神隠し? 3日目 卒業式準備、イベント (6)
遅くなりすぎました。m(_ _)m
◆ ◆ ◆
「あは、ははははーー……」
晋也は頭を掻きながら能天気に笑った。
ひとしきり笑い終えると、何も言わず後ろを振り返って出口の方へ近づいて行く。
「……あ、おい。コールシどこ行くんだよ!」
開いた口を塞いだ俺が校長室を出ていこうとする晋也を呼び止めた。晋也はなぜか俺の声に反応せず、その場で立ち止まった。
「どうしたんだ、コールシ?」
もちろん俺は不安になって晋也に声を掛けた。だが晋也はピクリとも動かず、その場所を死守するかのように微動だにしない。俺は更に不安になり晋也の前まで回って向かい合わせになった。晋也の眼は……
「……って、待機状態かよ!!」
「「待機状態??」」
俺は待機状態の晋也にツッコミ、それを聞いたカイトとサティアは待機状態の意味を知らなかったのか疑問符を浮かべていた。
「あれ、知らないのか?」
カイトとサティアは頭を縦に振る。
ヤスは晋也の前から二人の近くまで移動した。
「待機状態っていうのはな、ゲームにログインはしているけど意識が別の場所にある状態のことを言うんだが……」
(理解してなさそうだな)
「まあ、つまり『俺はお前と話しているのに、お前は別のことを考えていて俺の話なんか聞いていない』……みたいな状態のことだ」
「なる、ほど……」
カイトとサティアはなぜか感心したように目をキラキラと輝かせて俺を見ていた。
「……」
俺はあまり感心されることに馴れていないから、ちょっと引き気味になってしまった。
「……え、えっと。そ、それで、どうしてコールシさんは待機状態になっているの?」
俺は少しどう話そうか考えてから、口を開いた。
「さっき、ここに来た要件忘れたって言ってただろ? だからブログとか見たりして思い出そうとしてるんだと思う」
(というか今思ったけど、こういう私用の会話に入ってこないのはやっぱりNPCなんだな~)
すると、突然後ろから大声が聞こえた。
「──……思い出したーー!!」
どうやら晋也の意識がこちら側に戻ってきたようだな。その声とともに校長が口を開いた。
「いったい、何を思い出したのですか?」
校長が晋也に尋ねた。晋也は間髪も入れずにすぐさま言葉を返した。
俺の出番はここまでなんで晋也に戻そうか。
◆ ◆ ◆
「『魔力測定の試験』」
その言葉に反応したかのようにカエデはすぐさま一枚のプリント……ではなく、メッセージを飛ばした。
晋也達は自分のプロフィール画面を開き、左上の通知を開き新着メッセージが届いていることを確認した。
(なるほど、ウェキに載っていたとおりだ)
俺は先程ウェキで見てきた情報を元に、試験内容を確認した。
来週はテスト期間のため延期です
7/3にマライを投稿します
ではまた――




