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邪神・破壊神・復讐神になったカイスの行動 前編

「なぜ、儂はこうなってしまった」


 そう、一人呟いた、身体が真っ黒の老人、その老人の周りには、数千にも及ぶ悪神の死体が転がっていた。


「全ては、一年前の神裁判いや、時空神、いや、クソロットイのせいだな」


 一年前


 上位スキル神のカイスが、上位時空神ロットイに危害を加えたから、どう裁きを与えるかという、神裁判が起こった、そこで、カイスは「ロットイが儂の妻を殺したから」と必死になって言ったが、それは、事故と判断され、カイスは時空神に危害を加えた罪で、スキル神としての資格剥奪と悪神、一万柱の討伐を言い渡された、その為、カイスは、悪神を討伐のため、悪神界に行かされ、1年間ずーと、悪神と戦い、やっと、悪神一万を討伐した、しかし、一年も悪神界に居て、悪神の血を浴び続けた、カイスは、身体が真っ黒になり、邪神になった、その上、悪神を討伐という名の、破壊をしたため、破壊神にもなり、一年間、時空神ロットイを怨み続けたため、復讐神にもなってしまったのだ、その上、邪神は下界に降りてくることが出来なくなるのと、他の神から、酷く軽蔑されるという、終わりに近い状況、だからこそ、彼は、呟く。


「なぜ、儂はこうなってしまった」


 と


「儂には、もう何も残ってない、愛する我が子にも、会えず、クソロットイに復讐も出来ず、かつての部下は、皆裏切り、儂を軽蔑した、今の儂にできることは、ストレス発散に悪神を殺すことぐらいしかないな」


 そう、思いながら、カイスは、悪神を殺すこと、数十年、殺した悪神は、億を超え、最上位神にも届く強さを、手に入れ、他の神から【破壊と復讐に囚われ獣】という、二つ名まで、付けられたカイスは、歓喜していた、それの理由は、


「クソロットイの持つ、空間に儂の、一部を持った、生命体がいる、もしかして、儂の娘達いや、娘の子供、つまり、儂の孫じゃ、こうしちゃおれん、孫に会いに行くぞ」


 そう、大声で叫ぶと、すぐさま、クソロットイの空間まで行った、そこには、銀髪で無茶苦茶可愛い、孫と、まだ弱いが、いつかとんでもなく強くなりそうなバンパイアに、かなり珍しい精霊バンパイアの三人がいた。


 ポロポロポロポロ


 泣いていた、もう会えあえないと思ってた、娘の孫に会えたのだから、それに、カイスの【ゴッドスキル輪廻魂操作】を使えば、その人の、今までの記憶全てが見れるのだった、それを使い、孫の記憶を見たら、


「クソロットイめ・・・」


 ただそれだけしか、言葉が出なかった、その理由は、自分の孫の中にある、ユウという、少年の記憶を見てしまったからだ、その少年の記憶によると、自分の娘の、スレラとパメラが、時空神ロットイの息のかかった、魔導士とその部下によって殺されていたからだ。


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