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ひとりきり

作者: 貴瀬 煌羅


薄明かりが灯る 浅く狭い部屋は


湿った 孤独が 敷き詰められて


呼吸をとめてみても 瞼を閉じてみても


小さな 祈りは 風に溶ける


見慣れた悪夢に いくら不安を募らせても


雲一つない 星の空は


代わりに泣いてくれることもないけれど


鏡の向こうにだけ 泣いてくれる私


果たされないものと 偽りの愛なんて


全て消えてしまえばいいなんて


強がりを 並べて 笑いながら泣いている


抱きしめたくて 手を伸ばしても


冷たい ガラスに触れるだけ


私の顔を真似て 仕草を真似る 貴方が私なら


鏡から出てきて 私を抱きしめて


そしたら 貴方の冷たいけど 簡単で


簡単だけど 壊れやすい世界に 私を連れて行って





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