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第十九話 君臨

ハックと俺はお互い様子を見ている。

その瞬間,崩壊した家の瓦礫が落下し地面に着地する。その時,誤差なく2人は動き出す。


「地獄之門!」


俺はあらゆるものを燃やし尽くす鎖を召喚しハックに投げ飛ばす。

捕らえて灰にしようと言うのだ。ハックは微かに笑いながらこう発言した。


〘無駄だよ。俺はあらゆるものをハッキングする力がある。

其れに、俺は専用のページを使って不滅の存在になっている。〙



解き放たれた鎖がハックに近づいた瞬間,その鎖そのものがハッキングされ破壊された。


「こりゃヤベェな.....。想像以上の天敵だが。解決策を早めに見つけねぇと.....。」


俺自身の魔法だけではただただハッキングされて終わるというオチしかなく。何かないかと考え込めば俺の肩を叩きながら色夏が話し掛けて来た。俺は咄嗟に振り返り色夏を見た。


『ねぇ式破。あの能力って、ハッキングだからそのものに干渉しているのよね?そうだったなら打撃で殴り殺すのはどうなの?』


首を傾げながら俺に言ってきた。

俺はその意見を聞けばすぐに閃いた。


「なるほど。俺と色夏は干渉無効だからな。打撃が通用するならチャンスはある。」


俺は再度振り返りハックを見つめる。

ハックは振り返えったのを見れば口を開く。


〘おやおや,最後の言葉を残してたのかな?彼女さんに〜。〙


ハックは有り得ないほどにニヤけた顔をしながら俺を見てきた。

俺はため息をつけばハックに向かい歩き始める。


「カップルじゃねぇよ。友達さ。

其れにお前の方こそ遺言とか残さなくていいのか?」


俺は少し自信がある。色夏の推測が当たれば勝てると思っていた。そして、ハックは大笑いしながら口を開く。


〘俺が死ぬ訳無いでしょ!ハッキング出来るんだからどうやって戦うんだい?〙


「それは今に分かるよ。」


俺は片手から大量にブラックホールを圧縮した弾を解き放つ。それだけで俺の姿が見えなくなる程に。そしてハックは,予想通りその圧縮した弾を軽々とハッキングし破壊した。ハックは彼の居た方向見ようとすると,そこには誰も居なかった。


〘どこ行った!?〙


ハックは俺は探すのに夢中になり辺りを凄い見渡す。俺は必死に探している間,嘲笑いしながら言った。


「何処だろうねぇ〜今から攻撃するから見つけてみてよ。」


俺は一瞬にしてハックの後ろに移動しすぐに気付いたハックは驚いた顔をしている。そして、強烈な一撃をお見舞いしてやろうと思い拳を握り締め,ハックに目掛けて拳を飛ばす。


〘物理攻撃か。頭良いけどハックキングされちゃあ意味無い!!〙


ハックはやはりハックキングで俺の拳を破壊しようと試みた。だが、拳は俺の身体の一部分であり,干渉無効の特性が付いた俺には全く持って通用しなかった。そのまま俺は腹に目掛けて一撃をお見舞いしてやった。ハックはよろけながらもおかしいと思い始めた。


〘な、何でだ!?ハックキングができねぇ!!

て、てめぇ!!ふざけやがってぇぇ!!!〙


ハックは怒り出し右手には緑色の弾のようなものを出現させ俺に喰らわせようとして来た。


『式破に触れるんじゃないわよ!!』


何かと声が聞こえる。紛れも無く色夏の声が。推測が当たり彼女も干渉無効を持っているので戦力になると分かり、その右手に回し蹴りをして緑色の弾を遥か彼方の方向へ吹き飛ばした。


〘此奴もハックキング出来ねぇ!!〙


怒りながらも正確に距離を置くハックを見た俺と色夏はお互いの顔を見ては刻りと頷き,誤差無い動きを同時に繰り広げる。100%シンクロと言ってもおかしくはない程のシンクロ率。歩き始めからシンクロしており。それを見たハックは。


〘ふざけるなぁ!!〙


叫びながら緑色の光線を大量に解き放った。2人はそれぞれの動きをしてその光線を避けて避けて避けまくっている。そしてその光線の嵐を抜けた途端,すぐにシンクロし始める。そしてハックの元に近寄れば同時にジャンプしては。


「『せーの!!』」


息を合わせまくりの中言葉するもシンクロし同時に強烈な攻撃をハックの頭にに叩き込む。そして着地した後、2人は同時に更にハックに所々叩き込む。そして、最後の一撃は2人とも黒いオーラを纏い腹目掛けて殴り,吹き飛ばした。


〘ッッ!!シンクロ率が高すぎる.....!!〙


地面を抉り吹き飛んだ場所に仰向けになりながら倒れている。2人の1撃1撃が強く所々傷だらけだった。


「創造」


俺は創造でノートパソコンを創り。

手に持つ。ハックと色夏は理解出来ておらず何故ノートパソコンを持ったのか,と疑問そうに俺を見てきた。

俺は実際のところハックの言うページを見つけ破壊しようとしていた。

お得意の頭脳を使い探せば裏ページというのを見つけた。それをクリックして開くと,ハックの情報全てがあった。

恐らくこれがハックのページだ。


〘そ、それは!〙


『ハック・ネクロのページ?』


ハックは驚いた顔で見つめてくる。

俺はこのページ自体に干渉し始める。

普通なら干渉出来るはずもない世界であったが,矛盾の適応と絶対干渉により其の常識が破滅し干渉出来るようになったのである。俺は干渉したページの世界を.....。破壊し尽くした。中で太陽やブラックホールを展開しまくりページを破壊したのだ。俺はそのまま現世へと戻りハックをギロっと見つめた。


〘俺の.....ページが。やめろ,来るな、まだ死にたくない!!〙


「まだ死にたくない?何を言ってんだ?お前から攻撃を仕掛けて命乞いなど舐められたもんだ。死ね。「魂略奪」」


俺は不快に思ったハックを魂を無条件で奪う強烈な魔法で魂を奪い,永遠に彷徨うように世界の狭間に消した。

ハック本体は抜け殻のようになりそのまま崩れて行った。


「色夏のおかげで助かったよ。サンキュ。」


色夏の推測がなければ未だに戦っていたと思うと気が遠のく。そして、色夏は照れ隠ししながらそっぽを向いた。

その瞬間だった。距離はあったが有り得ないほどの轟音と地面が大きく揺れたのだ。照れ隠ししていた色夏もすぐに冷静になり音のした方向を見た。


「今のは何だ。」

『分からないわ。でも行かないと。』


俺と色夏は冷や汗が出現した。何故なのか,この殺意と威圧,そして測ることも出来ない魔力量。今まで戦った敵とは全く違うのだ。桁違い過ぎる。

そして俺らは音のする方向へ急いだ。


*

時は遡り,3人の通信が取れなくなった時まで戻る。

3人は各自であった敵との戦闘に勝利し1度テレパシーで連絡を取りあった。


【大丈夫か?イムとモモよ。】


〈はい。大丈夫です。〉


[大丈夫!!]


と、3人の無事は確認してはショウザンは式破に話し掛けたんだ。

実際には本当の式破は通信出来るはずがない今ショウザンが話し掛けたのは,偽物だ。


【分かりきっているが色夏と式破は?】


「俺は大丈夫だ。だけど色夏は戦闘中っぽい。後、良い痕跡があったんだ。そっち行くから3人で合流しててくれねぇか?」


【あぁ、わかった。】


ショウザンやイムとモモは1箇所に合流し偽物式破を待つ。

そして,3人の目の前に亜空間が展開されてイムやモモはワクワクしていた,何故か。そして,その姿が現れそうになった時。3人は威圧と殺意で体が重くなった。


[な、何!?この威圧と殺意は!]


〈式破様のものでは無い何かが、〉


【来る.....。】


亜空間から現れたのは青い髪で白いコートを身につけ目が青く輝き深淵には白い稲妻のマークがあった。

紛れも無い。皆が探し続けていた,全知全能ラグエルだ。


〘イムにモモ。其れに久しいな。ショウザンも居るとは。まぁいい。お前らを此処で始末する。これ以上我達の計画の妨害は許さん。〙


有り得ない程の魔力と威圧に殺意。

3人はグッと唾を飲みラグエルを見た。そして、やるしかないと思ったのか戦闘態勢に入った。

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