第一話 神隠し? (5)
前回のあらすじ
魔法学院に行くことにした。2人のプレイヤーから声をかけられた。
カイトが左右に揺れている・・・
「よろしく。俺はコールシ、こっちはヴィーデだ」
「よろしく……お願いします……」
サティアは、頑張って声を振り絞ってくれている。それに対してカイトは……
「コールシ、ヴィーデ、よろなぁ~!」
陽気だ……この人は陽気すぎる。いや、天然なのか?
「そういえば『も』ていうことは、カイトとサティアも魔法学院に?」
最初に『も』と言っていたので気になって聞いてみた。
「あぁ~俺らも~行くよ~」
のんきの方が合ってるのかもな、体が揺れながら語尾も揺れている。不思議な感じだ。
「なら、一緒に行こうぜ!」
俺は一緒に魔法学院に行かないか、誘ってみた。
「もちろ~ん、いいよ~」
無事学院に行く仲間が出来た。そしてこの後のことを考えた。
学院はいつから行けるのだろう?どうせなら早い方が良いが……
ふと、俺は視界の右上に目をやった。右上には、現実の時間がデジタルで表示されている。左上には、自分のHpバーとその上にプレイヤー名が表記されている。画面中央下には、アイテムバーのようなマークが幾つかある。左から順に『現在装備しているアイテム』『ポーションのストック』『メニュー』『アイテムボックス』『設定』『ログアウト』と、6つのアイコンがある。チュートリアルは、始めの国王の言葉で終わっているので、全ての機能がアンロックはされている。
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| コールシ 時刻 18:25 |
|Hp 100/100 |
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| |Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ | |
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そうそう↑こんな感じ……え、すご!
あ、もうすぐで30分だ。晩飯食わねぇと
「悪いんだけど、俺そろそろ飯の時間だ。また明日な」
俺はそう言ってログアウトをした。
「またな、コールシ!」
いつになったら第一話終わるんだろ?
いつまで【神隠し?】するん?笑笑 早く終われや
いや、いつって言われても第二話のタイミングが掴めない...というか、なんというか
へー、ならこうしろ。次の(6)が終わったら第二話突入や!
え...まじ?
それ以外の何があるん? へ・ん・じ・は?
あ...はい。頑張り、ます...(鬼ぃぃぃ!)