ナガヨシスーパーランド14
「私とヒロちゃんみたいな感じ?」
みうながちょっぴり照れた感じで話す。
「みうなちゃんとひいろちゃんも付き合い長いんでしょ」
文花ちゃんが聞き返す。
「うん、家が隣同士だから」
「赤ちゃんの頃から一緒に遊んでいたみたい」
「だから、ヒロちゃんには昔から助けられてばかりなんだ」
みうながちょっぴり楽しそうに話している。
「そうなんだ」
「みうなちゃんはいつも元気だから、意外かも」
文花ちゃんは興味ありげに聞き返す。
「私ね鰻が好きすぎて幼稚園の頃、こっそり園に鰻を持ってきて」
「みんなに鰻の可愛さを見てもらおうとしたことがあってね」
「そしたら園のみんなが鰻に怖がって泣いちゃって」
「園の先生に怒られちゃったんだ」
ちょっと照れながら話すみうな。
「それは、なんというか、大丈夫だったの?」
文花ちゃんが心配そうに聞く。
「さすがに鰻を両手に持って走り回っていたら、みんな怖かったみたい」
「でも怒られてションボリしていた私に」
「ヒロちゃんが慰めてくれたんだ」
みうなは照れているのか笑っているのか、はにかんだ笑いで文花ちゃんに話す。
「へぇ~」
文花ちゃんは興味津々に相槌をうつ。
「ヒロちゃんはね、」
『大丈夫、みうなが鰻大好きなのは私が一番わかっているから』
『私がみうなの事ちゃんと見ているよ』
「って言ってくれたから」
「ヒロちゃんが見てくれているから、周りに私は鰻大好きなんだよってアピールしなくても大丈夫なんだって思えたんだ」
「結構滲み出ているけどね」
文花ちゃんはクスリと笑う。
「だから私は、ヒロちゃんを笑顔にしたくて」
「元気よく笑うことにしたんだ~」
そして文花ちゃんに話しかける。
「文花ちゃんも、嬢子ちゃんを笑顔にしたくて」
「がんばっているんだよね」
みうなが文花ちゃんに優しく微笑みながら聞く。
「ぁ、うん(照れ」
文花ちゃんもちょっぴり照れ笑いをする。
「だから、文花ちゃんも」
「嬢子ちゃんも」
「ヒロちゃんも」
「みーんな仲良しだよ~」
みうなが特定保健用食品の様なポーズをして元気よく微笑んで跳ねる。
「ふふ、そうだね」
文花ちゃんも微笑み返す。
「テヘッ」
「うふふ」
二人共優しく微笑み合う。
優しい時間が流れたあと、みうなが遠くを指差した。
「ぁ、メイさんだ」
みうなが、迎えに来てくれた嬢子ちゃんのお付きメイドのメイさんに向かって再び元気よく跳ねる。
文花ちゃんもそれに合わせてメイさんに向かって小さく手を振る。
メイさんもそんな二人を見つけて微笑みながら手を振っていた。
ナガヨシスーパーランドでの楽しい時間が終わってしまうのは寂しいが、
みうなの笑顔が夕日で赤く染まり、とても綺麗だなと私は薄目で眺めていた。




