逸な作品はと言われれば、迷うことなく名前を上げる作品なんだ。


主人公達の性格としては、響君は結構俺様要素のある自由主義で喧嘩の強い問題児なんだけれど、不良ではないので煙草やお酒を飲んだりはしないし、素直じゃないところも多いけれど根は正義感の強い面倒見のいい性格で、灯ちゃんは見た目は美少女で可愛いものが好きな女の子らしい面も持っているけれど、芯は強くて恋愛面に関して以外はうじうじするのが嫌いなさっぱりした男前な性格で、間違っている事は目上に人に対してもしっかりと指摘する事が出来る強い女の子。

響君は両親と灯ちゃんにだけは頭が上がらない辺り、双子の力関係は分かりやすいんだけれどね。

あと、響君と灯ちゃんは二卵性双生児なので、容姿はそれほどそっくりという訳ではないけれど、美形で美少女なのはお約束という事で。


後は、そうだ。

これはゲームのシナリオを考えた人が主人公総攻め好きだったのか、同性の攻略対象においては、響君も灯ちゃんも総攻めタイプなのも覚えておきたいところかな。


という訳でゲームの内容のおさらいはこんな感じにするとして、問題は響君か灯ちゃんどっちが主人公のルートなのかって言う事なんだよね。

どっちでも存分に楽しむ気なんだけれど、うーんって、あれ?なんか選択肢が出てる?

ええと、なになに?


『どちらの主人公でプレイしますか?』

1.麻生響

2.麻生灯


あ、主人公からカーソルである私が選んで良いんだ!?

うーん、どうしよう?

どっちも正直みたいんだけれど、どちらかクリアしたらまた戻ってこれるのかな?

もし戻ってこれなかったら見れなくなるかもしれないなら、ううむ。

……………………。


ピコピコピコピコピコピコピコピコピコピコ。


よーしっ、決めた!今回堪能するルートはこっちだ!


ピコーンッ!

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