0.Ballad In Blue‐プロローグ-
『プリテンダー:BC 0523』のプロローグと同じです。
ご存知の方は読み飛ばしてください。
「また見てるのか」
星が生まれ、育まれていく様を見ていた。
育まれた星々が、外に散る様を見ていた。
問いかけ主は、一番目のセニル。
見ていたのは、二番目のメニア。
いつも一緒のセニルとメニア。
二人一緒に、星々を見る。
「まだ見てるのか」
外に散る星々の中で、一瞬何かが生まれた気がした。
生まれた何かが気になって、それを見にいく事にした。
問いかけ主は、一番目のセニル。
見にいったのは、二番目のメニア。
いつも一緒のセニルとメニア。
今日は二人で、星を見てない。
「また見にいったのか」
生まれた何かは紺碧の宝玉。
その美しさに、ただただ惹かれた。
問いかけ主は、一番目のセニル。
惹かれたのは、二番目のメニア。
いつも一緒のセニルとメニア。
一緒にいても、もう同じ星は見ない。
ただ、美しい星を眺めているのが、好きだった。
この、穏やかな時間がずっと続くと、思ってた。
眺め続けたのは、二番目のメニア。
いつも一緒のセニルとメニア。
一番目のセニルは、もう問いかけはしない。
そして二人は分たれた。
いつも一緒のセニルとメニア。
二人一緒に、いることはできない。
これは、一番目のセニルが下した罰。
これは、二番目のメニアの罪。
永遠に続く、人としての記憶。
悠久に続く、人としての輪廻。
さぁ、印そう果てなき記憶を。
充ち満ちた人が滅びるその日まで。
私が私であらんがために。
はじめまして。
超ど級初心者丸出しの文章で見苦しいのですが、頑張りますのでよろしくお願いします。
次からが本文です。