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第十五話 突き抜けた存在

〘向かってくるか。式破〙


「じゃねぇとお前の能力すら暴けねぇからな。」


俺はシンの目の前に立った。

シンはニヤニヤとしていた。 俺は凄まじい速さでシンを殴り飛ばそうとした。 だが,シンに当たろうとした瞬間、俺の攻撃がすり抜けた。俺は理解が出来なかった。


「!?俺の攻撃が!!」


〘不思議だろう?〙

〘貴様らに制限がある以上我は倒せない。〙

〘射程にさせ制限がある。我はその向こうにいる。つまり、我に攻撃が当たることなどない!!〙


シンは制限の向こう側の存在。そうなってくると俺でも対策の仕様が無い。

シンは俺に向かって紫電を纏った拳で俺の事を殴り飛ばそうとした。

俺は咄嗟にガードしたが,俺のガードが無かったかのように突破された。

俺は大ダメージを負いながら吹っ飛ぶ。


「てめぇ...。消えやがれ!!」


俺は久々の怒りと共に「消滅の魔眼」を展開しシンを消そうとした。

だが,それすらもシンに届かなかった。

俺は強敵の前に為す術なく、下を向く。

シンは俺に近寄りトドメを刺そうとして来た。俺は顔を上げシンの事を見た。そうすればシンの後ろには剣を持った色夏が宙に舞い斬り掛かろうとしてた。その事にシンは気づいており,いつも通り通り抜けさせるつもりだったのだろう。シンの体を斬りつけようとした時、俺なら通り抜けされていた。

だが,色夏はその攻撃見事、喰らわせたのだ。


〘ヌッッ!?〙


「色夏の攻撃が通用した?」


『私を舐めないでもらっていいかしら?』


〘おのれ...!!ふざけるな!!〙


シンは体にダメージを負い1度距離を取った。俺は本当に理解が出来なかった。そんな能力を持っていたか?

と考える事までしてしまう。

色夏は口を開き舐めないでと言えばシンは憎悪があるかのようにキレ黒い槍を無数に色夏に飛ばす。


〘先程は偶々だろうが...。〙

〘この数は防ぎ切れる訳ない!!〙


『ふふっ...。式破に貰った力...見せてあげるわ!!』


シンは色夏の攻撃は偶然当たったとほざき防げないだろうと挑発をする。

だが色夏は軽く笑い、俺に貰った力を見せてやると言った。俺はその時,ようやく理解出来た。俺はなんて馬鹿なんだと頭を抱えた。

そして色夏はその飛んでくる無数の槍を全て消し飛ばした。

シンは後退りしながら発言する。


〘馬鹿な...!!制限を越している!?〙


『いいえ違うわ。私の『空』の力よ。貴方は制限を越した場所に存在しているけど。』

『そこは空間があるに決まってるわよね?私はそんな空間下で暮らす人々の攻撃は何があろうと通用しないわ。理とかも防御とかもね。』


『そして消滅之意志で掛け合わせて攻撃を消し飛ばした訳。』


〘なんだと...!?〙

〘そんなもの式破を越していても可笑しくは無い!!〙

〘お前が式破なのか!?〙


シンは制限を越しているそんな事を言うが色夏は違うと答え。「空」と「消滅之意志」について説明した。

そんなことを聞いたシンはお前が式破なのかと馬鹿らしい事を言った。

そしたら色夏はゆっくりと溜息をつき。強烈な一撃をシンに喰らわせる。

シンは相当な距離まで吹き飛びゆっくりと立ち上がる。


〘クソ...。我の能力が奴の前では通用せぬ!!〙

〘いや...この方法ならば我は死ぬ事が無くなるかもしれぬ。〙


『もう終わりよ。貴方は良くやったわ。』


〘クハハ!!お前は倒せないがこうすればお前は我の事は倒せぬだろう!!〙


シンは何かと方法が思いつき。

その間に色夏がもう終わりだと呟く。

だがまだ終わっていないシンは笑いながら,制限を越した空間へと逃げ込む。

色夏はびっくりした様子でその中に逃げ込まれたのを見た。

流石に色夏も別空間同士は繋げる事が出来ないので少し焦っていた。

そしてシンがどこからとも無く話す。


〘ふはは!!我のこの空間ではあらゆるものの干渉を拒絶しあらゆる攻撃手段,防御を突破する!!〙


〘色夏...お前は倒せぬが他の奴らなら簡単に殺せる!!〙


『ど、どうしよう...私でも守りきれないわ...。』


シンは笑い転がす。どうやらあらゆるものの干渉とあらゆる攻撃,防御をあらゆるもの無効化してくるらしい。

色夏にはそこも「空間」に過ぎないので通用しないが他の皆には通用するだろう。

色夏は混乱しながら解決策を考える。

そんな中,俺は立ち上がり色夏の肩を叩く。そうすれば色夏は振り向き,焦った表情で俺を見た。

そして俺を見たシンは話す。


〘生きていたか...ならば!お前から始末してやろう!!〙


シンの姿は見えないが声だけが聞こえる。そして謎の場所から俺に向かって黒い粒が解き放たれた。

ブラックホールを圧縮し粒にしたものである。これに触れれば問答無用で消滅する。その攻撃が当たろうとした時,色夏と同じような形で消し飛ぶ。

色夏は唖然とし,シンはびっくりしながら言う。


〘な、何が起こった!?〙


「色夏の能力は俺が寄付であげたものだ。」


「寄付の詳細は詳しく教えていなかったが折角だ,教えやる。」


「寄付をするには条件がある。

自分が相手に寄付する能力を持っている。」


「これが絶対条件,そして寄付は俺の能力をあげて俺がその能力を使えなくなるのではない。コピーしてあげるものだ。」


「つまりどういうことか分かるか?」

「俺にも「空」の使用が許可されてるんだ,最初は分からなかったから使っていないだけだった,ただそれだけだ。」


シンは理解が出来なかった。

そんな声を聞いた俺は細かく説明してやった。

その時シンは驚いた顔を見なくても分かるぐらいな音量で言った。

その後に色夏も話す


〘馬鹿な!!式破もその力があっただと!?〙


『って言うことは...「消滅之意志」も使えるの!?』


「当たり前だ,あの能力を造るのは大変だったしな、根源を消滅させてからやろうとしたからな。」


『無茶苦茶ね...。ほんとに』


シンは動揺しながら謎の空間で震えていた。

そして色夏は「消滅之意志」を使えるのかと質問する。

勿論,先程話した通り使えると俺は言った。

そして俺は奴を倒す方法を教えた。


「後さ,色夏。シンを倒せる方法があるだよね。」


『え!?どういうことよ。干渉すらも無効化させてくるのよ?』


「俺にはあらゆるものに干渉する能力とそれを優位に働かせる能力があるんだ。」

「説明ムズい実際にやって見るね。」


〘無駄だ...。我の空間には絶対に干渉出来ん!!〙


俺にはあらゆるものに干渉する能力とそれを優位に働かせる能力がある。

まず俺は干渉しようとしたがやはり絶対無効な為干渉は弾かれた。

だが俺はその時に勝ったと思った。思わず口に出す程。


「勝った...。あらゆるものに干渉すると絶対干渉出来ないがあるということは」


「「矛盾」が起きた。そして優位に働かせる能力とは。」


「もし「矛盾」が起きた時,どんな人物であろうとどんだけ優先されようと。

”必ず"俺の理論が適用され矛盾を突破する。」


俺は干渉出来ないはずの空間を俺達の世界の空間を繋げた。

これで出入りが簡単に出来るようになった。

色夏は困惑しながら,シンは動揺を隠せず無言になる。


「行くよ、色夏。奴を倒しに。」


『なんか呆気ないわね...。本当に全知全能を超越ししてるだけあるわ...。』


「空」の能力を持っている色夏と俺は制限を突き抜けた空間へと入る。

そこには予想通りシンがびっくりしながら立っていた。


〘バ、馬鹿な...。干渉を無効化するはずなのに...!!矛盾を突破するだと!?〙


「後さ,君の能力。貰ってもいい?めっちゃ使いやすそうだし,ショウザンにもプレゼントしたい。」


〘ふはは!我の能力を簡単に奪えると思うな!〙

〘我自身すらも干渉を無効化する!〙


「えーっと,さっき説明したんだけどさ。理解出来てなかった?」


『え?嘘でしょ?ここまで入ってきてもう終わらせるの!?式破。』


「だって時間無いし...。」


シン自身の干渉も無効化するようだが。

俺は先程説明した事を頭に入れて居なかったのかなと思った。

色夏はすぐに理解して呆気なさ過ぎないかと驚きながら文句を言ってきたが時間が無いと答えた。

そしてシンは思い出したかのように,奴は逃げ出そうとした。


「お、おい待てよ。」

「もう使うからな」


「「能力略奪」...。シンの能力を全て奪え!」


『...まぁ...いいわ,どれほど式破に貰った能力が強力か試せたもの...。』


俺は逃げるシンに向けて「能力略奪」を使った。それは無条件で対象の能力を全部奪う能力である。

干渉出来ると出来ないが矛盾し合い,俺は矛盾を突破し呆気なく能力を奪い去った。

『突き抜けている』とでも言おうか。

「突き抜けている」

何事も突き抜けている。

『能力概念』などありとあらゆるものを突き抜ける。

突き抜けた以上,君達自身も同じ立場に来ない限り勝てないであろう。

と言った能力である。


そしてシンは何も能力を持っていない奴は勿論俺たちがいる空間から追い出され元の世界に投げ出された。

俺と色夏も元の世界に戻り、そこには,治療されたイムとショウザンが鎖でシンの事を縛り上げているというカオスな状況を見てしまった俺はシンに近付き。悪魔の顔でこう言った。


「今から拷問を行うからねぇ...。」

「ちゃんと話してね?」


と俺はいい。ラグエルについての聞き込み、いや,ラグエルについての事を無理やり話せる事にした。

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