神隠し? 2日目
すみません。急いでいるので簡潔にまとめます!
前回のあらすじ
父さんと「リモコン」のやりとりをした。
夕食後ゲームをし、明日の準備をして寝た・・・
「――ピピピピ、ピピピピ」
俺は6時半にタイマーを鳴らしていたので、その音で目が覚めた。俺は起き上がると同時にタイマーを止めた。ベットから出て、制服を手に取り着替えだした。着替えが終わると荷物を手に取り、1階のリビングに向かった。栄迅家の朝食はパンと決まっているので、平べったい皿にトーストon The エッグがあった。隣には透明なコップに注がれた牛乳、ツナが添えてあった。俺は寝ぼけながらトーストを口にし、朝食を終えた。
「いってきまーす・・・」
俺は目をこすりながら玄関ドアに手をやった。
「はーい、行ってらっしゃーい!」
母さんは俺の寝ぼけた声が聞こえたみたいで、見送ってくれた。
「ふぁあ、眠い・・・」
なぜ俺がこんなにも早起きをして学校に行っているかというと、今日は俺が日直だからだ。日直は朝早くに登校し、黒板を消し、机を整え、窓を開ける。後は日直日誌かな?俺のクラスは全員で30人いるから、1ヶ月に1回回ってくるか来ないかくらいだ。そうこうしているうちに、学校に着いた。俺は靴箱に靴を入れ、名札を付け、職員室へ教室の鍵を取りに行った。
コン、コン
「失礼します。2年2組の栄迅晋也です。教室の鍵を取りに来ました。失礼します」
俺は職員室の扉をノックしてから、名乗り、用事を言い一礼して入った。まだ7時なので先生も余り来ていなかった。鍵を取った俺は、2階の教室へ向かった。静まりかえった廊下に俺の足音だけがこだまする。
タン、タン、タン、タン。グサッ、ガチャ、カチン。
教室に着いた俺は鍵穴に鍵を刺し、ロックを解除した。
ガラガラガラ、ドン!
勢いよく開けすぎてしまった。スライド式のドアが後ろの壁に当たって、大きな音が発生した。俺は教室に入るなり鍵をドアの横にあるフックに掛け、俺の席に向かった。
俺の席は前から2番目真ん中の席だ。横6の縦5の計30人になっている。窓側寄りの真ん中だ。
俺の席に着くとカバンを降ろして机の横に引っかけた。カバンから取り出した教科書などを机の中にしまい、椅子を机にしまった。その後俺は黒板に書いてあった、昨日の授業の板書を雑に消し始めた。一通り消し終わると、綺麗になるように一拭きずつ上からなぞるようにして消していった。ある程度綺麗になったら、窓を開けた。教室の中が少しムっとして暑かったからだ。そして、皆の机を綺麗に整える。どうせ何人かはすぐずらしたりするんだろうけど・・・
「ふぅー・・・もうすぐか」
俺は一息つくと黒板上にあるアナログ時計を見た。いつのまにかもうすぐで他の皆が登校してくる頃の時間になっていた。俺はなんとなくトイレに行って数分後戻ってきた。すると5人くらいはもう来ていた。俺は窓側へ行き登校してくる生徒を見た。ヤスの姿は確認できなかった。俺は1度教卓に行き日直日誌を取った。今日の日付、天候、時間割を書き日誌を閉じた。すると登校のピークが来たのか、登校ラッシュで一気に廊下側が騒がしくなった。俺のクラスはほとんどが埋まった。しばらくボッーしていると、担任の坂田先生が来た。手には出席簿を持っていた。坂田先生は長方形型のメガネをしている。身長はそこそこあって、理科の担当をしている先生だ。
明日は【死ぬたびに強くなる英雄伝説】を投稿します。