うなぎちゃんとカチューシャ11
「さぁ行くわよ!ジョー君」
ウキウキで決めポーズをする嬢子ちゃん。
「わかったジョー」
ジョー君が返事すると頭のアイマスクから、黒いモヤの様なモノが嬢子ちゃんの周りに広がる。
「祓魔士制衣 」
嬢子ちゃんが叫ぶと、黒いモヤが嬢子ちゃんの身体を包み始めた。
足に、手に、そして身体を包みそれはシスター服の様に変化してゆく。
そして最後にベールが頭を包んだ所で嬢子ちゃんが叫ぶ。
「稀代の天才祓魔師 土御門嬢子 のおでましよ!」
「悪い悪霊は私が祓ってあげるわ!」
待望の変身シーンに登場の決め台詞、そして嬢子ちゃんは満面の笑みとドヤ顔である。
「嬢子ちゃん……ノリノリだね」
文花ちゃんは冷静に語りかける。
「さあ、文花も行くわよ!久々の悪霊退治なんだから!」
嬢子ちゃんは凄く楽しそうだ。
「まぁ、ひいろちゃんを助けなきゃだし」
「私も一応」
文花ちゃんが
そう言ってハニーを手に乗せて叫ぶ。
「ハニーいくよ」
「退魔巫女制衣 」
そう叫ぶと文花ちゃんの身体の周りに光の縄?が現れた。
その縄が文花ちゃんの手や足、身体に巻き付くと同時に巫女服へと変化する。
そして最後に巫女服の上に千早を羽織る。
「ハニー!」
埴輪のハニーが叫び、いつものように肩に収まる。
「縄文巫女、長縄文花!です」
文花ちゃんも決め台詞と決めポーズをして〆る。
「……、これ人前でするのちょっと恥ずかしい……かも」
文花ちゃんが照れながら話す。
「なに言っているの文花、ここが私達の見せ場よ!」
相変わらず嬢子ちゃんは凄く嬉しそうである。
「それじゃ、始めますか悪霊退治を!」
嬢子ちゃんが叫ぶ。
「ひいろちゃんを助けるのが優先ね、嬢子ちゃん」
文花ちゃんが再び釘を刺す。
「わかっているわ!」
そう言いながら二人は粘液鰻の塊へと向かって行く。
ヒュン!
触手尻尾が二人に襲いかかる、が
「悪霊穿掘 !」
ズガァア!
素早くドリルを錬成した嬢子ちゃんは、襲いかかる触手尻尾を弾き飛ばす。
すかさず文花ちゃんが
「長縄流縄術 縛式 早縄一文字 」
そう叫んで縄を勢い良く投げたと思ったら、弾き飛ばされた触手尻尾を木に縛り付けた。
「あの二人……、いい連携ね」
それを見ていた摩夜さんが呟く。




