神隠し? 3日目 初イベントと魔法 4
お久しぶりでお久しぶりでお久しぶりです
「観客は、多い方がっ……美しいだろ?」
髪を無駄に掻き上げながらそう言う。そう言えばこの変態の名前知らないな。それともただのモブで名前が無いとか。
「僕はアルセーン・ハイゼン・スフィアさ! 君の名前を聞こうか」
(名前あるのかよ。というか貴族かよ)
見た目からして貴族で無いのなればなんなんだと思うか。
「コールシだ。姓はない」
「……なんだ平民か。ふっ、やはり僕はっ一番美しいみたいだねっ」
毎回毎回一言が多い。というかこれ本当にNPCなのか疑わしくなる。まあ、そんなことをいちいち考えていては何も進まないので無視してもストーリーを進めよう。
「両者武器を構え。始め!!」
審判の合図で俺はウィンドウから魔法を選択する。本当は詠唱でもできるけどこっちのほうが効率が良いし、何より詠唱で魔法の属性を知られることがない。その分かっこよさは減るけど。
「ほら平民、ぼさっとしてないで僕のため踊ってくれたまっ――へぇっ?!」
何も見てないのかそれとも見えていないのか分からないけど、特別なことは何もしてない。というか試しに横から火球を当ててみただけだ。
思いの外脇腹にクリーンヒットしたみたいで、貴族らしからぬ声が聞こえた気がする。しかも服がちょっと焦げ付いていた。
「……え?」
ちなみに今分かったけどウィンドウからの操作だと魔法の制御率が下がるようだ。
(MP極振りはやばかったかな?)
思った以上に制御率の低下はデバフとして強すぎるかも知れない。下手すればいろいろと壊しかねないし、逆にダメージが全く入らないというバグみたいな事が起きる可能性もある。
(とりあえずはこれで上手いことやってみるか)
「……にしても、まさかこれだけで終わるとは」
横目に決闘は終わったのでそそくさと報酬を受け取るとその場を離れる。他のプレイヤーに邪魔されるのは面倒だからな。
「お疲れコールシ。良いな~魔法の書」
「新しい魔法の獲得は後にしてイベント参加の申し込みに行くか」
ヤスには聞く必要がないのでカイとサティアのほうへ顔を向ける。
「あれ? これがイベントじゃなかったのか?」
「なわけないだろ。てか魔力測定でどうやって順位付けるんだよ」
天然なのかなんなのか。とりあえずマップにウィークポイントが追加されたのでそこへ向かう。
どうやら武器の配布をしているようだ。イベントへのログインボーナスのようなものだろう。ありがたく全員共通の短剣を頂く。
「メイン武器にはならないし、サブとしてってことだろうな」
一応ゲームなので武器を装備するための枠が二つある。現実なら三つでも四つでも装備できるだろうが残念ながらそんなことはできない。
俺は手に入れた短剣を腰装備として設定した。三人も各々取り出しやすい位置に装備している。
「とりあえず俺は魔法使いだからな。威力とか精度を上げるためにも杖が欲しいな」
「じゃあ俺は槍にしよっかな」
それぞれ使いたい武器も違うようなので一旦ここで別れると、約三十分後またここに戻ってきた。
ちなみにまだ死英のほうは書けていません。眠気がピークです。とてもやばい。普通に誤字とかしてるかも知れないけど確認してる暇なんて気力はないので寝ます。
起きると執筆します()
はい。眠すぎて眠気がやばい。何分くらいで書いたのか全然思い出せないけどまあ、うんおやすみなさい
今年に更新するかは不明です。本当にすみません。まじですみません。ガチで保証できない
気が向いたら、めっちゃ気が向いたら投稿するかも知れない。
死英は朝になって、お昼くらいに更新されるとおもいます。ええ、ええ。
それではみなさん良いお年を――




